家族みんなで楽しめるゲームが60種類!
「フジテレビ★プラネッツ」に無料で会員登録できます。

NHK連続テレビ小説(朝ドラ)
ゲゲゲの女房 第25週
「独立宣言」 (2010年9月13日~9月18日)
↓↓「ゲゲゲの女房」キャラクターグッズはこちらから
「ゲゲゲの女房」の出演者の所属事務所へのリンクや、役柄、番組スタッフなど
できるだけ毎日更新していきたいと思います。
←公式サイト
入会日から30日間無料でお試し!宅配DVD&CDレンタル!
→「ゲゲゲの女房」の情報はランキングよりどうぞ。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
★ちょこし感想
修平が亡くなって ひと月近くが過ぎたある日の朝。
藍子は出掛けに郵便受けを見ると、教員採用試験結果が入っていた。
そのまま黙って出かける藍子。
そのあと、布美枝が郵便受けを見ると、
安来の両親がお悔やみに来るという手紙だった。
赤羽の暁子が母のリューマチの湯治も兼ねて箱根に連れていくんで
帰りに線香あげに寄るということだった。
絹代は前よりパワーアップしていて、佐知子とともに雄一のところへ行っていた。
雄一は日光にでも連れてくと言ってたが
ハワイくらいはサービスしないと収まらんかもしれんと言ってる茂。
藍子は帰りに商店街でケーキを買って帰るところで徳子たちに会う。
「(靖代) あら 大きなケーキ?それ。何かあったの お祝い事?」
「(藍子) まだ家でも話してないからなあ…」
「(徳子) いや何 何なのよ!」
「(藍子) 受かったんです!私… 合格!」
「合格?」
帰宅した藍子は茂と布美枝に合格の報告をする。
「(藍子) 今日届いてたの。合格通知!
1次試験通っただけで奇跡だと思ってたのになあ」
「(布美枝) すごいねえ!」
「(藍子) 奮発してケーキ買ってきちゃった!みんなで食べようよ」
「(茂) 何だ… 受かっとったのか」
「(藍子) え?」
「(茂) はぁ・・ 落ちとると思っとったがなあ…」
「(布美枝) お父ちゃん」
「(茂) 忙しいけん 仕事してくるわ」
「(布美枝) 困ったなあ…」
「(藍子) お母ちゃんまで何よ」
「(布美枝) え?」
「(藍子) 困っただなんて… ひどいじゃない!」
「(布美枝) ううん。そげじゃなくて… よかったね おめでとう藍子!」
「(藍子) 何か白々しい」
「(布美枝) お赤飯炊こうか?ああ けど… お父ちゃんがあれじゃなあ。
今日のとこは藍子が買ってきてくれたケーキでお祝いして!
お赤飯はまた日を改めて… ね?」
「(藍子) もういい。お父ちゃんもお母ちゃんも
そんなに露骨にがっかりする事ないじゃない!」
「(布美枝) あっ… 藍子!」
ケーキの箱を持って部屋に行ってしまう藍子。
喜子が帰って来ると、藍子が手づかみでケーキを食べている。
「(喜子) どうしたの?お姉ちゃん。ケーキ丸ごと食べてる~!」
「(藍子) 誰もお祝いしてくれないから自分でお祝いしてるの!」
「受かったんだ!教員採用試験。え~っ!信じらんない!」
「何よあんたまで!失礼ね!」
「いやいや… 難関だって聞いてたからさ。おめでとうお姉ちゃん」
「もういいよ」
間仕切りのカーテンを閉める藍子。
「うちの家族って信じらんない。誰も喜んでくれないんだから」
「手伝ってあげよっか?ケーキ食べんの」
「・・・」 ケーキを手づかみで頬張る藍子。
「うわ~!」 地団駄ふむ喜子。
(ここの喜子は可愛かった!)
商店街では、布美枝が靖代たちに、藍子の合格を喜ばれたのだが・・。
「(布美枝) それが ちょっと…」
と、茂が跡継ぎに考えてたのでがっかりしてたことや、
自分もつい困ったと言ってしまったと事情を話した。
「(布美枝) もう困ったなあ。どっちの気持ちも分かるんですけど」
「(靖代) 布美枝ちゃんもつらいとこだわねえ」
「(布美枝) どうしたらいいでしょう?」
「う~ん・・・」
布美枝が洗濯物を畳んでいると茂が来て、
藍子に教員の採用を辞退するよう勧めてみるかと言ってきた。
その話を藍子が聞いちゃったもんだから、状況はさらに悪化。
「(藍子) 辞退なんかしないよ。せっかく受かったんだから」
「(茂) 悪い事は言わん。教員はやめとけ!」
「(藍子) お父ちゃんおかしいよ!
人は好きな事して生きるのが一番だっていっつも言ってるくせに!
学校の先生のどこが気に入らないの!
普通は子供が教員になるって言ったら親は喜ぶもんだよ!」
「(茂) 普通はどげでもええわ!お父ちゃんは嬉しくない!」
夜、家族4人が食事をしていても藍子と茂は目を合わさない。
「(喜子) どうなってんの?」
「(布美枝) うん…ちょっとね」
食事の後、喜子に話した布美枝。
「(喜子) 辞退させるって、幾らなんでもそれはひどいよ!
お姉ちゃん、あんなに頑張ったの人生で初めてだと思うよ。
ねぼすけのくせに毎日夜中過ぎまで勉強してたんだから」
「(布美枝) 偉いわ。あら、喜子。あんたも今受験生じゃないの?」
「まあまあ、私の話はいいじゃない」
「またそうやって誤魔化して!」
「お姉ちゃんがかわいそうっていうのもあるけど
2人に不機嫌な顔されたらこっちまで緊張しちゃうよ。
ご飯も”砂を噛むような味気なさ”だ」
「あんた難しい言葉知っとるね」
「家庭不和が続くと私だって受験勉強手につかないし
お母ちゃん、なんとかしてよね!」
「はい…」
布美枝が藍子に話しにきたが・・。
「藍子…勉強しとるの?」
「うん。教職の単位取り落としたらお父ちゃんの思うつぼだもん」
「ねえ、お父ちゃんにあんまりポンポン言わんでよ」
「だってめちゃくちゃなんだもの。人の言う事全然聞かないし。
辞退しろって何よ!昔っからそう。
中学生の時、私が漫画家になりたいって言ったら
一日中点々と渦巻き描かせて嫌気を起こさせて」
「それは漫画で食べていく大変さ、お父ちゃんが一番よく知っとるけん」
「高校生になってアニメーターになりたいって言った時も
知り合いのアニメ会社がつぶれた話さんざん聞かされて。
いっつも私の夢を打ち砕くんだから!」
「藍子が怒るのは分かるよ。けどお父ちゃん今ちょっこし慌てとるんだわ」
「慌ててる?」
「藍子が当分そばにおってくれると思っとったけん。
もしかしたら家を出ていくかもしれんって動揺しとるんだよ。
もう少し時間かけてみようよ。お父ちゃんと喧嘩せんで。ね?」
「私、遠い所の学校の方がいいと思ってるんだ」
「えっ?」
「その方が水木しげるの娘だって知られずに済むし」
「藍子…」
「特別な目で見られるのもお父ちゃんに振り回されるのももうたくさん」
「お父ちゃん、あんたの事を心配しとるんだよ」
「それは分かってる。私だってお父ちゃんの事が嫌いな訳じゃないよ。
でも私は水木しげるの娘じゃなくて村井藍子としてやっていきたいの。
私、お母ちゃんとは違うんだから」
「違うって?」
「いっつもお父ちゃんが一家の中心で言う事は何でも聞くっていうのは
私おかしいと思うもの」
「お母ちゃんだって何でも聞いてる訳じゃ」
「とにかく私は私でやっていくから。自分の事は自分で決めます!」
「藍子…」
(小学校の頃から、ゲゲゲの娘と言われてイヤな思いをしてきたからね~)
布美枝は藍子の気持ちは分かったが、茂は一家の柱だしと、
藍子の突然の独立宣言に心も揺れていた。
茂の仕事は順調だった。
戌井の北西文庫のシリーズももう40冊くらいになるし、
成田出版からも前に出した「妖精入門」が受けてるから
他にも入門シリーズを出したいそうだ。次は「悪魔入門」でいくという茂。
光男はこれからは著作権の管理もしっかりやらんとと気を引き締める。
そんなとき修一達と一緒に日光に紅葉を見に行ったはずの絹代が帰ってきた。
「人が多くて。渋滞5時間とか言ってばかばかしいけん戻ってきたわ」
今度はヨーロッパに行きたいという始末。
「行くならパリがええね!けどナポリを見てから死ねとも言うけん。
ナポリって、どこだったかいね?」
祭壇の修平の写真を見る絹代。
「お父さん知っちょ~くせに、もう何も答えてくれんわ」
雄一は、あと何日かうちで面倒みようかと思ったが
うちでは気が休まらんみたいで、諦めたらしい。
「イトツがいればまだ緩衝材になったんだが。1人だとちょっとキツいな」
子供が音楽聴いてるとこをいきなり電源引っこ抜いてもめたらしい。
一緒に食事に行けば店員さんの態度が悪かったりすると叱り付けたり。
「(佐知子) 筋は通ってるんだけど、こっちはハラハラして」
「(雄一) 人間老いると丸くなると思ったんだが イカルの場合逆だな」
「(光男) ますますとがってきたな」
「(茂) いきなり仕事部屋に乗り込んできてヨーロッパに連れていけと言いだすし」
「(布美枝) ヨーロッパですか!?」
「(雄一) 今にこれアマゾンだの南極だの言いだしかねんぞ!」
「(茂) まあそのうち連れてってやるか」
「(雄一) え?」
「(茂) イトツもどこかに連れてってやろうと思っとったが
延ばし延ばしにしとるうちに死んでしまったけん。
イトツにしてやれんだった分イカルには親切してやろうかと思っとるんだ」
「(光男) そげだな」
「(雄一) あの年で人間が変わる訳でもなし、
こちらが合わせて付き合うしかないか」
「(茂) ああ」
大変な思いをした佐知子は、布美枝は偉いと褒めていた。
すると絹代は
「光男、ここにおったかね。しばらく行っとらんけん
あんたのうちの様子見に行こうかと思ってね」
「え~っ!?」
今度は光男にお鉢が回った。
喫茶店では、藍子が親友の智美に愚痴をこぼしていた。
「(智美) へえ~ 採用辞退しろなんて言うの?」
「(藍子) うん。そういう悪巧みしてたの」
「藍子ちゃんの事話したらうちの親なんかすっかり感心して
あんたも見習いなさいって言われたよ」
「智美ちゃんとこみたいな普通の親のもとに生まれたかったな」
「昔からその件では苦労してたもんねえ」
「うん」
「でも意外だな」
「何が?」
「藍子ちゃん学校嫌いだったじゃない?
こう言っちゃなんだけど成績だってパッとしなくて」
「2と3ばっかり。たま~に4があった」
「でしょ?それで何で小学校の先生になろうなんて思ったの?」
「自分が劣等生だった分 勉強できない子やパッとしない子の気持ち
よく分かるから。そういう子供の立場に立てる先生に
自分がなれたらいいかなって」
「偉い!偉いねえ。」とマスターと一緒に藍子を褒める亀田。
「(智美) でもお父さん何で反対なの?」
「(藍子) 会社の仕事手伝わせたいらしい。
でも私はお父ちゃんの世界に閉じ込められたくないんだよね。
水木しげるの娘って言われるのも卒業したいし」
「(浦木) その気持ち分かるねえ」 隣の席にいつのまにか浦木が!
