飯綱遣いの部屋 JOKER ジョーカー許されざる捜査官第5話

★ちょこっと感想

予告を見てたら・・ああ、来週の「JOKER」第6話には、
あの「火垂るの墓」の節子役が忘れられない演技だった佐々木麻緒ちゃんが登場！
盛岡真央役らしい。　http://www.central-g.co.jp/talent/2008/01/post.html
久遠の過去に関わる話みたいだったけど…。ちがうかな？

今回の悪役、鈴木砂羽さんのブログには、堺さんが盗った砂羽さんの写真が！
　http://yaplog.jp/bon-blo/archive/309

1週間で謹慎は明けた伊達。物語は、先週の無差別殺人犯・椎名高弘が
何故心神喪失を装うことが出来たのか気になっていた伊達から始まりました。
「俺が精神鑑定で心神喪失を装えたって本気で思ってんのか？」って言ってたしね。
精神鑑定書を見ていた伊達は、あすかから、椎名の裁判を担当した弁護士と
精神鑑定人に直接聞いてみたら？といわれ…。「いいね！それ！」って。
担当弁護士は氷川成美。鑑定人は幸田弘道だった。

*何盛り上がってんだよ
　あすかの提言に、「いいね、それ！」って盛り上がる伊達。
　「何、盛り上がってんだよ？余計なことすんなよ」って来栖がつっこむ。
　無視して資料を見てるあすかと伊達に・・
　「人の話を聞け！」（来栖）
　このシーン、あとでリフレインするんだよね。こういうところは面白いぞ。

そんななか、大黒ふ頭に止まっていた車から
練炭自殺を図った男女３人の遺体が発見される。
現場に向う一同。

*伊達さんと課長って長いんですか？って、あすかの疑問
　昔はあんなに気安く話せなかったけどね。
　怖かったんですか？
　まあ、君のお兄さんはそうでもなかったみたいだけど。
　そうなんですか？

*でてきました。あすかの兄・夏樹。
　丸山智巳さんは、「絶対零度」に続き、またこの枠のドラマですか。
　しかも刑事役でおなじかぁ。

*5年前（2005年）
　　まさか君と同じ班になるとはね
　　まあどこにいてもやることは変わんないけどね
　異動で井筒の下、伊達と同じ班に来たのは冴子なのね。
　　被疑者は逃走中か面倒なヤマになりそうだね
　　簡単な事件なんかひとつもないぞ。まだ来ないのか？もう1人は。
　怒ってるのは井筒課長
　　ヤバい　ヤバい　ヤバい　ヤバい　ヤバい　ヤバい　
　　遅れて申し訳ありません！
　　今日から強行犯係４班に配属されました宮城夏樹です。よろしくお願いします。
　　異動初日から遅刻とはいい度胸してるな。
　　この借りは捜査で返します。
　あらら～～　妹のあすかと同じだったのね！！！！
　　まだこれから捜査会議だよ。
　　伊達。冴子も。何だお前らと一緒かよ。
　　今気づいたの？
　　なんか楽しくなりそうだな。よろしくな。
　　勝手に盛り上がってんじゃないよ！（井筒課長）
　　すいません。
　あははは！！今の伊達とあすかと同じ！！
　つっこむのは来栖じゃなくて井筒だけど。　ここがさっきのリフレインなのね～

捜査の結果、伊達も納得の一家心中。
3人は昨年、イジメがエスカレートして、関内の駅のホームから
突き落とされて殺された高校生殺人事件の被害者家族だと判明。
被害者家族が自殺に追い込まれたのか。
それは崩壊家族と呼ばれた3人の個人的な問題を
派手に書きたてた週刊誌の記事が示していた。マスコミの格好のネタだった。
伊達は記事が真実だったとしても一家心中を図るまで追い込まれた理由が気になる。
するとあすかが記事のなかに、高校生殺人事件の被疑者側の弁護士が
椎名を担当した弁護士と同じ氷川成美の名前を発見。で、伊達に見せた。

*伊達の三半規管は弱い
　あすかの運転で酔っちゃうのね。（笑）

*練炭自殺の3人
　車は内側からロック。溢血点はなく、シートに失禁跡もある。
　財布も取られてない。自殺で間違いない。
　遺体は、西條兼生(43)　妻・草子(39)　萌奈(13)。

