飯綱遣いの部屋
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NHK土曜時代劇
咲くやこの花 第1回
「めぐりあひて」
2010年1月9日(土) 19:30 NHK総合

咲くやこの花・閲覧者カウンター


「咲くやこの花」の補足情報は→ランキングよりどうぞ。

↓「咲くやこの花」はNHKオンデマンドでも見れます↓


【BOOK】
咲くやこの花
著:藤本有紀
【主題歌】
また逢いたい
また逢いたい/初音
着うた配信:1月27日
CD発売:2月10日
【サントラ】
土曜時代劇「咲くやこの花」オリジナルサウンドトラックCD
サントラCD


★ちょこっと感想

古典に題材にかぶせて本を書かせると藤本さんはうまいね~。
脚本目当てと言うこともあるのですが、
成海璃子ちゃんが時代劇初挑戦ということで、この枠に手を出してみた。

目立ちたくないという主役のこい。
璃子ちゃんのテイストは、かつての「演歌の女王」に出ていた頃の、
貞子役を思い出しました。今回はそれに目力が加わったという感じでしょうか。
土スタに出演したときに、初ドラマの「TRICK」の8歳のときの映像がながれて
いや~懐かしかった!(仲間由紀恵さんの幼少期)
TRICK・動画(別窓)


いとにライバル心を燃やす、しの役には、
朝ドラ「だんだん」で、めぐみ(マナカナの茉奈ちゃん)の高校時代の親友・直子を
演じて、この子の目はカワイイと印象に残っていた寺田有希ちゃんであります。
NHKでは関西制作のドラマが多かったが、ここにきて東京のドラマ出演。
いよいよ出てきたなという思いであります。彼女も時代劇初挑戦。

ちなみに、大人計画から宍戸美和公さんと小林きな子さんが出演されている。
「のだめカンタービレ」で大学卒業後に結婚した
太目のSオケヴィオラ奏者・金城役だった小林きな子さんも時代劇初挑戦。
今回は寺子屋に通う町娘・いく役であります。

子役の名前も藤本さんらしくて面白かったですね。
平岡祐太さん演じる由良が、凧に蝉の絵を描いてもらった蝉丸少年は、
もちろん「これやこの 行くも帰るも分かれつつ 知るも知らぬも逢坂の関」
10番の蝉丸から名がとられてますよね。
ちなみに、蝉が描かれたとき、「徒然亭かっ!!」と笑ってしまいました。
猿丸少年も、三十六歌仙の猿丸大夫から。百人一首では5番の
「おく山に もみぢふみわけ なく鹿の こゑきく時ぞ 秋はかなしき」。
小町という女の子も、9番の
「花の色は 移りにけりな いたづらに 我が身世にふる ながめせし間に」の
小野小町ですよね!

調べてみると面白いですね~。

後で出てくる大和田伸也さんが演じる百敷屋徳兵衛の百敷だって、100番
「ももしきや古き軒端のしのぶにもなほ余りある昔なりけり」の百敷ですし、
読み手の順徳院と古き軒端から、若旦那の名前は順軒です。
芦川藩主の門田伯耆守稲葉(寺田農さん)も、大納言経信(源経信)の
71番「夕されば 門田の稲葉 おとづれて 芦のまろやに 秋風ぞ吹く」からでしょう。

「由良」と「こい」の由来は、土スタで解説があったように、曾禰好忠の
46番「由良の戸を わたる舟人 かぢをたえ 行方も知らぬ 恋の道かな」ですねー。

松坂慶子さんの寺子屋・嵐雪堂の「佐生(さそふ)はな」は、入道前太政大臣の
96番「花さそふ あらしの庭の 雪ならで ふりゆくものは 我が身なりけり」。

こいの家の漬物屋「ただみ屋」は、壬生忠見からで、
41番「恋すてふ我が名はまだき立ちにけり人知れずこそ思ひそめしか」。
母・そめ、っていうのもココからか?

隣のうなぎ屋「金森屋」は、平兼盛(かねもり)の
40番「しのぶれど 色に出でにけり わが恋は ものや思ふと 人の問ふまで」。
金森=兼盛、しのぶれど→しの、しのぶ→のぶ→信助 かな?