「(藍子) あれ?浦木のおじさん!」
「ちょっと見ぬ間に別人のように成長しとるな。
ゲゲのとこに顔出そうとしてたんだ。
葬式には行けなかったがイトツに線香の一本でも手向けてやらんとな」
「(智美) 誰?この人」
「(藍子) お父ちゃんの友達」
「(浦木) 友達?いやいや。古いつきあいの大親友だよ」
「(藍子) そうかなあ」
「大親友の見立てによるとゲゲはいまだにガキ大将の気持ちでおるな」
「(藍子) それどういう事ですか?」
「(浦木) つまり自分はガキ大将で家族は配下の者。子分だと思っとる」
「(藍子) 子分だなんて思われたら家族はいい迷惑ですよ」
「(浦木) まあ聞きなさい。
昔、子供の世界ではガキ大将は総理大臣の次くらいに偉かった。
腕力だけではガキ大将にはなれない。知恵もいる。
まあゲゲの場合は俺が参謀として助けてやったがな。
大将たるもの配下の者のためには時には身を挺して戦わねばならん」
「(藍子) ええ」
「(浦木) ゲゲはなかなかようやっとった。
外交努力によって近隣ガキグループとの無駄な争いを避け
小さい子供達が楽しく遊べるように工夫してうまい事一個分隊を統率しとったよ」
「(藍子) それ、よく言ってます。俺は一個分隊を養わねばならんって」
「(浦木) ま、あいつは頭がクラシックにできとるからな
いまだにその発想なのよ。
家族も会社も自分で率いていくのがみんなの幸せだと思っとる」
「(智美) 家族愛って事ですか?」
「(浦木) 愛?愛ねえ。それにしちゃ押しつけがましいが。
父親がガキ大将だと娘は苦労するね」
その帰り、浦木の評判は悪い。(笑)
「(智美) あの人ケチね。コーヒーくらいおごってくれると思った」
「(藍子) ほんと」
浦木は会計のときに財布を見て・・「お会計は別々で」って!
藍子と智美も「え?」で、あった。
「(智美) フフフ!じゃ藍子ちゃん。ガキ大将に負けずに頑張ってね」
「(藍子) うん」
智美が帰って、藍子が浦木のあとをついてゆくと・・。
その先にうずくまっていたのはミヤコ。介抱してるのが源兵衛だった。
「(藍子) 安来のおじいちゃん!どうしたの?」
「(源兵衛) おお藍子か。ええとこに!」
「(藍子) おばあちゃん 大丈夫?」
「(浦木) 安来のおじいちゃん?」
「(源兵衛) あんた何かや?」
「(藍子) この人お父ちゃんの友達なの」
「(浦木) どうも!」
「(藍子) おばあちゃん歩けそう?」
「(ミヤコ) じきような~けん」
「(藍子) 通りまで出ないと車拾えないし」
「(源兵衛) おい!」
「(浦木) え?」
「(源兵衛) 背中貸してくれ!」
「(浦木) な、何ですか?」
「(源兵衛) ええけん早こと!」
「(浦木) あ~っ!」
ということで、ミヤコを負ぶって村井家にくることになった浦木。
予定よりも早く源兵衛とミヤコが調布の家に現れ、おどろく文江たち布美枝たち。
祭壇に源兵衛とミヤコが手を合わせ・・。
「(布美枝) お悔やみに来て頂いたのに申し訳ありませんでした」
「(浦木) あ~あ!奥さんの父上もかなり強引な方ですな」
「(布美枝) すいません」
「(浦木) また一文にもならない良い行いをしてしまった」
「(源兵衛) あんた!」
「(浦木) はい」
「(源兵衛) 浦木さんと言ったな」
「(浦木) はあ」
「(源兵衛) 世話かけてすまんだったな」
「(ミヤコ) あ~がとうございました!」
「(浦木) いやいや、いいんですよ。あ~っ!」
「(源兵衛) うちの蜂蜜」
「(浦木) え?」
「(源兵衛) それから野焼きとようかん。これお礼だ」
「(浦木) 田舎の名物。ヒヒハハハ!」
でも浦木はさっさと退散したかった。
「(布美枝) ゆっくりしてったらええのに」
「(浦木) 悪い予感がするんですよ。
グズグズしてるとあのお父さんに叱られそうで」
「(布美枝) 確かに」
「(浦木) まあこれで香典なしで悔やみに来た事は帳消しかな」
「(布美枝) え?」
「(浦木) じゃ奥さん、また」
喜子はお土産に大喜び!
「(喜子) これ大好き。重かったでしょ?」
「(源兵衛) いや…」
「(布美枝) うちには箱根に寄ってから来るって聞いとったけんびっくりしたわ」
「(源兵衛) いや、何を置いてもまず修平さんに線香あげねばならんと思ってな」
「(ミヤコ) 言いだしたらきかんだけん」
「(源兵衛) 早い方がええだねか」
「(ミヤコ) 葬儀の時は私の調子が悪くて来れんですまんだったね」
「(布美枝) それはええのよ。けど駅からでも電話くれたら車で迎えに行ったのに」
「(源兵衛) いや久々に商店街を歩いてみたくてな。
絹代さんは留守しとられるのか?」
「(布美枝) 今日お父さん達が来るとは思っとらんだったけん出かけとるわ」
「(喜子) 光男叔父ちゃんのとこだよね。迎えに行ってこようか?」
「(布美枝) そげだね」
「(源兵衛) いやいやええわ。ほんならまた箱根の帰りにでも寄らしてもらうけん」
「(茂) ああ、どうも。いらっしゃい」
「(源兵衛) 大丈夫か?茂さん。この度はご愁傷さまでございます」
「(喜子) おじいちゃん、いきなり襲来するって聞いてたけど本当だね」
「(布美枝) うん。晩ご飯2人分増やさなきゃね」
「(喜子) うん!」
その夜、ベッドに寝転び漫画を見ている喜子は
茂の昔描いた漫画も面白いと言っていた。
「お父ちゃんの頭の中ってどうなってるんだろうね」
机に向かう藍子は、「家族も会社も自分で率いていくのが
みんなの幸せだと思うとる。愛?それにしちゃ押しつけがましいが」
という浦木に言われたことを思いながら勉強していた。
「(喜子) また勉強してんの?採用試験受かったのに?」
「(藍子) 卒業できなかったら元も子もないもの」
「ふ~ん」
「採用辞退なんかする気ないから。
よっちゃん、あんたも受験生でしょ?いいの?勉強しなくて」
「(喜子) 今やろうとしてたとこ!」
あいかわらずの喜子である。
源兵衛は藍子が先生になることを「さすがうちの家系だ
嫁に行くまでは先生しとるのが一番ええわ」と感心していたが・・
「婿殿はあんまり喜んどらんようだったな」と、昼間の茂の様子から思っていた。
布美枝が茂は自分の仕事を継がせたいからあてが外れたようだと説明。
「(源兵衛) 会社をどげするかも考えにゃならんのか」
「(布美枝) それに遠くの学校に赴任する事になったら家を出る事になるけん
それを心配しとるんだわ」
「ほんなら嫁入り前に家を出るというのか?」
「東京は広いけん、そげな事もあるかもしれんね」
「ほう」
すると、布美枝がミヤコと灸の話をしてる間に、
源兵衛は仕事場の茂のところに行き、
「村井さん。家というものは家長を中心に一糸乱れず
統制されていなければいかん。わしも最初はええ話だと思ったんだけども…
藍子が教員になる話だわ。1人で遠くに住んだり、
万が一にもそこで勝手に結婚相手を決めてしまうようでは困る!
そこでだ!わしに1つええ考えがあ~だ。見合いをさせれ」
「見合い?いや~結婚はまだ…」
「いやいや。すぐに嫁に出さんでも話だけでもまとめておけばええだ。
相手は次男か三男にしぇ。この近くに住む男に限るぞ。
こっちに奪い取れる男を選んで見合いさせ~だ。
家庭を持つ事が決まっておれば配属先も考慮してもらえるかもしれん」
「それはどげですかなあ」
「いったん仮に遠くに行ったとしてもだ。
結婚相手がこっちにおれば藍子は必ず戻ってくる!」
「う~ん…」
「どげだ?ええ考えだらが」
「なるほど!」
「うん!ハハハハ!なるほど!」
「うん!アハハハ…」
布美枝がくると、誤魔化す二人。
布美枝から目をそらし机に向かう茂。
その翌日。茂は急用だと佐知子を呼び出し、藍子に見合いをさせると言い出す。
布美枝には寝耳に水。
「(佐知子) 知り合いが結婚相談所にいるから登録だけでもしてみましょうか?」
「(布美枝) 結婚相談所…」
「(茂) どげなとこだ?」
「(佐知子) 会員の中から希望に合った相手を紹介してくれるんですよ」
「(茂) それはええな」
「(布美枝) お父ちゃん、藍子この事知っとるの?」
「(茂) 相手が見つかってから話せばええ」
「(布美枝) 話を勝手に進めて藍子が知ったら怒りますよ」
「(茂) だけん、しばらくは隠密裏に事を運ぶんだ」
「(布美枝) まあ…」
「(茂) こっちは何を用意したらええのかね?」
「(佐知子) まず写真ですね。それから相手に望む条件」
「(茂) 条件は次男か三男に限る。住まいは東京で転勤がない事」
「(佐知子) 人柄は優しい人って事でいいかしらね?」
「(茂) う~ん。うんうん」
「(布美枝) お姉さんまで…」
「(佐知子) こういう事は昔も今も周りが気を利かせてお膳立てするものだから。
すぐに話がまとまる訳じゃなし登録するだけしておけば?」
「(布美枝) そげですかね…」
「(茂) おい!お前は藍子の写真を用意せえ」
「(布美枝) いや、けど…」
「(茂) ええけん。早こと」
居間でアルバムから藍子の写真を1枚取る布美枝。
「言いだしたらきかんのだけん。なして急に見合いだなんて…」とため息。
突然始まった藍子のお見合い作戦は、
しばらくの間は水面下での動きとなるはずだったのですが、その2日後。
源兵衛たちに挨拶に来た雄一は、家の前に来たところで藍子に
「あ、ついでにお前の写真借りてこいって佐知子に頼まれたわ。
なんかこの前のは古いみたいだからもっと新しいのがいいみたいだ」
「それ、何の話?」
ってことで、見合いの話がばれた。隠密作戦は大失敗!
「(藍子) どういう事?いつの間に私が見合いする事になってるの?」
「(雄一) すまん まさか本人が知らんとは…」
「(布美枝) ええ…」
「(喜子) お姉ちゃん まだそこまでせっぱ詰まってないよね」
「(布美枝) すぐにどうこうなる訳じゃなくて とりあえず登録しとこうかって」
「(藍子) 分かった…。早く結婚させて先生辞めさせるつもりなんだ」
「(布美枝) それは…」
「(茂) おう兄貴。来とったのか。 何だ?」
「(藍子) お父ちゃんでしょ?言いだしたの」
「(茂) ん?」
「(藍子) 見合いだなんて!ひどいじゃない!」
「(茂) ばれてたか…」
「(布美枝) まあ藍子、落ち着いて」
「(藍子) お母ちゃんもお母ちゃんだよ!なんで止めてくれなかったの?」
「(布美枝) そげな事言っても…」
「(茂) こら、お母ちゃんいじめるな!」
「(藍子) いじめてないでしょ!」
「(雄一) まあまあ 茂も落ち着けって!」
「(茂) 兄貴は黙っといてくれ!」
「(雄一) 何だその言い方は!