*週刊真実
　自殺した3人の車の中にあった週刊誌
　表紙の見出しは、
　　・注目される被害者遺族の謎
　　・トップアイドル衝撃AVデビュー！
　　・佐々木杏初出し！バージン全裸
　　・決定版！自慢できる温泉36
　　・池尻マリカ「新宿初夜」流出
　　・巨根長谷川亨?本山明子今秋ゴールイン
　　・「玉虫色政権」日新党と独裁連立の大茶番
　　・天変地異
　　　集中豪雨：毎時200ミリで交通遮断
　　　台風：95年の再来！超大型の脅威
　　　竜巻：”F2”急襲でベイエリア大火災
　　　浅間山噴火：現地民が怯える異様な静寂
　　・山田大石寺顕正会
　　・10年夫婦SEX告白
　　・女子アナ「ヘアヌード」のお値段
　　　加山良子、皆川慧子、西田由利恵、高本櫂、青山優子、平田奈央ほか
　　・武道山理事長「籠城失敗」でクビ
　　・ご近所レイプ魔の凶悪手口
　かなり、いろいろパロってますね。

*遺書
　なぜ家族を失った私たちが責められなければいけないのでしょうか。
　私たちは社会に殺された。もう生きられない。死を選びます。　西條兼生

*被害者遺族の記事
　・なぜ被害者に注目が！？　イジメで殺された高校生遺族の実態
　・父はギャンブルで借金
　　　近所の人の声では、この家族に関わりたくないとか・・
　　　家族の父は普通の会社員。母は近くのスーパーでパート。
　　　殺された高校生（17歳）は、成績も中の中。どこにでもいる普通の男子。
　・妹は出会い系で男漁り
　・母は不倫に夢中
　記事によれば、父親の借金の相手が息子の同級生の父親らしい。
　それで息子は同級生から苛められた。母親はこんな夫や苛められてる
　息子から逃避するために不倫を重ねていたらしい。
　で、被疑者側の弁護を担当したのが氷川成美弁護士と書いてある。
　
*冴子の宣戦布告
　冴子は神隠しのことで井筒課長に宣戦布告しましたね。
　先週、会ってた井筒と別れたあと、椎名がいなくなっちゃいましたからね。
　冴子はどうやら井筒を疑っているようです。
　「私、本格的に追いかけることにしましたから。
　もう神様の仕業にしておくわけにはいきません」

*オープニングタイトルのときの曲
　いまさらだけど、「シバトラ」みたい。

早速、伊達とあすかは、氷川成美弁護士を訪ねた。
伊達は西條の家族が世間からかなりの誹謗中傷を受けていたのが心中の原因で
そのきっかけを作ったのが成美の発言だったのではと切り出した。
しかし成美は、「被害者の家庭にそれぞれ裏で抱えていた問題が
あったのではないか」と発言しただけで、
家族の内情を面白おかしく語ったのはマスコミだ。
家族がもっと被害者の少年と向き合ってコミュニケーションをとってれば
苛めは事前に察知できたはずで、それを指摘して何がいけないのかと、それを一蹴。
「私に非があるというのならきちんとした形で立証してください」
伊達は椎名のことに話を変えた。
人権派のあなたのことだから無差別殺人をおこした椎名のことも
初めから悪くないと思ってたんでしょうね？と。
成美は、会ってすぐに心神喪失を疑ったと答える。
伊達は、精神鑑定を間違えることはないのか聞いてみた。
ありえないという成美。特にあの事件は信頼している
幸田鑑定士の結果だからだと。自信たっぷりなのでした。

*三上のバー
　あいかわらず、あすかが自棄酒であります。
　「なんかムカつくな。あの弁護士」

*「被害者の家庭にそれぞれ裏で抱えていた問題があったのではないか」
　この発言であそこまでマスコミが騒ぎ立てるのか不思議だという冴子。
　女弁護士がマスコミに情報をリークしていた可能性を示唆するマスター。
　可能性はあるが立証は難しい。

冴子が椎名が行方不明になってることから、
その精神鑑定人も行方不明になってるていうのは？と。。
3日前から連絡が付かないそうだ。　冴子は調べてたのね。
「君も鑑定人に目をつけていたわけだ・・」と伊達。
伊達と同様、椎名ひとりの偽装だけで鑑定結果が誤魔化せるはずはないと
感じていた冴子は鑑定士に目を付けていた。
「もし彼が、ウソの鑑定をしていたとしたら…」

*精神科医・幸田弘道
　略歴：
　　1958年　神奈川県横浜市生まれ
　　1982年　東都大学医学部医学科卒業　慶清大学医学部神経精神医学教室講師
　　1989年　慶清大学医学部助教授
　　1995年　ボストン精神分析センター客員教授
　　2000年　慶清大学医学部教授
　　　精神科の臨床に従事し、現在に至る。

　専門分野：臨床精神医学、精神病理学（ことに統合失調症の臨床）
　所属学会・専門医など：日本精神科学会、日本病理療法学会、
　　医学博士、精神保健指定医、精神科専門医
　主要著書：「分裂病」（昭談社、1990）　・・・