寺子屋に来る「しま」、「いく」、「あき」は、
78番「淡路島 通ふ千鳥の 鳴く声に 幾夜ねざめぬ 須磨の関守」(源兼昌)から
「島」、「幾」、「昌(あきと読ませた?)」。

こうなると、町人の「やす」も、赤染衛門の
59番「やすらはで 寝なましものを 小夜更けて 傾くまでの 月を見しかな」
「竜」も、在原業平朝臣の
17番「千早ぶる 神代もきかず 龍田川 からくれなゐに 水くくるとは」とか、
「玉」も、式子内親王の
89番「玉の緒よ 絶なば絶えね ながらへば 忍ぶることの よわりもぞする」なのか?

で、サブタイトル「めぐりあひて」は57番、紫式部の
「巡りあひて 見しやそれとも わかぬ間に 雲がくれにし 夜半の月かな」から。
次回の「君がため」は、藤原義孝の
50番「君がため 惜しからざりし 命さへ ながくもがなと 思ひけるかな」。

徹底しているものですなぁ~。

(忙しい土曜日なので・・このへんで)

★ちょこっとメモ

*十年前。7歳のこいが川原でカルタを拾う。
 「由良の戸を わたる舟人 かぢをたえ 行方も知らぬ 恋の道かな」
 百人一首46番目の歌。
 櫂を失くしてどこへ進むのかわからない舟。
 そんな舟に乗るような、行方のわからぬ恋の歌。

 これがこのドラマの柱になってるんですね。

*十年後・文政12年(1829)の元旦の江戸。
 娘たちは華やかに着飾って初詣。
 でも、こい(成海璃子ちゃん)は、地味な着物で神社にお参り。
 「どうか今年一年、地味に手堅く、目立つことなく、暮らしていけますように
 どうかお願いします。どうか今年一年、目立ちませんように」
 こいに目をやり、次にお参りをしたのが浪人の深堂由良(平岡祐太くん)。

*こいがおみくじを引くと、「大吉」!
 ただ、「此みくじにあふ人は よろづ華やかに目立たば望みかなふ」
 と書いてあった。
 目立つことがイヤなこいは、おみくじを奉納しようと歩き出したが、
 転んだ拍子にくじを風に飛ばされてしまう。
 そしてそのくじは、由良の顔にペタリ!
 鋭い眼光でこいをにらみつけると手が刀に…。
 「ごめんなさい!」 その場を立ち去ったこい。
 由良は大吉のおみくじなのに、何故だ?と
 不思議そうにこいを目で追う…。

*こいの家は漬物屋なのね。表の看板には『うめ干 たゞみや』。
 こいが地味な着物で初詣に行ったことを知った母・そめ(余貴美子さん)は、
 「呆れた。なんでそんな格好で出かけるんだい。
 初詣にはいいとこの若旦那だって来るんだよ。
 それをそんな地味な着物じゃ、ちっとも目につきゃしないじゃないか。
 あ~!もったいない。
 その若旦那っていうのはさ、きっと大きな料理茶屋の倅かなんかでさ。
 毎日鯛の尾頭付きだなんだってご馳走食べて暮らしてるんだよ。
 今日も朝から豪勢なおせち料理でさあ。
 ああ、本当は漬物で茶漬けでもたべたいんだけどなぁ。
 美味しい漬物漬けてくれるお嫁さんがほしいなあ。
 なんて思って、願掛けに初詣に行くんだよ。
 そしたら隣で、綺麗に着飾ったあんたが願掛けしててさあ。
 お嬢さん、どちらからいらしたんです?
 深川の漬物屋です。
 えっ?漬物屋?
 なんて具合にトントンと話がさあ」

 ギャハハハ!!このおかあさん!妄想激しい~!!

 「そんなことあるわけないでしょ」
 「人ごみに出かけるときはもっと目立つ格好して行きなさいな」
 「目立ちたくなんてない」「ええっ?」
 「人目につかないでひっそり生きてゆきたいの。私は」
 「なにわけのわからない世迷言いってるんだ。この子は」
 「ごめんくださーい」「はーい」