俺はせっかく頼まれて写真取りに来てやったのに!」
「(茂) ふん!」
「とてもあの場にはおられんな」と帰ろうとした雄一だが、
前から源兵衛とミヤコが帰ってきた。
源兵衛は以前に風呂を借りに来た雄一を覚えてて、
「今日も風呂ですか?」って!(笑)
「(雄一) そんな事よりね…。もめてますよ。失礼…」と立ち去る雄一。
夜、居間で箱根の土産話をしていた源兵衛だったが、雰囲気は最悪で・・。
「(源兵衛) おい布美枝、どげなっとるんだ?」
「(布美枝) それが…」
「(藍子) 私の知らないうちに見合いの話が進んでたの。
相手の条件まで決めて申し込むなんて。やりすぎだよ!」
「(茂) 今そげな話をするな。また後にせえ」
「(源兵衛) 藍子、そげん怒るな」
「(藍子) だっておじいちゃん!」
「(源兵衛) わしだ!」
「(藍子) え?」
「(源兵衛) わしが アドバイスしたんだ」
「(ミヤコ) やっぱり」
「(布美枝) お父さんが…? あっ!」
「(藍子) なんでおじいちゃんまで私の進路を妨害するの?信じられない」
「(喜子) かえってこじれた」
「(藍子) 邪魔しても無駄だからね。みんなが反対しても私は先生になる…」
「(絹代) ただいま!」 そこに絹代が帰ってきた。
「(喜子) おばあちゃん いいところに帰ってきたね」
「(布美枝) ほんと!」
夜、居間で碁を打つ源兵衛と茂。
台所では・・
「(喜子) お姉ちゃん、へそ曲げてるよ」
「(布美枝) はあ。失敗したなあ。
しばらく様子を見ようと思ったのが後手に回ってしまったわ」
「(喜子) お姉ちゃん、お父ちゃんと似てるからぶつかっちゃうのかな?」
「(布美枝) ん?」
「(喜子) 勉強に打ち込んでる時の背中、お父ちゃんみたいだった」
「(布美枝) ろくに褒めてもやらんで。藍子にかわいそうな事したなあ」
部屋でベッドに寝転ぶ藍子。
「は~!みんなしてどうかしてるよ!」
絹代の部屋では・・・。
「(ミヤコ) 箱根のお土産 ほんのちょんぼしですけど」
「(絹代) すんません。ほんなら遠慮なく」
「それと、これから寒くなりますけん、よかったら使ってごしなさいませ。はい」
「(絹代) これ、ミヤコさんが?」
「(ミヤコ) ええ」
「(絹代) え~!」
「(ミヤコ) あんまりように見んでごしなさい。
年取って目も薄くなっとりますけん。縫い目もバラバラで」
「(絹代) いいえ、きれいに縫えちょ~ますわ。あ~がとうございました!」
「(ミヤコ) いいえ」
「(絹代) お茶、いれましょうか」
「(ミヤコ) すんません」
ミヤコが部屋を見回すと修平が使っていた椅子、
コーヒーカップ、蓄音機が置いてある。
「四十九日も済まんうちから仏さんを置いて出歩いてて呆れられたでしょうねえ」
「(ミヤコ) ああ、いいえ」
「(絹代) 私、自分の方がお父さんより先に逝くと思い込んどったんですよ」
「(ミヤコ) なしてですか?」
「(絹代) 心臓が悪いですけん」
「(ミヤコ) まあ…」
「(絹代) ハハッ、医者は何でもないと言うんですけど
時々胸がキューッと締めつけられて。
お父さん一人残っても自分の事は自分でやれるように
料理でも洗濯でもやってもらっとったんです」
「はあ、そげですか」
「天ぷらなんか私よりも上手に揚げちょ~ました。鼻歌歌いながら。
結局、私の方が後に残ってしまいました。
こげなると分かっとったら、あげに家事をやらせんでもねえ。
好きな芝居でも映画でももっと見に行かせてやったらよかった。
そげ思ったら何だかもう。ハハハ…!はあ。
生きとるうちは文句ばっかり!
けど、一人でここにおると、つくづくさみしい気持ちになって」
「60年以上も一緒におられたんですけん…」
「夫婦というのはおかしなもんですねえ。親同士が勝手に決めた縁談で。
他人同士が一緒になったのに。
お父さんがおらんようになった寂しさは子供でも孫でも埋められんですけん!」
絹代の思いがあふれて泣きだす・・。
「ええご夫婦ですね」と絹代の背中を撫でるミヤコ。
居間で碁を打つ源兵衛と茂。
「(源兵衛) しかし思うようにはいかんなあ」
「(茂) 待ったですか?」
「いや、子供の話だ。親心で打った手が裏目に出た」
ミヤコが来る。
「(源兵衛) ここに置くか」
「(茂) は~ん。そげなら。これで」
「ああ!?それはちょっこし待て」
「(ミヤコ) お父さん」
「おう?」
「悪い手でしたねえ」
「何だお前、碁が分かるのか?」
「分かりません。けど、無理に押したらうまくいくもんもいきませんわ」
台所の喜子と布美枝がミヤコの意図に気づく。
「(喜子) あれ、お姉ちゃんの事だよね?」
「(布美枝) うん…」
「おばあちゃんいい事言う」
「(ミヤコ) ん?」
「(布美枝) 驚いたわ。あげにピシッと」
「(ミヤコ) 私は何にも言っとらんよ」
「(布美枝) ふ~ん」
「(ミヤコ) う~ん?」
居間ではミヤコの言葉が通じたようです。
「(源兵衛) 確かに いい手とは言えんだったわ」
「(茂) うん。戦術を練り直して、形勢逆転をねらいますかなあ」
「機が熟するのを待つのも、ええかもしれんの~」
「あ!そこは 待った!」
「待ったはナシだ!」
「いや~しかし、さっき」
「(喜子) 2人とも楽しそう」
「(ミヤコ) お父さん 茂さんと碁を打つの楽しみにしてたんだよ」
「(布美枝) 随分昔に約束したけん」
昔、源兵衛が美智子の貸本屋で
「今度来た時にでも一遍手合わせを願うかな」
と茂に言って以来楽しみにしていたのでした。
その翌日、一家で深大寺にでかけた。その茶店にて・・。
「(源兵衛) ここは昔ながらのええ寺だなあ」
「(ミヤコ) う~ん。東京にもこげな所があるんですねえ」
「(布美枝) フフフッ」
「(ミヤコ) な~に?」
「(布美枝) 私も最初に来た時 同じ事言った」
「(ミヤコ) そげかね」
「(源兵衛) 厠 借りてくるわ」
「(ミヤコ) 藍子。あんた安来節知っちょ~かね?」
「(藍子) 安来千軒、名の出たところっていうんでしょ」
「(喜子) アラ エッサッサーだよね」
「(ミヤコ) う~ん。安来節には歌詞がようけあるんだよ。
近頃おじいちゃんがよう歌っとる歌があってねえ」
「(喜子) どういうの?」
「(ミヤコ) 千里も飛ぶ様な虎の子が欲しや」
「(喜子) どういう意味?」
「(ミヤコ) 虎は我が子のために一日に千里を行って千里を戻るいう
言い伝えがあ~だわ」
「(喜子) 千里って、4000キロ?」
「(布美枝) うん」
「(ミヤコ) 布美枝と暁子。遠い東京におるでしょう。
2人とも幸せにやっとるけんね。
結婚を決めたおじいちゃんの目は間違ってはおらんだったよ。
でもね、心配なんだわ。元気でやっとるか。今度はいつ顔見られるか。
虎のように千里を行ったり来たりできたらええだけどね。
おじいちゃんね、藍子を遠くにやりたくない茂さんの気持ちが分かって
それで、ちょっこし余計な口出ししたんだわ。すまんだったね」
首を横に振る藍子。
「おい、そろそろ行くか」と源兵衛がもどってきた。
「(藍子) ねえおじいちゃん。また遊びに来てね」
「(源兵衛) あっ!ほんなら桜の頃にでもまた来てみるか。なあ?」
「(ミヤコ) ええ!」
「(藍子) おばあちゃん、黙っておじいちゃんに従ってるように見えて
押さえるとこは押さえてるね」
「(布美枝) ん?」
「(喜子) ゆうべのひと言、お姉ちゃんに話したの。
お父さん悪い手でしたねって」
「(布美枝) おばあちゃんは余計な事言わんで人の気持ちが分かる人だけん」
「(藍子) 似てるよね お母ちゃんと」
「(布美枝) え~っ?」
「(喜子) うん。似てる似てる」
「(藍子) だからお父ちゃんとお母ちゃんは仲よくやっていけるんだ」
「(布美枝) 藍子…」
「(喜子) やっぱりおじいちゃんの目に狂いはなかったか。ね!」
「(布美枝) もう、2人とも親をからかって!」
娘達の言葉は嬉しいけれど、ちょっと照れくさくもある布美枝でした。
昭和60年4月。
藍子は都内の小学校で3年生のクラス担任になりました。
赴任先は家から通える学校でした。
「今日はまず算数からだから。朝の会で歌う歌どうしようかな?
早く行って授業のプリント作らなきゃ」
子供達も懐いてくれてみんなかわいいと、
朝食を急いで済ませ、はりきって出かける藍子。
喜子は短大の1年生。
「(布美枝) 喜子。ほら起きなさい!」
「(喜子) う~ん、カステラ食べたらね」
「(布美枝) 何寝言言っとるの!」
「(喜子) うん・・何だ夢か…」
相変わらずの喜子!!