　権威ある学者で、彼が白といえば、黒でも白になるらしい。

伊達とあすかは、幸田を訪ねたが妻しかいなくて、夫の行方は分からないらしい。
妻の京香によると、寡黙で頑固者だったので
恨んだり誤解する人は居たかもしれないが、仕事熱心で正義感の強い人だという。
幸田は写真を撮るのが好きだったが自分が写るのはイヤだった。
だからリビングには妻の京香の写真ばかりで幸田が写ってるものは1枚もない。
幸田は最近様子がおかしくて、何かに悩んで疲れている感じで
「俺はとんでもない過ちを犯した」といっていたと言う。
何か事件に巻き込まれたのではと不安を伊達にぶつける京香。
伊達は幸田の持ち物を見せてもらえないかと頼む。

*息吹＝3歳のときに死んだ幸田の息子。
　伊達がいろいろ見てたら、引き出しから息子の息吹の写真が出てきた。

*幸田の金庫　妻の京香は鍵の場所もダイヤルの番号も知らない。
　伊達が「昔バイトしでね」と言ってやってみたが開けられなかった。
　で、呼び出されたのが久遠。
　「あのね、俺、鍵屋さんじゃないんだよ」
　「知ってるよ。鍵も開けられるイケてる鑑識員でしょ？」
　「あすかちゃんとデートできるって約束がなかったら引き受けないんだよ」
　「そんな約束してませんから」
　「あれ？そうだっけ？」
　まあ、腕は確かです。　開けちゃった！
　ピッキングのようすをTVで映しちゃってたけど、まああの程度ならいいのかしら。

金庫の中には、「京香へ」という手紙＝遺書が入っていた。

*幸田の遺書
　今、この遺書を読んでいるということは、
　もう私はこの世にいないかもしれません。
　私は、取り返しのつかない過ちを犯してしまいました。
　私は、椎名高弘の精神鑑定を偽って心神喪失という
　鑑定結果を提出してしまいました。そのせいで、多くの人たち
　に辛い思いをさせてしまいました。申し訳ありません。
　生きて償うべきなのですが、それが・・・
　京香、君を守れなくて本当に・・
　一緒になれて幸せだった。今（までありがとう。）
　
金庫に遺書があったということは、まだ幸田は生きている可能性が高い。
死ぬなら普通、人目につく場所に遺書を残すからと、京香を安心させる伊達。
そしていつ連絡があるか分からないから、外出はなるべく控えるように頼んだ。

*幸田の預金通帳
　あすかが記帳されているなかに成美の名前を見つけた。
　22年6月23日：氷川法律事務所から500万円の入金。
　6月23日は椎名の公判中で精神鑑定料と思われる。
　その日のうちに別の口座に500万年が振り込まれている。
　振込先は柿原沙世。

京香に柿原沙世の心当たりはなかった。
銀行に問い合わせた伊達たちは、柿原沙世の家にゆき、
出かけるところをおさえて、幸田の話を聞きたいと切り出した。

*もげっ！！
　伊達が沙世にバッグで殴られたときの悲鳴！
　ハハハ！！
　これは、モップガールの桃子＝北川景子さんの専売特許じゃないのか！！

伊達を倒して逃げようとした紗世だが、あすかと久遠にはさまれて諦める。

*週刊真実
　あの一家心中家族の記事を書いていた雑誌だけど。
　ここに冴子が、神隠しの記事連載話を持ち込んできた。

*「現代の神隠し　法の裁きを逃れた容疑者は今どこに！！」
　冴子が週刊真実に持ち込んだネタ。

編集長はネタは面白いが、どれも推測にすぎないから
もっと核心に迫る何かを見つけないと連載は出来ないと冴子につき返した。
そんなところに、記者が表に流せないネタと編集長に持ってくる。
「無差別殺人の精神鑑定人の件で面白いネタありました」って。
編集長はあとで読む気で、記者に机の上においておけと言って出かける。
記者もどこかにいなくなると、冴子はその記事を盗み見した。

*表にまだ出せない記事「精神鑑定人の妻息子を殺した過去」
　母親は悲劇のヒロインでなく　非情な殺人犯だったのか！？

取調室では沙世の取調べ。
幸田との関係を黙秘していたので、あすかが沙世のケイタイをチェック。

*伊達が蹴られた！！
　沙世に背中をみせたときに、尻を蹴られた！！（笑）

*沙世の送信メール
　裸で眠ってる幸田と横で笑顔でピースして写ってる沙世の写真。
　「この写真をマスコミに流されたくなかったら500万払って」

これで幸田を脅迫したのかあすかに迫られても、冗談メールだと認めない沙世。
「500万は好意でもらったのよ」
幸田をどこで知ったのか聞いても、「さあね～」ととぼけるばかり。
と、そこに沙世の弁護士だと現れたのは成美だった。
成美は沙世と二人で話したいと、伊達たちを部屋から追い出した。
なぜ成美なのか・・・。