*表に隣に住んでるしのが!綺麗な着物を着ている。
 寺田有希ちゃんがここで登場でしたね。カワイイ。
 「おしのちゃん」「あけましておめでとう」
 「あけましておめでとう。帰ってたの?」「いけない?」
 「いけなくはないけど。年季が明けるまで奉公先から帰ってこられないんじゃ」
 「ねえ。見て。奉公先の百敷屋の旦那がこしらえてくれたのよ。
 どう?似合う?」「ええ。とっても」「それにしてもあんたは地味な着物ね」
 「えっ?」「お正月に一人で地味な着物を着てればかえって目立っていいと
 思ってるんでしょ」「そんな…」「あんたは昔からそう。本当に目立ちたがり屋
 なんだから」「目立ちたくなんか無いってば!」「ふんっ」

 この二人。えらく仲が悪いな。

 「ちょっとなに騒いでんだい?あれ、おしのちゃんじゃないの」
 「おばさん。あけましておめでとうございます」「ああ、おめでとう」
 「おーい。おしのー。表で何やってるんだい。さっさとおせち食わないかい。
 おとっつあんのうなぎ久しぶりだろう?」「うん」

 お隣はうなぎ屋の信助(佐野史郎さん)の家なのね。
 でも、そめとは仲が悪いみたい。親子で敬遠の仲かよ。
 
 「なんだ。店の看板架け替えたのか?」「はあ?」
 「と思ったら、なんだ、てめえか。オレはてっきり漬物屋の看板代わりに
 日干しにして干からびたでっけえ梅干ぶらさげてんのかと思ったぜ。へへへ」
 「あんたこそなんだい。うなぎ屋の看板みたいに脂っこい顔しやがって。
 ウチの漬物に顔を近づけないでおくれ。脂が入ったら塩加減が崩れるじゃないか」
 「てめえコノヤロー。ウチの献立にてめえの肝焼き入れてやろうか!」
 「あんたこそ糠みそにぶち込んで大根と一緒に漬けてやろうかー!」
 「おっかさん!おじさんも!」「そんなことしてみやがれ…」
 「おっ!さっそく今年の初喧嘩か?」

 長屋の人たちにもこの仲の悪さは評判なのね。
 梅干とうなぎの食い合わせの悪さは、ココから来ている?って。
 設定が藤本さんらしいわ。
 この喧嘩の仲裁にやってきたのは大家さん。でんでんさんか~。
 二人が勢いで梅干とうなぎを大家の口に突っ込んじゃったよ!
 ご近所の町人・玉役の宍戸美和公さんは、時代劇だからメガネを
 かけてませんね。この絵は貴重かもよー。

*「まったく。新年早々何やってんだ」と大家さんからお説教です。
 「どうも大変申しわけありません」「すいませんでした」
 「いっそ見世物小屋にしたほうが儲かるんじゃないのかい?
 わたしだってイヤなんだよ。毎月毎月ココへ来て。
 家賃~家賃~払え~払え~って同じことばかり言って。
 なんかそういう泣き声の虫と間違えられたらどうするんだい!」
 「間違わないでしょう。へへへ」「笑い事じゃない!
 ただみ屋さんはご亭主の長吉さん。金森屋さんは女将さんのお菊さんが
 店を支えていたからね。あーあ。なんでこっちの二人が残ったんだろう」
 「ちょっと!」「俺たちなら死んでいいのかよ」「いえいえ。ハハハ。
 しかし幸い、あんたたちはどっちも年頃の娘さんが居る。
 ひょっとして一儲けできるかもしれないよ?」
 「ちょっと大家さん。おこいを吉原に売れっていうの?」「えっ?」
 「冗談じゃねーぞ。ウチのおしのを!」「そりゃおこいはね。
 私に似て器量がいいから。吉原に行けば末は売れっ子の花魁になるだろうけど」
 「はあ~?」「何言ってやがる。そんなこと言うならウチのおしのだってよー」
 「だったら賭けるかい?どっちが先に花魁になるのか」「おうおう!」
 「こら!誰が吉原に売る話をしてるんだい!」「えっ?」「これだよこれ」

 ほほう。やっとお話のテーマが出てきましたか。
 しかし、この二人の仲の悪さは、死んだ連れ合いになにか関係がありそう。

*大家さんが見せた紙は…。
 「このたび御城において公方様御前にて
  百人一首かるた腕比へ相催し候
  頃は来る正月中旬より 三月末頃迄 各町において
  百人一首かるた腕比へ相行ひ
  勝候娘共にて日本橋にて大会相催しれ
 