起きてものんびりと朝食をとっている。
「あら、まだ食べとる」
「う~ん2限目休もうかな。経済学とか何でやんなきゃいけないんだろ?」
「またそんな事言って~!」
「お姉ちゃん朝からガサゴソうるさいから一ぺん目が覚めて二度寝しちゃったよ」
「早めに学校へ行って授業の準備するんだって」
「よくやるなあ。毎日残業して遅く帰ってきて夜中まで仕事してるのに」
「学校楽しいし子供かわいいし。そげな時は少しぐらい大変でも頑張れるんだわ」
「う~ん。でも、張り切りすぎると伸びきったゴムみたいになっちゃうよ」
「喜子、あんたはもうちょっこし頑張らんといけんのじゃないの?」
「う~ん、何に向けて頑張るか。それが問題だ」
最近またファンレターが増え、ハガキを見る布美枝と喜子。
どうやら復刻版の単行本を初めて読んだって人もいてファンがふえてるらしい。
『僕は水木先生のファンです』
雑誌連載やってないのに新しくファンが増えるってすごい、って喜子。
「でも分かるな。お父ちゃんの漫画、昔のも面白いもん」
「お母ちゃんもゼタに描いとった漫画好きだったなあ。
猫忍とか幸福の甘き香りとか」「あれもいいよね!」
二人は水木しげるの大ファンでもある。
そんなとき、光男がぎっくり腰になったと連絡があり、しばらく仕事はお休み。
相沢も今日は法事で休み。
「妖怪画集」の締め切りも迫ってて菅井も手いっぱい。
しかも取材もうち合わせもはいってる。
布美枝は電話番だけでもと申し出たものの、
町内会の清掃活動があることを思い出し、断ってこようかと思ったら・・。
「お母ちゃん行っといでよ!電話番なら私がするから」と喜子。
「でも学校は?」
「今日は2コマしかないから休んだってどうって事ないよ。
非常事態でしょ!猫の手の代わりくらいにはなるって。ね!」
バケツを手に出かけたものの布美枝は喜子が心配だった。
さっそく喜子が電話を取る。
「はい、水木プロです。日月出版社さんですね。少々お待ち下さい。
お父ちゃん!電話!日月出版社!」
日月出版社に人に「先生、お父ちゃんですか?ハハハ!」と笑われ・・。
応接室で茂が編集者と打ち合わせ。そこにお茶を出しに来た喜子は・・。
お茶をこぼしてしまい、ラインナップを書いた紙がびしょ濡れ。
「お前ええけん!そっちに座っとれ」と茂に怒られて・・。
原稿に向かって点々を描いている菅井に、
「スガちゃん!」って急に話しかけて、
「よっちゃん急に話しかけないでよ。びっくりして線はみ出したじゃない!」
「ごめんなさい!」
「いいけどさ。今日ちょっと集中して仕事しないとまずいんだ。
ちょっと向こう行っててくれるかな」と、大失敗。
夕方、しょんぼりしてる喜子は、絹代と布美枝に今日の顛末を話してた。
「それでさ、お父ちゃんに頼まれた画材の注文、品物と数間違えちゃって」
「(絹代) あらま!」
「猫の手の代わりにもならなかったな」
「う~ん」
「(布美枝) 仕方ないじゃない。初めて手伝ったんだけん」
「少しは役に立つと思ったんだけど」
「(布美枝) あんたは家の事は心配せんでもええけん
しっかり学校に行きなさい」
「うん」
「(絹代) 何をそげにしょぼくれちょ~かね」
「何だか私いいとこないな~って思って」
「(絹代) そげかなあ。おばあちゃんはあんたのええとこ知っちょ~よ。
あんたは優しい。人を押しのけるとこがない。
それから一番ええのは自分を飾らんとこだわ。
だけんおばあちゃんはあんたと話しちょ~と気持ちが休まるわ」
「おばあちゃん」
「(絹代) うん」
「(布美枝) あらあら、お母ちゃんが言おうと思っとった事
み~んなおばあちゃんが言ってしまったわ」
「(絹代) フフフフ!」
「いいよ!2人して無理して慰めてくれなくても」
「(布美枝) フフフ!」
「(茂) おい喜子。これ書いたのお前か?」
「(喜子) え?」
「(茂) 怪奇短編の漫画のタイトル」
「(喜子) 何となく思いついたの並べてみただけ」
「(茂) これ、ええな」
「(喜子) えっ?」
「(茂) 一つ二つ大事な作品を忘れとったのお陰で思い出したわ。
お前、お父ちゃんの昔の漫画よう読んどるなあ」
「うん。面白いからね」
「(茂) 明日編集さんに電話して、これとこれ差し替えてもらうか。
うん、喜子もなかなか役に立つわ」 褒められた!!
「(絹代) よかったなあ喜子!しげさんが珍しく褒めとった」
「(布美枝) 役に立っとるんだわ」
「うん!」
元気が戻った喜子。
深夜の2階の部屋では藍子が学級通信をつくっていた。
「(藍子) これ エースくん。うちの学級のキャラクターだよ」
「(布美枝) う~ん。今週のエースくん」
「(藍子) これ子供達にすごい人気なの。
勉強やスポーツで目立たない子供にもいいとこいっぱいあるでしょ。
そういう子供達の頑張りをみんなに紹介しようと思って」
「ええ事考えたね。藍子なかなかやるわ!」
「こっちが頑張った分だけ子供達は応えてくれるから。やりがいがあるよ教員は」
「そう。けどあんまり無理せんでよ。喜子も心配してたわ。
最初から張り切ったら疲れてしまうって」
「もう食べられない!」って寝言が隣から聞こえてくる・・。
「(藍子) あっちはのんきすぎ。さて!もう一仕事しようかな!」
「藍子、頑張れ!」と部屋を出るときに小声で応援する布美枝。
そんなもんだから、もう学校の先生を辞めそうもない。
「(茂) 何だ!うまくいっとんのかあ!それじゃ当分辞めんなあ」
「またそげな事言って。しばらくは会社手伝わせるの諦めた方がええですよ」
「うん。あ そげだ。さっき光男から電話あったぞ。
痛み止めが効いとるけん2~3日もしたら出てこられるそうだ」
「あら!よかったですね」
「まあたまには喜子に手伝ってもらうのもええけどな」
「いろいろ失敗したって気にしてましたよ」
「そげか?初めてにしては上出来だったがな。
喜子は目の付けどころが面白いのがええわ」
「藍子も喜子もようやってますね」
「ああ」
娘達の成長を嬉しく思う布美枝だった。
・・・が、5月の終わり頃から藍子は
時折元気のない様子を見せるようになっていた。
梅雨が始まった6月の半ば、ずぶ濡れでトボトボと帰ってきた藍子。
「(藍子) お母ちゃん。私…もう嫌だ」
藍子の頬に涙がこぼれる。
話を聞くと、先生はえこひいきするって言われたという。
「(布美枝) なして?藍子はそんな事せんでしょう」
「(藍子) 学級通信の今週のエースくんのコーナー。
普段は目立たない子のいいとこ紹介したかったの。
でも、自分が同じ事しても先生は褒めてくれない。不公平だって
言いだした子がいて。だんだんみんなが先生はえこひいきするって騒ぎだしたの」
「ちゃんと説明した?」
「でもエースくんで紹介した子にも、あれのせいで仲間外れにされたって
泣かれちゃうし。私、先生に向いてないのかな?」
「藍子…」
その夜、藍子はベッドで泣いていた。
仕事部屋で布美枝から事情を聞いた茂は・・。
「う~ん。よかれと思ってやった事があだになったっか。
子供の信頼というのは一ぺんなくすと取り戻すのは難しいけんな」
「先月から家庭訪問しとるんですけど、
親御さん達からも藍子のやり方がおかしいんじゃないかって
言われとるようなんです。今日伺ったお宅でも随分きつく言われたみたいで」
「新米の先生に子供を任せるのは親も不安なんだろう」
「同僚の先生にも厳しい事言われたみたいで」
「四面楚歌か…」
「どげしたもんですかねえ」
「ふーむ。よし、とうとうチャンスが来たぞ。
その分だと学校を辞めると言いだすかもしれんな」
「お父ちゃん?」
「ん?ちょうど仕事も増えてきている時だ。これからは光男1人では手が足りん。
ええ機会だ。学校を辞めさせて藍子をうちに入れよう」
「今なしてそげな事を言うんですか!藍子は泣くほど悩んどるんですよ」
「泣くほど嫌なら辞めたらええだろう」
「もうっ!」
「明日は日曜か。週末のうちにその気にさせるか」
相談しても無駄だと立ち去る布美枝。
日曜。藍子が中庭に座っていた。洗濯しにきた布美枝。
「ねえお母ちゃん…」
「ん?何?」
「私、先生辞めようかな」
「えっ!」
「その方がお父ちゃんも喜ぶし」
「藍子…」
「自分は子供の気持ちが分かるって思ってたの思い上がりだったな。
先生やる資格ないね」
「辞めたかったら辞めなさい。お母ちゃん止めないよ」
「え…」
仕事部屋には藍子を心配した喜子が茂に話に来た。
「お父ちゃん!」
「おう」
「日曜日も仕事か。年中無休だね」
「やりたい事が山ほどあるけんな。
妖怪の事もあの世の事も、まだまだ分からん事だらけだ」
「お父ちゃんがそんなに頑張れるのは好きな事を仕事にしたからだよね。
お姉ちゃんだって同じ。なりたかった学校の先生になって張り切ってたもん」
「ああ…」
「けど、今は辞めようかって悩んでる。
好きな事やってもうまくいく訳じゃないんだね」
「そりゃそうだ。頑張ったからうまくいく、努力したから報われるというほど
世の中は簡単には出来とらんよ」
「うん…」
「お父ちゃんも長い事なかなか人気が出んだった。
けど途中で諦めなかったのがよかったんだな」
「それ、お姉ちゃんに言ってあげて。お父ちゃんの励ましが一番効くと思うな」
(喜子、ナイス)
茂は、「何を言っとるんだあいつは…」といいつつも、
学校でも頑張っとるみたいだし藍子も喜子もよくやってると言ってた布美枝の
言葉を思い出し・・「う~む…」と思案。
2階の部屋では、藍子が珍しく突き放した布美枝の言葉を思い出してた。
「辞めたかったら辞めなさい。お母ちゃん止めないよ。
お母ちゃんだって本当の事言ったら
藍子に先生になってほしかった訳じゃないけんね。
近くにおって早くええお婿さん見つけて、
お父ちゃんの事を助けてあげてほしいって思っとるもん」
「やっぱり、そうだよね」
「けど、お父ちゃんが喜ぶからなんて言い訳、藍子らしくないわ。
難しい試験に受かって先生になって、毎日頑張っとる。
我が子ながらにたいしたもんだなって感心しとるのよ。
お母ちゃんにはとてもまねできんけんね。
だけん、お父ちゃんの事を言い訳にしたりなんかせんで
どうしたらええのかよく考えてごらん」
そんなとき「お~い!これ貼っとけ」と紙を持って茂が来た。
2枚の紙を読み上げる茂。
「意志の力で成功しない時には好機の到来を待つほかない」
「人は努力している間は迷うに極まったものである」
「(喜子) これ、仕事場にも貼ってあるよね」
「(茂) おう。ゲーテの言葉だ」
「(喜子) ゲーテ?」
「(茂) うん。お父ちゃんが喜子ぐらいの時
”ゲーテとの対話”という本、暗記するぐらい何回も何回も読んだんだぞ」
「(喜子) ふ~ん」
何も知らずに階段を上がってくる布美枝。
「(茂) 好きな事をして生きるのはええ。けど好きと楽する事とはちょっこし違う。
苦しい事や嫌な事があっても、それでもやらずにはおられんのが
本当に好きな事だ。だけん迷ったり悩んだり落ち込んだり
苦い思いもしてみん事には好きな事は何なのか本当は分からんのだよ。
人は神さんではないけん、世の中を思いどおりには動かせん。
やるだけやってもうまくいかない時は、ほれ、『好機の到来を待つほかない』。
人間にできるのはそれだけだ」
廊下で話を聞いている布美枝
「(茂) ほい!闘わずして土俵を下りるのが一番つまらんぞ」
「(藍子) うん」
「(布美枝) お父ちゃん…」
翌朝、なんだかスッキリした藍子は元気に出かける。
空を見あげて・・・ 「よしっ 頑張ろう!」
「(喜子) お姉ちゃん、ちょっと元気出たみたいだね」
「(布美枝) 簡単にはいかないけど、いろいろ考えてやってみるって」
「いろいろって?」
「う~ん、例えば学級通信に子供の投書欄を作ったり」
「漫画の読者コーナーみたいなものか。知恵絞ってるね」
「けど一番は、肩の力抜いて子供達と向き合う事かなって言っとったよ」
「ふ~ん。でもこれでお姉ちゃんが学校辞めて
プロダクションを手伝う目は当分なくなった訳だ」
「よその人を雇わんといかんかもしれんね」
「お姉ちゃんがやらないなら、私がやろうかな」
「え?」
「短大出たらお父ちゃんの仕事手伝おうかと思って。
絵は描けないし、あんまり役に立たないかもしれないけど」
「あんた、本気で言っとるの?」
「うん」
「お父ちゃんは喜ぶと思うけど。
あんたの人生だけん、あんたがやりたい事をやればええんだよ」
「やりたいの!お父ちゃんの漫画大好きだから手伝えたら嬉しいもん」
「喜子…」
「でもまだ分かんないけどね。
卒業する頃には他にやりたい事見つかってるかもしれないし」
「ゆっくり決めたらええんだわ。
うちも昔みたいに忙しい訳じゃないけん、どうにかなるでしょう」
「うん」
喜子はちゃんと自分の道が決まったようです。
仕事部屋では『鬼太郎』がまたテレビアニメになる知らせが入り、大騒ぎ!