そんなとき伊達が久遠から沙世に前科があると教えられる。
沙世は成美に利用されたのかもしれない。そして幸田も。
「早く見つけ出さないと真実が埋もれちゃう」と久遠。

*前科回答書
　事件概要；平成17年7月23日　自宅マンションで婚約差を殺害し逮捕・起訴された。
　23日未明に同居していた婚約者の前川翔太が酒を飲んで朝方帰宅したことで
　口論になった。暴力を振るう前川に応戦するため、近くにあったガラス製の灰皿で
　頭部を殴打し、死に至らしめた。柿原は以前から前川の酒乱癖と暴力に悩んでいた。
　柿原はその後すぐに救急へ連絡し前川を病院へ搬送したものの、
　出血多量で死亡が確認された。
　裁判概要：　刑期期間　懲役3年　執行猶予5年
　量刑理由：　暴力や酒乱癖に悩んでいて、事件も口論の末の正当防衛が認められる。
　病院にもすぐに運んだから確定的殺意も認められない。　
　弁護人は氷川成美。

取調べ再開。任意だから成美も立ち会う。
すると、沙世はあっけなく「私がやりました。私があの写真を使って
幸田先生に500万を支払うよう脅しました。申し訳ありませんでした」と認めた。
成美がなにかを吹き込んだことは間違いないのだが、
「自分の過ちを認めるよう諭しただけですけど」と、伊達にとぼける成美。
伊達は沙世を幸田に近づけたのは成美だと思っていて、
その訳は幸田に精神鑑定捏造を引き受けさせるためだとぶつけてみた。
しかし弁護士相手に憶測でしゃべるのはオススメできませんね、と一笑する成美。
「痛い目を見るのは、そちらですよ」

伊達は京香に、あの女は美人局だったと説明に行く。
幸田は推移睡眠薬で眠らされ、その間に撮られた写真で、
それで500万円支払うために鑑定の捏造を請け負ったと…。
「本当にそうでしょうか？」
京香には、夫が保身のためにそんなことすると思えなかった。

あすかは冴子に呼び出された。
伊達に内緒で、表にまだ出せない記事
「精神鑑定人の妻息子を殺した過去」
を見せるためだった。
「ギブアンドテイク。ここからが本題」
この記事の見返りに夏希の事件を一緒に調べてほしいというのだ。
それは夏樹が殺された頃から神隠しが始まっていたからだった。
「5年前、夏樹はある事件に巻き込まれたんだ」

*情報屋役＝後藤健さん
　無言だし、死体だし。でもクレジットにはちゃんと役者名が載ってる。
　ということは夏樹に関わる5年前の回想シーンで、また出てくるんだろうね。
　しかもちゃんと役名があって。アクション俳優さんなので、立ち回りOKよ。

海に1人の男に死体が上がった。
夏樹は一目見て井筒にネタを流してた情報屋だと気づき、
冴子や伊達にそう話したが、井筒は「どこに組のものだ？早く身元割り出せ」と指示。
「なんだ、しらないじゃん」と冴子。でも夏樹は「違う。バレたくないんだよ」と答えた。
「このヤマ、ただのチンピラの喧嘩じゃないかもな」
「宮城、お前俺たちに何か隠してないか？」と伊達。
「何だよ急に」　「どこでガイ者の素性を知った？」
「お前は関わるな。お前に何かあったら冴子が悲しむ。付き合ってるんだろ？
お前ら。分かりやすいんだよ」

冴子はあすかに夏樹の事件が神隠しにたどり着くヒントが隠されてるかもしれないと。
「あなたも知りたいんでしょ？誰が夏樹の命を奪ったのか」

伊達はもういちど成美を訪ねた。
1ヵ月半前、沙世がこうだから500万円をゆすった直後、
成美の事務所から500万円が支払われていることをつきつけると、
それは無差別殺人の精神鑑定報酬だと言う。
この額は鑑定料にしては法外だと、他の鑑定人にも聞いたと話す伊達は、
沙世の脅迫したお金と同額の報酬が偶然にしては出来すぎてると問う。
幸田に鑑定の捏造を引き受けさせるために沙世を利用した。そういいたかった。
「私は幸田先生にこういったんです。私は椎名君をどうしても無罪にしたい。
そのためには幸田先生のお力が必要なんです。報酬は先生のご要望に応じます。
ご希望の金額をおっしゃってください。」
500万円を希望したのは幸田。事件では大勢の人が亡くなったし
世間の関心も高かったから特に高額だとは思わないという成美。
幸田の自宅から遺書が発見されたという伊達。
そこには椎名の精神鑑定を捏造したと書かれていたと…。
「それが何か？先ほども申し上げたとおり、私は勝たせたいと言っただけです。
それを幸田先生が勝手に鑑定を捏造しなければいけないと
受取ってしまったんでしょう。私は何も知りませんでした。」
時間なので失礼すると席を立つ成美。