  『大江戸百人一首歌留多腕比へ』

  一、祝言前の娘に限り候事
  一、諸費用の儀 無用の事
  <勝者は別試合>
  日本橋大会に勝候娘は
  御前において腕比へいたすへき積りに候
  勝ち候者には公方様 いか様の望みたりとも
  お聞入れ下され候」

 要するに、性分様の御前カルタ大会を行って、
 勝った娘は将軍様から望みを叶えてもらえるってことね。
 それじゃあウチの娘も出さなきゃと、そめと信助は娘を出す気満々。
 大家さんの話だと、この大会を主催するのは、しのが奉公にでている百敷屋。
 なんでも、しのも百敷屋でカルタをやっており、自信があるという。
 でもしのは、何か隠し事があるような表情だったなぁ~。

*私は出ない!
 「そんな派手な催しなんか出たくない」
 こいはキッパリと否定しましたね。

*語りは藤原定家
 あら~!朝ドラ「つばさ」のお父ちゃんじゃないですか~。
 定家の歌が披露されましたね。

 「来ぬ人を まつほの浦の 夕なぎに 焼くや藻塩の 身もこがれつつ」(97番)

*寺子屋「嵐雪堂」
 こいの人生の師・佐生はなが開いている。松坂慶子さんね。
 江戸時代で指南役といえば、「篤姫」の幾島っぽくもあるが…。
 こいが年始の挨拶にきたら、
 ギャハハハ!!! 
 火鉢で芋を焼いたまま寝入っちゃったから 部屋中煙が充満してる!!
 こいが急いで襖をあけて助かったけど、
 「おはな先生!お正月早々ビックリさせないでください」
 「えっ?もう年が明けたの!?」
 このセンセイ、ド天然なキャラなのね!
 こいが部屋を片付けてるけど、どうやらこれは日常のようで。
 食事、片付けなど、日ごろの世話は、こいがやってるのかぁ。
 はなは書物を読み出すと食事もとらないほど夢中になってしまうみたい。

*「出るんでしょ?その腕比べ」「とんでもない」
 「あらどうして?だっておこいちゃん、百人一首好きでしょう」
 「だからって。カルタに勝ってご褒美もらおうなんて、怠け者の考えです。
 私はお師匠様のように生きたいんです。お師匠様は私が小さいころから
 この界隈の子供たちに読み書きを教えてくださいました。
 ずっとお一人で。つつましくお住まいになって。本当に立派です」

 こいにとって、はなは目標の人なんですね~。

*寺子屋の生徒たちが正月の挨拶に来た。
 若い娘たちが3人。←おお!小林きな子さんもいる!(いく役)
 子供は3人(男の子二人、女の子一人)
 持っている凧が後で出てくるシーンの布石になってますね~。
 「あ!おこいちゃんだ!なにかして遊ぼうよ」と子供たち。
 「いいよ。何して遊ぶ?羽子板?コマ回し?」「百人一首!」
 こいが困った顔。
 「もうすぐ腕比べがあるんだって」「ご褒美がもらえるんだよ」
 カルタ大会の話は子供たちにまで浸透しているほどでありました。

*芦川藩・江戸藩邸
 藩主の門田伯耆守稲葉が出てきました。寺田農さんかぁ。怪しげだなぁ。
 カルタ大会の主催者は江戸随一の呉服問屋「百敷屋」だが、
 その百敷屋から書状として、大家さんたちが見ていた
 『大江戸百人一首歌留多腕比へ』のお触れ書きがおくられてきた。
 「どうやら、タダのお祭りではない様子」と語りが入る。
 裏で仕切ってるのは門田なのね。

*このころの百人一首カルタ
 寺子屋では、こいが読み手になって、子供たちが楽しくカルタとり。
 語りで説明されたのは、この頃と現代の百人一首カルタの違い。
 江戸時代の読み札には、下の句が書いてないのね!
 読み手は当然下の句まで読むので、覚えていなければならない。
 「由良の戸を わたる舟人 かぢをたえ 行方も知らぬ 恋の道かな」
 それを、こいがいとも易々とやっているということは、相当な腕前ってことね。

 「行方も知らぬ 恋の道かぁ・・」と意味深な、はな先生。
 「えっ?」 「ううん。本当にいい歌ね。思い通りに進めない
 これからどうなっていくのかわからない。そんな恋の不安が
 櫂がなくて漂ってる舟の情景と重なって浮かび上がって」
 「はい!見事だと思います」
 