「(茂) 10月12日の夕方から毎週放送だ」
「(布美枝) はあ~やりましたね!」
「(茂) それだけじゃないぞ。
テレビ化と併せて9月からは月刊誌で『鬼太郎』の漫画連載がスタートだ!」
「お~っ!」
「また忙しくなるぞ!」
「みんなで頑張らないとな」
「はい!」
「10月に向けてバク進だ!」
昭和60年、じわじわと波が来ていた「鬼太郎」の人気が
ついに3度目のアニメ化と雑誌の連載を引き寄せた。
新しい「鬼太郎」のアニメが放送された夜の事。
いろんな人から、テレビを見たという嬉しい電話がなりっぱなし。
「電話がひっきりなしです。大勢の人が見てくれとるんですね」
また電話が鳴って取ってみたら、安来の兄嫁・邦子からだった。
「あら邦子さん!テレビ見てくれたの?
えっ?分かりました…。お母さんは?はい…。ほんなら」
「(茂) おい どげしたんだ?」
「安来からです…」
「何かあったのか?」
「お父さんが…脳梗塞だそうです…」
「え…」
「どげしよう…」
この「ゲゲゲの女房」の記事がお役に立ちましたら、
ランキングにポチを~~!
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
★役者メモ+アルファ(敬称略)
*藍子ちゃん。
藍子の誕生日は昭和37年12月24日。
初代(乳児・60話)…中田夢梨 ??所属
2代目(0歳児・61~66話)…(テアトルアカデミーの赤ちゃん?)
3代目(0歳児・67~72話)…星流 クレヨン(赤ちゃんモデル) Profile
4代目(1歳児・73~84話)…吉田明花音 セントラル子供タレント
5代目(2歳児~・85~108話)…篠川桃音 テアトル・劇団コスモス Profile
6代目(4歳児~・109~114話)…清水詩音 劇団ひまわり Profile
7代目(9歳・115~132話)…菊池和澄 アミューズProfile
8代目(19歳~・133話~)…青谷優衣 ジェイアイプロモーション Profile Blog
昭和59年10月、青谷優衣さんが演じる藍子は21歳の大学生です。
藍子は教職員試験に向けて猛勉強の末、教員試験に合格!
回想の中学生姿はサービスか?
148話の途中から昭和60年4月。 藍子は22歳。
地元の桜宮小学校で3年2組担任。
*喜子ちゃん。
喜子の誕生日は昭和41年12月24日。
初代(乳児・108話)…渡辺怜 ??所属
2代目(乳児・109~114話)…(テアトルアカデミーの赤ちゃん)
3代目(5歳・115~132話)…松本春姫 テアトル・劇団コスモス Profile
4代目(15歳~・133話~)…荒井萌 フォスター Profile Blog
天真爛漫マイペース喜子は17歳で高校3年生になってます。
進路に悩む喜子・・。本当は獣医さんになりたいけど、理系だから無理~。
148話の途中から昭和60年4月。 喜子は18歳になり短大生に。
*安来からの手紙(145)
「布美枝へ
元気にしていますか?突然ではありますが、
暁子に誘われて今週末にお父さんと箱根に湯治に行くことになりました。
私のリウマチを気遣ってくれているようで、親としては有難い限りです。
そこでこの機会に是非あなたのところにも立ち寄って、
修平さんにお線香を上げさせていただけたらと思っています。
絹代さんや皆様にもよろしくお伝えください。 母より 」
*消印が、昭和47年10月3日。
藍子は大学生の25週の設定は昭和59年であります。
でも。布美枝の母・ミヤコからの手紙と一緒にポストにあった
封書の消印は昭和47年10月3日。フフフ・・使いまわしたのか?
古いミヤコからの手紙を出してきた様子もないし・・。
*藍子の教員試験合格通知(145)
東京都教育庁人事部検定課
〒101 千代田区花井2-16-1 03(432)0091
通知書
受験教科:小学校
受験番号:103195
氏名:村井藍子
昭和60年度東京と公立学校教員採用候補者選考の結果、
あなたを採用候補者名簿に登載することと決定したので通知します。
名簿登載期間:昭和60年4月1日から昭和61年3月31日まで
名簿登載期間中に下記の事項に該当した場合は名簿から削除します。
1.東京と公立学校教員として採用された場合
2.正当な理由がなく照会先を辞退した場合
3.正当な理由がなく紹介に応答しない場合
4.選考を受ける資格を欠いていることが明らかとなった場合
5.昭和60年4月1日までに受験教科の教諭普通免許を取得できなかった場合
6.心身の故障その他により、教員としての適性を欠くことが明らかとなった場合
ちなみに、この当時の教員試験はすでに難関でありました。
*地団駄踏む喜子+中学校時代の藍子(145)
ここはいいね~~! 永久保存だわ
*「(藍子) 私、お母ちゃんとは違うんだから」(145)
つい、「ちりとてちん」の喜代美とかぶってしまいましたわ。
*戌井の北西文庫のシリーズ(146)
「不死鳥を飼う男」「地獄流し」「ああ無情」「ないしょの話」
使ってた本の表紙は戌井のモデルである桜井昌一の
「桜井文庫」と同じ。もしかすると本物かもしれない。
※東考社 桜井文庫シリーズ|「水木しげる」のへや
*水木しげる著 小学館入門百科シリーズ(146)
これが光男の言ってた「妖精入門」「悪魔入門」の本のモデルみたいですね。
ってことは、劇中の「成田出版」は小学館のことね。
*21歳の藍子の親友=砂田智美役は水崎綾女ちゃん(146)
(1989年4月26日生 兵庫県出身 ホリプロ所属) Profile Blog
第29回ホリプロタレントスカウトキャラバン・ベストグラビア賞であります。
NHK「ゴーストフレンズ」で バス事故で死んじゃった二人の女子高生の1人
青山ミク役でチェックしたのは初めてっかなぁ。ずっと幽霊で出てたよね。
*アングル(ANGLE) 10月11日号150円 (146)
浦木が喫茶店で顔にかぶせてた写真週刊誌。
あきらかに「FOCUS」のパロですなぁ。
表紙の見出しは、
「実在した日本人スパイ 「風雲児」松木龍之介の驚愕の経歴」かな?
*清陽院明雲修道居士(146)
修平の戒名。
*源兵衛の土産(146)
蜂蜜 野焼き ようかん。 喜子は蜂蜜が好物である。
*「化烏」(北西文庫)(147)
喜子が面白いとベッドで読んでた茂の漫画。
*ヒノデグラフ(147)
源兵衛が仕事場の茂のところに来たとき、テーブルにあった雑誌。
「アサヒグラフ」のパロかな?
*箱根での源兵衛(147)
源兵衛は箱根は2度目。
暁子が用意してくれた旅館は昔泊まったとこと同じ宿。
宿の人は源兵衛を覚えていた。
前に泊まった時、ケネディ大統領が胸像を作ったとこがあると聞いて
東京で作った胸像の話を聞いた宿の人たちは
それ以来、陰で御膳様と呼んでたそうな。
「久しぶりに御膳様が来た」と言って、刺身を余計に付けてくれたそうです。
*「あんた 碁は打つか?」(148)
「(ミヤコ) お父さん 茂さんと碁を打つの楽しみにしてたんだよ」
「(布美枝) 随分昔に約束したけん」
(回想)「(源兵衛) あんた 碁は打つか?」
これって、第48回で源兵衛が美智子の貸本屋で茂に言った言葉です。
それからずっと対局を楽しみにしていたんですね。
*囲碁対局(148)
黒:茂 白:源兵衛
┌┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┐
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼○○┼┼┼○┼●┼○┼┼┼┼┤
├┼┼○●┼┼┼┼○┼┼┼○┼○┼┼┤
├┼○┼●○┼┼┼┼┼●┼┼┼┼○┼┤
├●●┼●○┼┼┼┼┼┼①┼┼●●┼┤
├┼┼┼┼○┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼●●○┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼●○┼○○○┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼●○┼●●┼┼┼┼●┼┼┼┼┤
├┼●┼●○┼┼┼○○┼┼┼●┼┼┼┤
├┼●○┼┼┼●┼○●┼●●○●●┼┤
├┼┼○┼○○┼●○○●●○○○●┼┤
├┼┼┼┼┼●●●○●○○○┼●┼┼┤
├┼┼○┼┼●○┼●●●●○┼┼┼┼┤
├┼●○○○○●●┼●○○┼┼●┼┼┤
├●●●○●○○○●●●○○┼┼●┼┤
├┼●○●●●●●○○○●○┼○○┼┤
└┴┴┴┴┴┴┴┴●┴┴┴┴┴┴┴┴┘
黒①:茂
・・・・
┌┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┐
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼○○┼┼┼○┼●┼○┼┼┼┼┤
├┼┼○●┼┼┼┼○┼┼┼○┼○┼┼┤
├○○┼●○┼┼┼┼┼●┼┼┼┼○○┤
├●●┼●○┼┼┼┼┼┼●┼┼●●○┤
├┼┼┼┼○┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼●┤
├┼┼┼●●○┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼●○┼○○○┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼●○┼●●┼┼┼┼●┼┼┼┼┤
├┼●┼●○┼┼┼○○┼┼┼●┼┼┼┤
├┼●○┼┼┼●┼○●┼●●○●●┼┤
├┼┼○┼○○┼●○○●●○○○●┼┤
├┼┼┼┼┼●●●○●○○○┼●┼┼┤
├┼┼○┼┼●○┼●●●●○┼┼②┼┤
├┼●○○○○●●┼●○○┼③●┼┼┤
├●●●○●○○○●●●○○┼┼●┼┤
├┼●○●●●●●○○○●○┼○○┼┤
└┴┴┴┴┴┴┴┴●┴┴┴┴┴┴┴┴┘
白②:源兵衛
黒③:茂
ここで源兵衛が待った!