バーでは三上を囲んで伊達と久遠が成美をどうするか話していた。
表は人権派だが、相当腹黒くて金になりそうな被告人ばかり選んでるし、
椎名の事件も親が資産家だから裏で大金が動いたらしい。
その資金を利用して近く政界にも進出する噂もあるし、
暴力団とか黒い連中ともつながりもある。
氷川弁護士事務所の顧客リストには、ずらりと会社役員や政治家の名前。
「裏社会の権力者同士が手を組むほど厄介なものはねえ。法で裁けるのか？」
このままじゃ無理だと答える伊達。頼りは幸田に会うことだった。
成美から脅かされていた事実を知ることができるからだ。
「もう面倒くさいからやっちゃおうよ」　「小僧、まだわかってねえのか！？
俺たちが裁くのは最後の最後だ。とことん警察が追ってそれでもダメだったときに
動くんだよ！」　「分かってるよ。冗談だって」

*ビビッてんの
　久遠を殴るふりをした三上マスター！
　大杉蓮さん、ちょっとアドリブが入ってましたね。

伊達は京香のことが気にかかっていた。
あの写真が流出するくらいでは鑑定の捏造なんかしない。
だとしたら幸田は一体何を守ろうとしたのか。

京香に幸田から電話が入った。その電話のことを伊達に知らせてきた。

自分のやったことは決して許されることじゃない。
多くの人たちに辛い思いをさせてしまった。
だからせめて京香にだけにはわかっていてほしい。
本当は生きて償いたかったと。
生きて償えばいい、バカなことはやめてと、京香は居場所を聞いたけど、
「お前と一緒になれて良かった。今までありがとう」と言って電話は切れた。

幸田を助けてくださいと伊達に頼む京香。

署では幸田が三浦海岸の公衆電話から電話をかけたことを把握した。
井筒はあすかに、京香からゆかりのある場所を聞き出せと指示。
他のものは現場に直行しろと。
井筒は幸田を確保すれば無差別殺人事件の全貌も明らかになるから
必ず助けろと伊達に重ねて念を押した。
出かけようとする伊達に、久遠はその公衆電話の通話記録を差し出す。
「面白いことが分かったよ」と。

そのころ、幸田は自分にカメラを向けて笑顔でシャッターを切っていた。

*民自党幹事長　関信夫君を励ます会
　成美が参加してた政治家のパーティー。
　政治家たちに、大丈夫だ。期待してると言われてる成美。
　どうやら選挙でのバックアップは心配なさそうだ。

そんな場所に伊達が成美を訪ねてくる。
こんなところまで来るとはと、不機嫌な成美だったが
人一人の命がかかってるからご理解くださいと伊達。

伊達は三浦海岸横の公衆電話の通話記録を成美に差し出した。
幸田は京香にかける前に　成美に電話していたのだ。
たしかに電話はきたが、どこにいるかは聞いてないかと尋ねられると、
「話したらどうだっていうの？」と教えない。
「教えてください。彼の口から真実を聞きたいんです」
「精神鑑定を捏造して自責の念に駆られた幸田先生は自殺を思い立った。
それが真実でしょ？」
「いいえ。彼はあなたに自殺をするように脅されたんです」
「私がどうやって彼を自殺に追い込んだっていうのかしら？」
「あなたは柿原沙世のゆすりを巧みに利用し、無差別殺人の精神鑑定を捏造させた。
そして今度はその捏造を理由に自殺をするよう脅したんです」
「ただの推測ね。第一そんなことで自殺なんかするかしら？」
「この家族は先日一家心中しました。
この事件のように捏造を発端に私生活のあることないことをマスコミに流し苦しめる。
幸田さんは自分だけならともかく、奥さんが巻き添えになることに耐えられなかった。
だから自ら死を選ぼうとしているんです。」
「奥さんのために死ぬ。美談ね」
「あなたは幸田さんの居場所を知っていますね？三浦海岸のどこにいるんですか？」
「あなたは幸田さえ見つかれば全て解明できると思ってるでしょ？
けど彼は何も話さない。話せない。
私は法律の専門家よ。法に裁かれるようなミスは絶対にしない。探しても無駄よ」
「人の命が懸かってるんです。教えてください。お願いします」
「いいわ。教えてあげる。彼の居所が分かったところでどうなるわけでもないから。
三崎のつぶれた漁協に隠れてるって。」
すぐに現場にいる来栖に連絡を入れた伊達。