 またこの歌が出てきましたね。
 藤本さんはこの歌を機軸に考えているようですな~。

*みんながカルタを楽しんでるのに、しのがやってきたぞ!
 「なによ!こんなところでこっそり稽古なんかして!出る気満々じゃないの」 
 「おしのちゃん。ホントに私は出たくないの。目立ちたくないのよ」
 「じゃあどうしてあんたはいつもみんなに囲まれてんのよ!
 あんたが目立とうとしてるからでしょ?」「・・・」
 
 「おしのちゃん、どうしたの?」「怖え~」って子供たちが言ってるから
 しのがこいに見せる怖い顔は、こいだけに向ける顔なんですね。
 普段はやさしいお姉さんなのに・・・と子供たちが思っている表現でした。

 「でなさいよ!百人一首腕比べに。
 私がみんなの前であんたを負かしてあげるから」
 「じゃあこうしましょう?」と先生。
 「ここで二人で百人一首カルタをしなさい」「えっ?」
 「おしのちゃんが勝てば、おこいちゃんも腕比べに出る。
 おこいちゃんが勝てば、勝てば出なくていい。そう決めるのよ」
 「そんなお師匠さま!」「おこいちゃん。私の言うことが聞けないの?」

 先生はこいにもっと積極的になってほしいんだろうな~。
  
*「では!はじめます!」と、読み手ははな先生。
 こいとしのの対決です。
 「春の夜の 夢ばかりなる 手枕に
  かひなく立たむ 名こそ惜しけれ」(67番・周防内侍)  
 「はい!」と札を取ったのは、しの。
 得意満面でこいを見るしの。これでこいにも勝負の火がついた。
 やっとやる気になったかと笑みを浮かべるはな先生。
 「君がため 春の野に出でて 若菜つむ
  我が衣手に 雪はふりつつ」(15番・光孝天皇)
 「はい!」取ったのは こい! 悔しそうな、しの。
 「千早ぶる 神代もきかず 龍田川~」(17番・在原業平朝臣)
 「はい!」
 さすが本領発揮のこい。
 目つきは「受験の神様」みたいですぞ!

 「忘れじの 行末までは 難ければ~」(54番・儀同三司母)
 「はい!」
 その差は歴然です。大量リードのこい。
 「うわ~!」すごいね~!おこいちゃんは」
 「これは深川で一番の娘はおこいちゃんで決まりね」
 「頑張るんだよ。おこいちゃん」「よっ!深川一!」
 悔しいのは、しのだよなぁ~。 無言で出て行ってしまった。
 「おしのちゃん…」

*帰り道の川べりの茶屋の表 こいが席に座って水仙の花を見ている。
 「おはなちゃん」 そこへ、はな先生がやってくる。
 「先生。ひどいです。ご存知なのに。
 私が小さいころから、ずっと悩んでること。
 私は普通にしてるつもりなのに…」

*回想に出てくる7歳のころの、こいとしの。仲良く洗濯をしている。
 このころは両親も仲が良かったのかなぁ~。
 しのが途中で家に入ると・・・ 近所の人が寄ってきて
 「まあ おこいちゃん。お手伝いしてたの。えらいね~」
 遠目から見ているしの。
 「おい!みんな来てみろ。この子はえらい子だよ~」
 人がさらに集まり、こいがちやほやされる。
 それを見ていたしのは面白くない。「ぷいっ」と家に入ってしまった。
 「おしのちゃん・・・」 うつむくこい。

*「どうしてか、すぐ人目についてしまう」
 これがこいの悩みなんですね。
 「そんな自分を見る、人の目も気になって…。
 思うように振舞えないんです。だから…」
 「だから、できるだけ目立たないように生きると決めた」
 「ご存知なのに、どうして?」
 「おこいちゃんこそ、どうして?目立ちたくないと言いながら、
 どうしてあんなに夢中になって札を取ったの?
 負けたくなかったんでしょう、百人一首では」 「それは・・・」
 「ここで出会ったのよね。おこいちゃんは百人一首と」 「はい」

*冒頭にでてきた 7歳のこいが百人一首と出会うシーンが再び
 「あの日。人目につかずに生きると決めた日に…」
 こいは船着場のそばで、地面に散らかって捨てられてる百人一首をみつけた。