┌┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┐
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼○○┼┼┼○┼●┼○┼┼┼┼┤
├┼┼○●┼┼┼┼○┼┼┼○┼○┼┼┤
├○○┼●○┼┼┼┼┼●┼┼┼┼○○┤
├●●┼●○┼┼┼⑤┼┼●┼┼●●○┤
├┼┼┼┼○┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼●┤
├┼┼┼●●○┼┼┼┼┼┼┼┼┼④┼┤
├┼┼┼●○┼○○○┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼●○┼●●┼┼┼┼●┼┼┼┼┤
├┼●┼●○┼○┼○○┼┼┼●┼┼┼┤
├┼●○┼┼┼●┼○●┼●●○●●┼┤
├┼┼○┼○○┼●○○●●○○○●┼┤
├┼┼┼┼┼●●●○●○○○┼●┼┼┤
├┼┼○┼┼●○┼●●●●○┼┼┼┼┤
├┼●○○○○●●┼●○○┼┼●┼┼┤
├●●●○●○○○●●●○○┼┼●┼┤
├┼●○●●●●●○○○●○┼○○┼┤
└┴┴┴┴┴┴┴┴●┴┴┴┴┴┴┴┴┘
黒④:茂
白⑤:源兵衛
「あ~!」(茂)
「これは待たんぞ」(源兵衛)
*ファンの手紙(149)
『水木しげる先生
ぼくは水木先生のファンで
す。水木先生のまんがを読
んで、とてもようかいにくわし
くなったので、学校では、ようか
いはかせとよばれています。
これからも、がんばって下さい』
「ください」が「下さい」になってるところが見事です。
*日月出版社(149)
喜子が始めて仕事の電話を茂に取り次いだ出版社。
「お父ちゃん!電話!日月出版社!」と言って笑われた。
*短編傑作集の件(149)
次の刊行予定は『恐怖編』。
ラインナップの相談にきた編集者は喜子にお茶をこぼされるけど、
「『恐怖編』か。ん?でも 何であれが入ってないんだろう?」
と、ラインナップを喜子が考えるきっかけを作る。
これで、喜子はお父ちゃんに褒められる
*編集者の「水木しげる短編傑作集『恐怖編』のラインナップ案」(149)
1.猫又
2.人面草
3.水虎
4.墓の町
5.禁断の女
6.貧乏神
7.地獄の水
8.砂かけばばあ
9.血太郎奇談
10.最初の米
11.死者の招き
12.迷宮入り
13.吉備の千首
14.化木人のなぞ
15.すりかえられた肉体
16.妖怪水車
17.なまはげ
18.死女の手
19.化烏
20.悪魔の死者
*喜子の「水木しげる短編傑作集『恐怖編』のラインナップ案」(149)
1.人面草 ←やっぱり怖い
2.約束 ←入れたほうがいいのでは 食べるシーンがいい
3.妖怪水車
4.禁断の女
5.化木人のなぞ
6.血太郎奇談
7.墓の町
8.なまはげ
9.安い家 ←入れたほうがいいのでは 肉食木の話
10. (※見えない)
11.砂かけばばあ
12.すりかえられた肉体
13.迷宮入り
14.水虎
15.最初の米
16.死女の手
17.終電車の女 ←入れたほうがいいのでは 異次元!!
18.死者の招き
19.貧乏神
20.吉備の千首
残るは、猫又、地獄の水、化烏、悪魔の死者。
さて、喜子は10番にどれを選んだのか。
ベッドで読んでた化烏かな?
*藍子の学級通信(149)
3-2だより エース No.2 1985 4.13 桜宮小学校
ニリンソウが開きはじめましたね。春はどんどん過ぎていくようで
3年2組として出発して1週間がたちました。相変わらず元気いっぱい
の子たちです。授業中もよく手があがります。土曜日に離任式があり
ましたが、きちんとした態度で、静かに参加できました。
さすがに3年生です。この1週間で、いいクラスになりそうだと、手応え
を感じました。来週の金曜日はみんなが楽しみにしている
・・ら大きなテルテル坊主でも作っておきましょうか。体調の方も
・・ましょう。お弁当と着がえを忘れぬように。集合時間
・・・・ます。みんなで
・・・・に。私も
・・・・ます。
『今週のエースくん 大谷賢治くん 掃除用具片付けナンバー1』
今週は、いつもみんなが苦手な苦手な掃除
の片付けをがんばっている大谷賢治くんです。
賢治くんは掃除の時間が終わって、
みんなが遊びに行ってしまった後も、
きちんと雑巾や、ほうき、ちりとりを整理してくれています。
みんなも賢治くんを見習って
掃除用具を出しっぱなしにしないようにしましょう。
●朝の会を盛り上げよう
◎読書の時間(月)
◎歌の時間(火)
◎朝・・
*藍子の赴任先は「桜宮小学校」って、母校じゃないか!(149)
<藍子は都内の小学校で3年生のクラス担任になりました。
赴任先は家から通える学校でした。>と、おばばのナレーション。
でも学級通信には「桜宮小学校」って書いてある。
藍子の通った小学校は「桜宮小学校」。
母校ですからね~、そりゃ家から通えます。
*ゲーテとの対話(150)
茂が喜子ぐらいの時に暗記するぐらい読んだ本。
「意志の力で成功しない時には好機の到来を待つほかない」
「人は努力している間は迷うに極まったものである」
という仕事場に貼ってある名言はここからの言葉らしい。
*昭和60年10月12日(土)(150)
ゲゲゲの鬼太郎(第3期)の放送開始日。(実際と同じ。CX系列)
*昭和60年10月12日の「毎事新聞(夕刊)」のラテ欄(150)
これ、ちゃんと見ると面白い!!
毎東テレビ(6ch) 「マンガ日本はなし」は7:00からって!!(笑)
「[新]ポニーテールでこんにちは」も気になるぞ。
伊藤かずえさん主演「ポニーテールはふり向かない」でしょう!
ジャパン放送(4ch)
5:00 JN△10ラインナップ
15 それゆけラビット
30 プロレス 「長州他力 ライトハンド・タカ×ユン・ピョウ 黄飛鴻」
6:00 夕方の部屋 「認知症について」
7:00 第8回日本民謡No.1決定戦
毎東テレビ(6ch)
4:30 人の子うちの子 番外編”遊園地の日”
5:30 こどものどうして
6:00 料理の時間 思い出の味は再現できるか
30 ニュースハンター 武田奈緒子
7:00 マンガ日本はなし 「うそつきと餅つき」「金持ち狸の恋物語」
30 クイズマラソン 古谷三行 小川友子 加藤ひろし 三宅雄三
8:00 [新]お笑い祭りだ!全員集合!ベスト100
▽収容所コント!脱獄物語▽ダンス大会&ゆかいな原始人
▽食堂で大パニック!?
9:00 [新]ポニーテールでこんにちは 「ポニーテールの少女」
大原清治脚本 伊藤みきえ 鶴亀慎吾
松村優斗 坂上しのみ 岡田奈々子ほか
10:00 テレビパーティー
未来放送(8ch)
4:00 女子バレーボール 「日本×アメリカ」
5:30 女子プロレス85
6:00 列島ニュース 「今日も世界のどこかで」
30 [新]ゲゲゲの鬼太郎 「謎の妖怪城出現!!」
7:00 [新]日本のただごとではない! 「史上最悪の勘違い特集」
30 [新]ハイスクール奇人組 「変な顔の人集合!!おれたちゃ奇人組!」
8:00 オレはひょうきん者 「タカやん大マジックショー」
水中アドモステージ▽エバガールの逆襲▽石井会長爆笑一発芸集!
△天気
9:00 映画話
02 [S]未来映画劇場 「フラッシュ・・」(1983年・・
ワールドテレビ(10ch)
4:00 宝酒祭ゴルフ入門 スイングの姿勢
5:30 機動戦士Vガンダモ
6:00 電気戦隊エレクトニックマン 「消えた龍神!」
25 オバケのK太郎
45 「健二くんの悩み」
7:00 マンガ人間砲弾!(終) 「最終回傑作選」
柳伸次 山田国子ほか
30 探検日本!駅弁編 「駅弁日本一はどこの県!列島駆け抜けろ」
8:00 暴れん坊だよ? 「ついに現る!伝説の?一族」
松元健 北島一郎 ・・・
テレビ関東(12ch)
4:00 第10回・・・
5:30 冒険の・・・
6:00 サッカー「ベスト・・
30 ビジネスマン 「・・
7:00 アイドル・・
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
★スタッフ
原案:武良布枝
脚本:山本むつみ
音楽:窪田ミナ
主題歌:いきものがかり「ありがとう」
語り:野際陽子
(野際さんは、10回から主題歌のあとにクレジットされている。
回想・写真出演回の表記だけ「語り(飯田登志):野際陽子」)
映像提供:水木プロダクション・東映アニメーション(114,150回)
撮影協力:
千葉県匝瑳市(1,2,8,25)
水木プロダクション(1-25)
時代考証:天野隆子(1-25)
出雲ことば指導:広戸聡(6-25)
囲碁指導:桑本晋平(25)
漫画指導:海老原優(4-25)
資料提供:山口信二(5-25)
アニメーション制作:東映アニメーション(1-25)
---------
制作統括:谷口卓敬
---------
プロデューサー:落合将(1-25)
美術:日高一平(3,5,8,11,14,17,20,23,25)
技術:宮路信広(1,3,5,7,9,11,12,13,15,17,19,21,23,25)
音響効果:鈴木希弥(4,7,10,13,16,19,22,25)
編集:佐藤秀城(1-25)
---------
撮影:平野拓也(1,3,5,7,9,11,13,15,17,19,21,23,25)
照明:久慈和好(1,3,5,7,9,11,13,15,17,19,21,25)
音声:佐藤稔(2,4,8,12,18,22,23,25)
映像技術:中寺貴史(1,5,8,12,15,21,25)
記録:津崎昭子(1-25)
美術進行:大野輝雄(1,25)
---------
演出:勝田夏子(4,19,25)
:佃尚能(25)
---------
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
関連商品
「ゲゲゲの女房」の主題歌は、いきものがかり「ありがとう」です!