あすかは京香に思い当たる場所を聞いていた。
三浦海岸は初めて二人で旅行した場所だった。
京香は夫が何で死のうと考えたのかさっぱり分からなかった。
「脅されたからって死ぬことなんてないのに。主人のことが分からなくなりました」
あすかは迷ったが、あの記事を京香に見せた。

*「精神鑑定人の妻息子を殺した過去」
　-母親は悲劇のヒロインでなく　非情な殺人犯だったのか！？-
　先日神奈川県横浜市で起きた、無差別殺傷事件の裁判は記憶に新しい。
　11人の死傷者を出しながらも、被告人の心神喪失が認められ1審で無罪判決が
　言い渡された。その事件のキーポイントとなった精神鑑定を担当していたのは、
　精神科医界では顔が広く名を馳せている慶清大学教授の有名医師である。
　彼の絶対的な診断力とその効力の強さは他のものを圧倒している。
　慶清大学時代もその実力は遺憾なく発揮され、大学からも一目置かれていたようだ。
　しかし、そんな偉大な医師の裏には驚愕の事実があった。それは最愛の妻に
　関することである。現在横浜市に住んでいる彼ら夫婦には子供がいたのだが
　三歳のときに、自宅の浴槽で溺れてなくなっている。当時は　（1ページ終）

昔、京香が台所でウトウト寝てしまっている間に、
息子の伊吹が浴槽に入って溺れて死んでしまったのだった。

伊吹が事故死だったことは間違いないし、警察もそう判断している。
記事が事実無根なことは明らかだ。でもこのきじが出回ったら、
世間はどうみるだろうか。この記事を世の中に出さないため、
幸田は京香を傷つけたくない一心で自殺をしようとしているのでは？
「主人は、この記事のために。私のために？」
伊吹君に関係してる場所をあすかは聞いてみた。
京香は伊吹が生きてるときに、また三浦海岸に泊まるなら、
ガイドブックに載ってる一番高いところと行こうと言っていたことを思い出した。
そのガイドブックに載ってる宿を必死に探す京香。

来栖たちが三崎中央漁業協同組合跡の建物に入った。
しかし、もぬけのカラ。
そこにあすかから連絡が入る。
『ロイヤルマリンホテル』
京香から聞き出した場所で、フロントにも確認して幸田がいることは確実だった。
でもそこは三浦海岸を挟んで三崎中央漁協の反対側。
来栖たちは急いでロイヤルマリンホテルに向う。

しかし、間に合わなかった。
幸田はマリンホテルの部屋で首を吊っていたところを発見。
かろうじて息があったが、病院に搬送中に亡くなった。

その連絡を井筒から受けた伊達は、時間稼ぎのために
わざと別の場所を教えた成美を責める。
「そんなことあるわけないでしょ。私のせいだって言いたいの？
あなたたちが無能だっただけでしょ。それとも逆に名誉毀損で訴えてあげましょうか？」
伊達はそれ以上何も出来ることはなく、成美に促されて帰るのだった。
「最後にひとつだけ聞かせてください。あなたにとって法とは何ですか？」
「くだらない」

夫の遺体を前に、京香は久遠に「ご迷惑をおかけしました」と言ったという。
泣きつかれたり殴られたりするよりよっぽど応えるという久遠。
あすかはそんな久遠を見て、なにか雰囲気が変わったと言った。
「あ、もしかして惚れちゃった？」「違います」

*中華つけ麺「大王」中目黒店
　今回は伊達1人でラーメンを食べております。

ということで、伊達は成美の事務所にやってきて、いつものように
「法の裁きを逃れてもお前の罪は消えない。お前に明日は来ない」
と催眠銃発射です。伊達と久遠が成美を運ぶ…。

伊達は京香を訪ね、遺品のカメラを返す。
そのなかには1枚だけ写真が撮られていたという。
その写真は、自分の笑顔を撮った幸田の写真だった。
プリントされた写真を手渡された京香は、
「写真うつり　悪いんだから・・
どうして、私なんかのために・・」と涙が止まらない。
「あなただからですよ。あなただからご主人は命に代えて守ったんです」