 「由良の戸を わたる舟人 かぢをたえ」
 おお!7歳にしてこれを読めたとは!!
 嬉しそうに散らかってる札を拾い集める7歳のこい。

*はな先生の言葉が良かったですね~!
 「どうしてか、何度も詠みました。あの百首の歌を何度も何度も」
 「和歌は、心に思うことがあるから詠むものよ。
 人に伝えたいことや、胸に秘めてること。
 それをたった三十一文字に全て込めて詠んだものが和歌なのよ。
 だから輝いて見えたのかもしれないわね。
 心を隠して、自分を抑えて、人目につかないように生きようって。
 そう決めたおこいちゃんには。
 だけどね、私は思うの。人はそんなふうに生きられるものかしら?
 人から隠れて、心を隠して、生きていけるものかしら?
 出てみれば?百人一首腕比べに。
 隠れても隠れても目だってしまうんでしょ?
 だったら思い切って櫂の無くなった行方のわからない舟に乗ってみれば?
 その舟が行き着く先には、おこいちゃんが思いもしなかった
 すばらしい景色が広がってるかもしれない」

 う~~ん。とても良い背中の押し方ですわ~

*川の土手で寺子屋の子供たちが凧揚げして遊んでる。
 でも木に引っかかって、どうやって取ろうかもめてる~。
 そこに通りかかったこい。
 そして凧を木からとってあげたのが、あの神社で会った浪人・由良だ。

*蝉が~~~っ!!
 由良が子供に、「名は?」と聞く。
 「蝉丸」って答えると、 凧に蝉の絵を描いた。
 「うわ~ 上手~」と子供たちも大喜び… って、
 
 わはは!!藤本さん!!
 「ちりとてちん」ファンを ここで喜ばしてくれるとは!!
 蝉だよ、蝉!! 由良の描いた蝉の絵が、
 「徒然亭」の紋に見えるのは私だけじゃないだろう!

*おみくじを枝に結ぶ訳ってそういうことなのね!
 立ち去ろうとした由良に、「あの」とこいが声をかけた。
 「ありがとうございました」と子供たちの礼をいうと、
 由良は、あのおみくじを差し出した。
 「何故だ?」 「えっ?」
 「何故、大吉のおみくじを枝に結ぼうとした?
 普通は、吉と転じるように凶の札を結ぶものだ。なぜ大吉を?」
 「嫌なことが書いてあったから。華やかに目立てば望みが叶うって。
 私は目立ちたくないんです。地味に手堅く生きていきたいんです」

*おお!由良がこいの顔に「大吉」って書いた!!
 「何するんですか!」 「心配しなくてもいい」 「えっ?」
 「お前は十分地味だ。地味で凡庸な顔をした女だ」
 「どういうおつもりですか?」 「お前には志がない。
 狂おしいほどに何かが欲しいとか。死んでも成し遂げたいとか。
 思ったことがない。だから、そんなのっぺらぼうでつまらない顔なんだ」
 「・・・」

 おお!由良って何か見抜いてるね~。
 ここで由良がこいが気になってることも、ちょっと感じられますね~。
 ・・・って、「大吉」と書かれた璃子ちゃんの顔もいいわ~。

*川に顔を映して見るこい。
 「もう。誰がのっぺらぼうよ!」 墨を落とそうと顔を洗うこい。

 一方、由良は、こいが言っていた嫌なことが
 華やかに目立つことってことを知ったみたいです。

*語りは…
 由良の戸を わたる舟人 かぢをたえ 行方も知らぬ 恋の道かな
 雅な百人一首の歌とナゾの浪人との出会いが、
 こいちゃんの人生の舟をどこへつれてゆくのか。
 その行方を私・藤原定家と共に見守ってまいりましょう。
 次回もこの刻限にお待ちしております。
 「焼くや藻塩の身もこがれつつ…」(97番・定家)

 ・・って、次回冒頭で「ようこそのお運びで」で始まったら笑えるんだけど。

いや~!とっても良かったぞ~!!