ありがとう
いきものがかり
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
★恒例の配役 (クレジット順)
***第145回***
…Cast……/ …役………/…役柄等・(数字は出演回)……………………………
松下奈緒 /村井布美枝/ ヒロイン・飯田家の三女・茂の妻
向井理 /村井茂__/ 漫画家・水木しげる・布美枝の夫
愛華みれ /村井佐知子/ 雄一の妻・100話から水木プロの経理
東てる美 /松井靖代_/ すずらん商店街の銭湯女将⇒ロザンヌレディ・こみちの常連だった
荒井萌 /村井喜子_/ 茂と布美枝の次女・(24週からは17歳・高校3年)・(133~)
尾上紫 /山田和枝_/ すずらん商店街・乾物屋「山田屋」・「こみち」の常連だった
青谷優衣 /村井藍子_/ 茂と布美枝の長女・(24週からは21歳・大学生)・(133~)
棟里佳 /三浦徳子_/ すずらん商店街の床屋「バーバー三浦」・こみちの常連だった
……………/……………/ …………………………………………………………
エンゼルプロ
テアトルアカデミー
……………/……………/ …………………………………………………………
風間杜夫 /村井修平(写真)/ 茂の父・あだ名はイトツ・144話で永眠
竹下景子 /村井絹代_/ 茂の母・あだ名はイカル
……………/……………/ …………………………………………………………
***第146回***
…Cast……/ …役………/…役柄等・(数字は出演回)……………………………
松下奈緒 /村井布美枝/ ヒロイン・飯田家の三女・茂の妻
向井理 /村井茂__/ 漫画家・水木しげる・布美枝の夫
大倉孝二 /村井雄一_/ 茂の兄(長男)・東京在住
杉浦太陽 /浦木克夫_/ 茂の幼馴染・トラブルメーカー・『イタチの克』と呼ばれてる
徳井優 /亀田達吉_/ 茂が利用してる亀田質店の店主
愛華みれ /村井佐知子/ 雄一の妻・100話から水木プロの経理
柄本佑 /菅井伸__/ 茂のアシスタント・ドジで絵はヘタクソ(97~)
永岡佑 /村井光男_/ 茂の弟(三男)・水木プロのマネージャー
荒井萌 /村井喜子_/ 茂と布美枝の次女・(24週からは17歳・高校3年)・(133~)
中林大樹 /相沢幹夫_/ 茂のアシスタント・菅井よりも頼りにされている(115~)
青谷優衣 /村井藍子_/ 茂と布美枝の長女・(24週からは21歳・大学生)・(133~)
広戸聡 /マスター_/ 茂たちが利用する純喫茶「再会」
水崎綾女 /砂田智美_/ 藍子の同級生の親友・(21歳)(146)
菊池和澄 /村井藍子(回想)/ 茂と布美枝の長女(9歳・小4)(115~132,146)
田中しおり /砂田智美(回想)/ 藍子と仲がいいクラスメイト・4年3組(115~126,146)
大嶋康太 /男子(回想)/ 藍子の男子クラスメイト・ゲゲゲの娘と藍子をからかう・4年3組(118,146)
千濱汰一 /男子(回想)/ 藍子の男子クラスメイト・ゲゲゲの娘と藍子をからかう・4年3組(118,146)
阿部考将 /男子(回想)/ 藍子の男子クラスメイト・ゲゲゲの娘と藍子をからかう・4年3組(118,146)
……………/……………/ …………………………………………………………
エンゼルプロ
テアトルアカデミー
……………/……………/ …………………………………………………………
大杉漣 /飯田源兵衛/ 布美枝の父
古手川祐子/飯田ミヤコ/ 布美枝の母
風間杜夫 /村井修平(写真)/ 茂の父・あだ名はイトツ・144話で永眠
竹下景子 /村井絹代_/ 茂の母・あだ名はイカル
……………/……………/ …………………………………………………………
***第147回***
…Cast……/ …役………/…役柄等・(数字は出演回)……………………………
松下奈緒 /村井布美枝/ ヒロイン・飯田家の三女・茂の妻
向井理 /村井茂__/ 漫画家・水木しげる・布美枝の夫
大倉孝二 /村井雄一_/ 茂の兄(長男)・東京在住
杉浦太陽 /浦木克夫(回想)/ 茂の幼馴染・トラブルメーカー・『イタチの克』と呼ばれてる
愛華みれ /村井佐知子/ 雄一の妻・100話から水木プロの経理
荒井萌 /村井喜子_/ 茂と布美枝の次女・(24週からは17歳・高校3年)・(133~)
青谷優衣 /村井藍子_/ 茂と布美枝の長女・(24週からは21歳・大学生)・(133~)
水崎綾女 /砂田智美(回想)/ 藍子の同級生の親友・(21歳)(146,147)
舛田宇大遥/村井健太(回想)/ 雄一の息子(26,44,147)
天野柚希 /村井浪子(回想)/ 雄一の娘・健太の妹(26,44,147)
……………/……………/ …………………………………………………………
大杉漣 /飯田源兵衛/ 布美枝の父
古手川祐子/飯田ミヤコ/ 布美枝の母
竹下景子 /村井絹代_/ 茂の母・あだ名はイカル
……………/……………/ …………………………………………………………
***第148回***
…Cast……/ …役………/…役柄等・(数字は出演回)……………………………
松下奈緒 /村井布美枝/ ヒロイン・飯田家の三女・茂の妻
向井理 /村井茂__/ 漫画家・水木しげる・布美枝の夫
荒井萌 /村井喜子_/ 茂と布美枝の次女・(高校3年・148回から短大生)・(133~)
青谷優衣 /村井藍子_/ 茂と布美枝の長女・(大学4年・148回から教員)・(133~)
……………/……………/ …………………………………………………………
エンゼルプロ
テアトルアカデミー
セントラル子供タレント
……………/……………/ …………………………………………………………
大杉漣 /飯田源兵衛/ 布美枝の父
古手川祐子/飯田ミヤコ/ 布美枝の母
風間杜夫 /村井修平(写真)/ 茂の父・あだ名はイトツ・144話で永眠
竹下景子 /村井絹代_/ 茂の母・あだ名はイカル
……………/……………/ …………………………………………………………
***第149回***
…Cast……/ …役………/…役柄等・(数字は出演回)……………………………
松下奈緒 /村井布美枝/ ヒロイン・飯田家の三女・茂の妻
向井理 /村井茂__/ 漫画家・水木しげる・布美枝の夫
柄本佑 /菅井伸__/ 茂のアシスタント・ドジで絵はヘタクソ(97~)
荒井萌 /村井喜子_/ 茂と布美枝の次女・(高校3年・148回から短大生)・(133~)
青谷優衣 /村井藍子_/ 茂と布美枝の長女・(大学4年・148回から教員)・(133~)
白倉裕二 /編集者__/ 「河童の三平」ワイド版を出す出版編集者(139,149)
……………/……………/ …………………………………………………………
テアトルアカデミー
セントラル子供タレント
……………/……………/ …………………………………………………………
竹下景子 /村井絹代_/ 茂の母・あだ名はイカル
……………/……………/ …………………………………………………………
***第150回***
…Cast……/ …役………/…役柄等・(数字は出演回)……………………………
松下奈緒 /村井布美枝/ ヒロイン・飯田家の三女・茂の妻
向井理 /村井茂__/ 漫画家・水木しげる・布美枝の夫
柄本佑 /菅井伸__/ 茂のアシスタント・ドジで絵はヘタクソ(97~)
永岡佑 /村井光男_/ 茂の弟(三男)・水木プロのマネージャー
荒井萌 /村井喜子_/ 茂と布美枝の次女・(高校3年・148回から短大生)・(133~)
中林大樹 /相沢幹夫_/ 茂のアシスタント・菅井よりも頼りにされている(115~)
青谷優衣 /村井藍子_/ 茂と布美枝の長女・(大学4年・148回から教員)・(133~)
……………/……………/ …………………………………………………………
※出演者の配役確定は、ドラマ公式サイトや、字幕放送の役名、
下記リンク先の事務所サイト、ブログを参考にしています。
★出演者情報など、まとめ
出演者情報など、まとめ記事リンク
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
★過去記事リンク
第1週 第1週・まとめ
第2週 第2週・まとめ
第3週 第3週・まとめ
第4週 第4週・まとめ
第5週 第5週・まとめ
第6週 第6週・まとめ
第7週 第7週・まとめ
第8週 第8週・まとめ
第9週 第9週・まとめ
第10週 第10週・まとめ
第11週 第11週・まとめ
第12週 第12週・まとめ
第13週 第13週・まとめ
第14週 第14週・まとめ
第15週 第15週・まとめ
第16週 第16週・まとめ
第17週 第17週・まとめ
第18週 第18週・まとめ
第19週 第19週・まとめ
第20週 第20週・まとめ
第21週 第21週・まとめ
第22週 第22週・まとめ
第23週 第22週・まとめ
第24週 第24週・まとめ
第25週 第25週・まとめ
「ゲゲゲの女房」の記事がお役に立ちましたら、
ランキングにポチを~~!
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
ゲゲゲの女房 第25週
「独立宣言」 (2010年9月13日~9月18日)
ゲゲゲの女房・閲覧者カウンター
↓↓「ゲゲゲの女房」キャラクターグッズはこちらから
「ゲゲゲの女房」の出演者の所属事務所へのリンクや、役柄、番組スタッフなど
できるだけ毎日更新していきたいと思います。

→「ゲゲゲの女房」の情報はランキングよりどうぞ。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
★ちょこし感想
修平が亡くなって ひと月近くが過ぎたある日の朝。
藍子は出掛けに郵便受けを見ると、教員採用試験結果が入っていた。
そのまま黙って出かける藍子。
そのあと、布美枝が郵便受けを見ると、
安来の両親がお悔やみに来るという手紙だった。
赤羽の暁子が母のリューマチの湯治も兼ねて箱根に連れていくんで
帰りに線香あげに寄るということだった。
絹代は前よりパワーアップしていて、佐知子とともに雄一のところへ行っていた。
雄一は日光にでも連れてくと言ってたが
ハワイくらいはサービスしないと収まらんかもしれんと言ってる茂。
藍子は帰りに商店街でケーキを買って帰るところで徳子たちに会う。
「(靖代) あら 大きなケーキ?それ。何かあったの お祝い事?」
「(藍子) まだ家でも話してないからなあ…」
「(徳子) いや何 何なのよ!」
「(藍子) 受かったんです!私… 合格!」
「合格?」
帰宅した藍子は茂と布美枝に合格の報告をする。
「(藍子) 今日届いてたの。合格通知!
1次試験通っただけで奇跡だと思ってたのになあ」
「(布美枝) すごいねえ!」
「(藍子) 奮発してケーキ買ってきちゃった!みんなで食べようよ」
「(茂) 何だ… 受かっとったのか」
「(藍子) え?」
「(茂) はぁ・・ 落ちとると思っとったがなあ…」
「(布美枝) お父ちゃん」
「(茂) 忙しいけん 仕事してくるわ」
「(布美枝) 困ったなあ…」
「(藍子) お母ちゃんまで何よ」
「(布美枝) え?」
「(藍子) 困っただなんて… ひどいじゃない!」
「(布美枝) ううん。そげじゃなくて… よかったね おめでとう藍子!」
「(藍子) 何か白々しい」
「(布美枝) お赤飯炊こうか?ああ けど… お父ちゃんがあれじゃなあ。
今日のとこは藍子が買ってきてくれたケーキでお祝いして!
お赤飯はまた日を改めて… ね?」
「(藍子) もういい。お父ちゃんもお母ちゃんも
そんなに露骨にがっかりする事ないじゃない!」
「(布美枝) あっ… 藍子!」
ケーキの箱を持って部屋に行ってしまう藍子。
喜子が帰って来ると、藍子が手づかみでケーキを食べている。
「(喜子) どうしたの?お姉ちゃん。ケーキ丸ごと食べてる~!」
「(藍子) 誰もお祝いしてくれないから自分でお祝いしてるの!」
「受かったんだ!教員採用試験。え~っ!信じらんない!」
「何よあんたまで!失礼ね!」
「いやいや… 難関だって聞いてたからさ。おめでとうお姉ちゃん」
「もういいよ」
間仕切りのカーテンを閉める藍子。
「うちの家族って信じらんない。誰も喜んでくれないんだから」
「手伝ってあげよっか?ケーキ食べんの」
「・・・」 ケーキを手づかみで頬張る藍子。
「うわ~!」 地団駄ふむ喜子。
(ここの喜子は可愛かった!)