署に戻った伊達に、井筒は冴子が神隠しを追っていると教えた。
「あいつも余計な真似しなきゃいいけどな」と意味深げに伊達を見た井筒。

冴子は「絶対犯人みつけるから」と、夏樹が死んだ路地に花束を供えた。
夏樹はそこで黒ずくめの犯人に刺されて死んだのだった。

*「どうして、あなたが」
　どうやら夏樹を殺した犯人は顔見知りのようですね
　井筒があやしいの？？　当時は一時容疑をかけられてたし。

夜に署に残っていたあすかは、兄の死の捜査資料を読んでいた。

*捜査資料
　神奈川県警本部　司法警察員警視　佐竹守殿
神奈川県警本部　司法警部　山室玄太
　捜査報告書
　（宮城夏樹警部補殺害事件に関する報告）
　宮城夏樹警部補殺害事件につき捜査して結果を次のとおり報告する。
　記
　１：事件発生年月日　平成17年12月14日
　２：事件発生場所　神奈川県横浜市中区若葉4丁目の路上
　３：被疑者　不明
　４：被害者
　住所　神奈川県横浜市緑区青柳5丁目4番地11号　グリーンマンション304号室
　氏名　宮城夏樹
　生年月日　昭和50年6月11日（３０）
　被害状況　左上腹部を刺され死亡　　（1ページ終）

　・・・宮城夏樹の仕事以外での・・
　・・・いるようなことはなく、優れた人格・・・
　・・・しかいなかった
　・・・考察
　・・の宮城夏樹警部補の行動は・・・とされ、捜査一課長の井筒将明　（2ページ終）

　身体特徴部位
　作成番号　神奈川県・・・
　　　・・・（検視結果）・・
　　　・・・　医師　高見悦郎　　（3ページ終）

「なんで（2ページ目の）次のページがないんだろう」（あすか）
と、あすかは井筒に肩を叩かれて、ビックリ！！

「JOKER」の補足情報は→ランキングよりどうぞ。
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★公式サイトのリンク

あらすじ

次回予告

出演者相関図

スタッフ日記

★スタッフ

脚本…武藤将吾
音楽…井筒昭雄
主題歌…「SCAR」RIP SLYME

撮影協力…
　Ｂａｒ樽(1-5)
　中華つけ麺「大王」中目黒店(1-5)
　山梨県庁(1-5)
　やまなしフィルムコミッション(1-5)
　横浜赤レンガ倉庫(4,5)
　みうら映画舎(5)
　三浦市営業開発課(5)
　ホテルオークラ東京ベイ(5)
　山野美容専門学校(5)

　横浜ベイホール(1,2,4)
　カラオケ747(4)
　パシフィックハウス(3,4)
　湘南藤沢フィルムコミッション(4)
　株式会社さいか屋(4)
　サンパール藤沢(4)
　あきる野市役所(1,2,3)
　日本航空高校(3)
　実践女子短期大学(3)
　pile cafe 代官山(3)
　昭和建設株式会社(2)
　三石ホーム技研株式会社(1,2)
　北区立中央公園文化センター(1,2)
　東京労災病院(2)
　臨床福祉専門学校(2)
　ハマロケ(2)
　チャヤマクロビ汐留店(2)
　株式会社片野工業(2)
　横浜コットンハーバーボートヤード(1)
　横浜赤レンガ倉庫(1)
　医療法人社団恵仁会セントマーガレット病院(1)
　フォルクス上野毛店(1)
　東京海洋大学(1)
　有限会社金谷鉄工所(1)
　ＮＡＰ’Ｓ（ナップス）(1)
　株式会社城南建材社(1)

音楽協力・
　フジパシフィック音楽出版

協力…
　ベイシス
　フジアール
　バスク

警察監修…杢尾尭(1-5)
法律監修…荻野明一(1-5)
法医学監修…高木徹也(2,3,5)

裁判協力…萩原恵礼(4)
マジック指導…南海子(4)
保険監修…中村維男(2)
音響監修…鈴木松美　鈴木創　（日本音響研究所）(1)

スタントコーディネート…剣持誠

企画…立松嗣人(1-5)　太田大(1-4)

プロデューサー…稲田秀樹　永井麗子

演出…　土方政人(1,2,5)　都築淳一(3)　石川淳一(4)