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公式サイト
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スタッフブログ

★スタッフ

作:藤本有紀
音楽:河野伸
主題歌:「また逢いたい」(作詞・作曲・唄:初音 編曲・CHOKKAKU)
語り:中村梅雀

時代考証:大石学 (※「龍馬伝」など)
百人一首考証:吉海直人
所作指導:西川箕乃助 (※「龍馬伝」など)
書道指導:望月暁云 (※「天地人」など多数)
タイトル・アニメーション:池亀沙織

制作統括:佐野元彦 加賀田透

美術:岸聡光(1)
技術:住吉宏貴(1)
音響効果:加藤直正(1)
撮影:望月英邦(1)
照明:貫井聡一(1)
音声:関口美幸(1)
映像技術:佐々木盛俊(1)
美術進行:峯岸伸行(1)
記録:松屋周平(1)
編集:水島清子(1)

美術協力:NHKアート
技術協力:NHKメディアテクノロジー

演出:佐藤峰世(1) 富沢正幸 佐々木善春

制作:NHKエンタープライズ
制作著作:NHK

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★恒例の配役
 
…Cast……/…役………/…役柄等…………………………………………………
成海璃子  /こい___/ そめのひとり娘・百人一首が得意・目立つことが嫌い
平岡祐太  /深堂由良_/ 梶尾藩家老の息子→浪人・江戸で仇討ちの機会を伺う
余貴美子  /そめ___/ こいの母・漬物屋「ただみ屋」・信助とは犬猿の仲
寺田有希  /しの___/ 「金森屋」のひとり娘・こいをライバル視
でんでん  /大家さん_/ そめや信助の長屋の大家
松澤一之  /やす___/ こいと同じ長屋の町人
みのすけ  /竜____/ こいと同じ長屋の町人
宍戸美和公/玉____/ こいと同じ長屋の町人
濱田万葉  /しま___/ 寺子屋に通う町娘
小林きな子 /いく___/ 寺子屋に通う町娘
立原麻衣  /あき___/ 寺子屋に通う町娘
小川竜平  /蝉丸___/ 寺子屋に通う男の子
梅本ハルヤ/猿丸___/ 寺子屋に通う男の子
原舞歌    /小町___/ 寺子屋に通う女の子
瑞木健太郎/芦川藩家臣/ 江戸藩邸の家臣
田中凜音  /こい(幼少時代)/ ・
黒岩澄香  /しの(幼少時代)/ ・
……………/……………/……………………………………………………………
若駒
エンゼルプロ
劇団ひまわり
テアトル・アカデミー
劇団東俳
つくばみらい市のみなさん
……………/……………/……………………………………………………………
寺田農    /門田伯耆守稲葉/ 芦川藩藩主・幕府若年寄・大江戸かるた腕競べ企画者
佐野史郎  /信助___/ しのの父・うなぎ屋「金森屋」主人・そめとは犬猿の仲
松坂慶子  /佐生はな_/ 寺子屋「嵐雪堂」の先生・こいの人生の師
……………/……………/……………………………………………………………
 
※出演者の配役確定は、ドラマ公式サイトや、字幕放送の役名、
  下記リンク先の事務所サイト、ブログを参考にしています。

【レギュラー】

【深川の長屋】

***漬物屋「ただみ屋」***

主人・そめ…余貴美子 アルファエージェンシーProfile
娘・こい…成海璃子 研音Profile Official Site
こい(幼少時代)…田中凜音 ??所属

***うなぎ屋「金森屋」***

主人・信助…佐野史郎 アァベェベェOfficial Site
娘・しの…寺田有希 ホリプロProfile
しの(幼少時代)…黒岩澄香 ??所属

***長屋の人々***

大家さん…でんでん アルファエージェンシーProfile
やす…松澤一之 シス・カンパニーProfile
竜…みのすけ ナイロン100℃Profile Official Site
玉…宍戸美和公 大人計画Profile

【寺子屋・嵐雪堂】

佐生はな…松坂慶子 モマオフィス Profile(Yahoo)

***寺子屋生徒***

しま…濱田万葉 ホリプロProfile
いく…小林 きな子 大人計画Profile Blog
あき…立原麻衣 フレンドスリー Profile(Yahoo)
蝉丸(少年)…小川竜平 ??所属
猿丸(少年)…梅本ハルヤ フラッシュアップ(ヒラタオフィス)Profile
小町(少女)…原舞歌 テアトル・劇団コスモスProfile

【武士】

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【呉服屋「百敷屋」】

主人・百敷屋徳兵衛…大和田伸也 三輪事務所Profile Official Site
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第1話

「咲くやこの花」の補足情報は→ランキングよりどうぞ。

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テーマ:2010年 テレビドラマ - ジャンル:テレビ・ラジオ




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