制作…フジテレビ共同テレビ
http://www.fujitv.co.jp/JOKER/index.html
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★恒例の配役
　
…Cast……/…役………/…役柄等・（Rは前作に出演、１は１夜出演）……………
堺雅人　　 /伊達一義＿/ 強行犯係班班長・昼は仏の伊達さん、実は現代の仕置人
錦戸亮　　 /久遠健志＿/ 県警鑑識課・鑑識官
杏　　　　 /宮城あすか/ 強行犯係4班・キャリア組・伊達と同期で殉職した兄がいる
平山浩行　 /来栖淳之介/ 強行犯係4班・伊達と同期の刑事・バカ3人衆
土屋裕一　 /堀田輝生＿/ 強行犯係4班・刑事・バカ3人衆
永岡卓也　 /轟泰樹＿＿/ 強行犯係4班・刑事・バカ3人衆・メガネ
鈴木凛　　 /滝川美菜＿/ 捜査一課庶務・
佐伯新　　 /溝口喜一＿/ 県警鑑識課・鑑識官
井上正大　 /武本寛治＿/ 県警鑑識課・鑑識官
……………/……………/……………………………………………………………
鈴木砂羽　 /氷川成美＿/ 椎名担当弁護士・精神鑑定士にウソの鑑定教唆(5)
春木みさよ /幸田京香＿/ 幸田の妻・昔不注意で息子を死なせてしまった(5)
小須田康人/幸田弘道＿/ 精神鑑定士・椎名のウソ鑑定・妻を守るため自殺(5)
……………/……………/……………………………………………………………
菅原禄弥　 /柿原沙世＿/ 美人局・成美の依頼で幸田をはめた(5)
鳥木元博　 /編集長＿＿/ 雑誌「週刊真実」・冴子の神隠し記事を再考させる(5)
野村修一　 /記者＿＿＿/ 雑誌「週刊真実」・幸田の裏ネタを編集長に提出(5)
後藤健　　 /情報屋＿＿/ 5年前岸壁で死んでた井筒の情報屋(5)
……………/……………/……………………………………………………………
りょう　　　 /片桐冴子＿/ 伊達の元恋人で同僚刑事だったルポライター
丸山智己　 /宮城夏樹＿/ 刺殺され殉職したあすかの兄・伊達と冴子の元同僚(5～)
……………/……………/……………………………………………………………
竹島正義　 /市村秀典＿/ 強行犯係4班・刑事・
越智俊光　 /刑事＿＿＿/ 強行犯係4班・刑事・
赤丸正幸　 /渡辺敏彦＿/ 強行犯係4班・刑事・
安藤広郎　 /刑事＿＿＿/ 強行犯係4班・刑事・
……………/……………/……………………………………………………………
ＶＩＶＩＴ
……………/……………/……………………………………………………………
大杉漣　　 /三上国治＿/ 伊達と冴子が通うバー「mikami」のマスター・元県警刑事
鹿賀丈史　 /井筒将明＿/ 捜査一課課長・伊達の上司
……………/……………/……………………………………………………………
※出演者の配役確定は、ドラマ公式サイトや、字幕放送の役名、
　　下記リンク先の事務所サイト、ブログを参考にしています。

【神奈川県警捜査一課】

警視正（課長）・井筒将明…鹿賀丈史　ホリプロProfile Official Site

***強行犯係4班***

警部（班長）・伊達一義…堺雅人　田辺エージェンシー　Profile
警部補・宮城あすか…杏　トップコートProfile
警部補・来栖淳之介…平山浩行　ワイズクリエーション　Profile
巡査部長・堀田輝生…土屋裕一　オフィスジュニアProfile Blog
巡査部長・轟泰樹…永岡卓也　ヒラタオフィスProfile Blog
刑事・市村秀典…竹島正義　カートプロモーションProfile Blog
刑事・…越智俊光　SET（映報部）Profile Blog
刑事・渡辺敏彦…赤丸正幸　オムプロモーションProfile
刑事・…安藤広郎　VIVITProfile

***庶務***

滝川美菜…鈴木凛　田辺エージェンシーProfile Blog

【神奈川県警鑑識課】

巡査部長・久遠健志…錦戸亮（関ジャニ∞）　ジャニーズProfile
警部補・溝口喜一…佐伯新　エースエージェントProfile
巡査・武本寛治…井上正大　ボックスコーポレーションProfile Blog

【Bar mikami】

マスター・三上国治…大杉漣　ザッコ（ZACCO）Profile Blog

【ルポライター】

片桐冴子…りょう研音Profile Official Site

【あすかの兄】

宮城夏樹（殉職）…丸山智己　キューブ（CUBE） Profile Blog

【伊達の回想】

伊達に刺されたヤクザ・灘木剛士…斎藤歩　ノックアウトProfile
少年の伊達…今井悠貴　所属？？Profile
殺された伊達の父・弘毅…山本修　VIVIT(ビビット)Profile
殺された伊達の母・光代…千咲としえ　VIVIT(ビビット)Profile

伊達一義（中学生・20年前）…井之脇海　砂岡事務所Profile Blog

【5話ゲスト】

氷川成美…鈴木砂羽　ホリプロ Profile Blog
幸田京香…春木みさよ　アルファーエージェンシー Profile
幸田弘道…小須田康人　クリオネ Profile
柿原沙世…菅原禄弥　ぱれっと Profile Official Site

情報屋…後藤健　GOCOO（スタントジャパン）　 Profile
「週刊真実」編集長…鳥木元博　プロダクション・タンク Profile
「週刊真実」記者…野村修一　ザッコ（ZACCO） Profile

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