商店街では、布美枝が靖代たちに、藍子の合格を喜ばれたのだが・・。
「(布美枝) それが ちょっと…」
と、茂が跡継ぎに考えてたのでがっかりしてたことや、
自分もつい困ったと言ってしまったと事情を話した。
「(布美枝) もう困ったなあ。どっちの気持ちも分かるんですけど」
「(靖代) 布美枝ちゃんもつらいとこだわねえ」
「(布美枝) どうしたらいいでしょう?」
「う~ん・・・」
布美枝が洗濯物を畳んでいると茂が来て、
藍子に教員の採用を辞退するよう勧めてみるかと言ってきた。
その話を藍子が聞いちゃったもんだから、状況はさらに悪化。
「(藍子) 辞退なんかしないよ。せっかく受かったんだから」
「(茂) 悪い事は言わん。教員はやめとけ!」
「(藍子) お父ちゃんおかしいよ!
人は好きな事して生きるのが一番だっていっつも言ってるくせに!
学校の先生のどこが気に入らないの!
普通は子供が教員になるって言ったら親は喜ぶもんだよ!」
「(茂) 普通はどげでもええわ!お父ちゃんは嬉しくない!」
夜、家族4人が食事をしていても藍子と茂は目を合わさない。
「(喜子) どうなってんの?」
「(布美枝) うん…ちょっとね」
食事の後、喜子に話した布美枝。
「(喜子) 辞退させるって、幾らなんでもそれはひどいよ!
お姉ちゃん、あんなに頑張ったの人生で初めてだと思うよ。
ねぼすけのくせに毎日夜中過ぎまで勉強してたんだから」
「(布美枝) 偉いわ。あら、喜子。あんたも今受験生じゃないの?」
「まあまあ、私の話はいいじゃない」
「またそうやって誤魔化して!」
「お姉ちゃんがかわいそうっていうのもあるけど
2人に不機嫌な顔されたらこっちまで緊張しちゃうよ。
ご飯も”砂を噛むような味気なさ”だ」
「あんた難しい言葉知っとるね」
「家庭不和が続くと私だって受験勉強手につかないし
お母ちゃん、なんとかしてよね!」
「はい…」
布美枝が藍子に話しにきたが・・。
「藍子…勉強しとるの?」
「うん。教職の単位取り落としたらお父ちゃんの思うつぼだもん」
「ねえ、お父ちゃんにあんまりポンポン言わんでよ」
「だってめちゃくちゃなんだもの。人の言う事全然聞かないし。
辞退しろって何よ!昔っからそう。
中学生の時、私が漫画家になりたいって言ったら
一日中点々と渦巻き描かせて嫌気を起こさせて」
「それは漫画で食べていく大変さ、お父ちゃんが一番よく知っとるけん」
「高校生になってアニメーターになりたいって言った時も
知り合いのアニメ会社がつぶれた話さんざん聞かされて。
いっつも私の夢を打ち砕くんだから!」
「藍子が怒るのは分かるよ。けどお父ちゃん今ちょっこし慌てとるんだわ」
「慌ててる?」
「藍子が当分そばにおってくれると思っとったけん。
もしかしたら家を出ていくかもしれんって動揺しとるんだよ。
もう少し時間かけてみようよ。お父ちゃんと喧嘩せんで。ね?」
「私、遠い所の学校の方がいいと思ってるんだ」
「えっ?」
「その方が水木しげるの娘だって知られずに済むし」
「藍子…」
「特別な目で見られるのもお父ちゃんに振り回されるのももうたくさん」
「お父ちゃん、あんたの事を心配しとるんだよ」
「それは分かってる。私だってお父ちゃんの事が嫌いな訳じゃないよ。
でも私は水木しげるの娘じゃなくて村井藍子としてやっていきたいの。
私、お母ちゃんとは違うんだから」
「違うって?」
「いっつもお父ちゃんが一家の中心で言う事は何でも聞くっていうのは
私おかしいと思うもの」
「お母ちゃんだって何でも聞いてる訳じゃ」
「とにかく私は私でやっていくから。自分の事は自分で決めます!」
「藍子…」
(小学校の頃から、ゲゲゲの娘と言われてイヤな思いをしてきたからね~)
布美枝は藍子の気持ちは分かったが、茂は一家の柱だしと、
藍子の突然の独立宣言に心も揺れていた。
茂の仕事は順調だった。
戌井の北西文庫のシリーズももう40冊くらいになるし、
成田出版からも前に出した「妖精入門」が受けてるから
他にも入門シリーズを出したいそうだ。次は「悪魔入門」でいくという茂。
光男はこれからは著作権の管理もしっかりやらんとと気を引き締める。
そんなとき修一達と一緒に日光に紅葉を見に行ったはずの絹代が帰ってきた。
「人が多くて。渋滞5時間とか言ってばかばかしいけん戻ってきたわ」
今度はヨーロッパに行きたいという始末。
「行くならパリがええね!けどナポリを見てから死ねとも言うけん。
ナポリって、どこだったかいね?」
祭壇の修平の写真を見る絹代。
「お父さん知っちょ~くせに、もう何も答えてくれんわ」
雄一は、あと何日かうちで面倒みようかと思ったが
うちでは気が休まらんみたいで、諦めたらしい。
「イトツがいればまだ緩衝材になったんだが。1人だとちょっとキツいな」
子供が音楽聴いてるとこをいきなり電源引っこ抜いてもめたらしい。
一緒に食事に行けば店員さんの態度が悪かったりすると叱り付けたり。
「(佐知子) 筋は通ってるんだけど、こっちはハラハラして」
「(雄一) 人間老いると丸くなると思ったんだが イカルの場合逆だな」
「(光男) ますますとがってきたな」
「(茂) いきなり仕事部屋に乗り込んできてヨーロッパに連れていけと言いだすし」
「(布美枝) ヨーロッパですか!?」
「(雄一) 今にこれアマゾンだの南極だの言いだしかねんぞ!」
「(茂) まあそのうち連れてってやるか」
「(雄一) え?」
「(茂) イトツもどこかに連れてってやろうと思っとったが
延ばし延ばしにしとるうちに死んでしまったけん。
イトツにしてやれんだった分イカルには親切してやろうかと思っとるんだ」
「(光男) そげだな」
「(雄一) あの年で人間が変わる訳でもなし、
こちらが合わせて付き合うしかないか」
「(茂) ああ」
大変な思いをした佐知子は、布美枝は偉いと褒めていた。
すると絹代は
「光男、ここにおったかね。しばらく行っとらんけん
あんたのうちの様子見に行こうかと思ってね」
「え~っ!?」
今度は光男にお鉢が回った。
喫茶店では、藍子が親友の智美に愚痴をこぼしていた。
「(智美) へえ~ 採用辞退しろなんて言うの?」
「(藍子) うん。そういう悪巧みしてたの」
「藍子ちゃんの事話したらうちの親なんかすっかり感心して
あんたも見習いなさいって言われたよ」
「智美ちゃんとこみたいな普通の親のもとに生まれたかったな」
「昔からその件では苦労してたもんねえ」
「うん」
「でも意外だな」
「何が?」
「藍子ちゃん学校嫌いだったじゃない?
こう言っちゃなんだけど成績だってパッとしなくて」
「2と3ばっかり。たま~に4があった」
「でしょ?それで何で小学校の先生になろうなんて思ったの?」
「自分が劣等生だった分 勉強できない子やパッとしない子の気持ち
よく分かるから。そういう子供の立場に立てる先生に
自分がなれたらいいかなって」
「偉い!偉いねえ。」とマスターと一緒に藍子を褒める亀田。
「(智美) でもお父さん何で反対なの?」
「(藍子) 会社の仕事手伝わせたいらしい。
でも私はお父ちゃんの世界に閉じ込められたくないんだよね。
水木しげるの娘って言われるのも卒業したいし」
「(浦木) その気持ち分かるねえ」 隣の席にいつのまにか浦木が!
「(藍子) あれ?浦木のおじさん!」
「ちょっと見ぬ間に別人のように成長しとるな。
ゲゲのとこに顔出そうとしてたんだ。
葬式には行けなかったがイトツに線香の一本でも手向けてやらんとな」
「(智美) 誰?この人」
「(藍子) お父ちゃんの友達」
「(浦木) 友達?いやいや。古いつきあいの大親友だよ」
「(藍子) そうかなあ」
「大親友の見立てによるとゲゲはいまだにガキ大将の気持ちでおるな」
「(藍子) それどういう事ですか?」
「(浦木) つまり自分はガキ大将で家族は配下の者。子分だと思っとる」
「(藍子) 子分だなんて思われたら家族はいい迷惑ですよ」
「(浦木) まあ聞きなさい。
昔、子供の世界ではガキ大将は総理大臣の次くらいに偉かった。
腕力だけではガキ大将にはなれない。知恵もいる。
まあゲゲの場合は俺が参謀として助けてやったがな。
大将たるもの配下の者のためには時には身を挺して戦わねばならん」
「(藍子) ええ」
「(浦木) ゲゲはなかなかようやっとった。
外交努力によって近隣ガキグループとの無駄な争いを避け
小さい子供達が楽しく遊べるように工夫してうまい事一個分隊を統率しとったよ」
「(藍子) それ、よく言ってます。俺は一個分隊を養わねばならんって」
「(浦木) ま、あいつは頭がクラシックにできとるからな
いまだにその発想なのよ。
家族も会社も自分で率いていくのがみんなの幸せだと思っとる」
「(智美) 家族愛って事ですか?」
「(浦木) 愛?愛ねえ。それにしちゃ押しつけがましいが。
父親がガキ大将だと娘は苦労するね」
その帰り、浦木の評判は悪い。(笑)
「(智美) あの人ケチね。コーヒーくらいおごってくれると思った」
「(藍子) ほんと」
浦木は会計のときに財布を見て・・「お会計は別々で」って!
藍子と智美も「え?」で、あった。
「(智美) フフフ!じゃ藍子ちゃん。ガキ大将に負けずに頑張ってね」
「(藍子) うん」
智美が帰って、藍子が浦木のあとをついてゆくと・・。
その先にうずくまっていたのはミヤコ。介抱してるのが源兵衛だった。
「(藍子) 安来のおじいちゃん!どうしたの?」
「(源兵衛) おお藍子か。ええとこに!」
「(藍子) おばあちゃん 大丈夫?」
「(浦木) 安来のおじいちゃん?」
「(源兵衛) あんた何かや?」
「(藍子) この人お父ちゃんの友達なの」
「(浦木) どうも!」
「(藍子) おばあちゃん歩けそう?」
「(ミヤコ) じきような~けん」
「(藍子) 通りまで出ないと車拾えないし」
「(源兵衛) おい!」
「(浦木) え?」
「(源兵衛) 背中貸してくれ!」
「(浦木) な、何ですか?」
「(源兵衛) ええけん早こと!」
「(浦木) あ~っ!」
ということで、ミヤコを負ぶって村井家にくることになった浦木。
予定よりも早く源兵衛とミヤコが調布の家に現れ、おどろく文江たち布美枝たち。
祭壇に源兵衛とミヤコが手を合わせ・・。
「(布美枝) お悔やみに来て頂いたのに申し訳ありませんでした」
「(浦木) あ~あ!奥さんの父上もかなり強引な方ですな」
「(布美枝) すいません」
「(浦木) また一文にもならない良い行いをしてしまった」
「(源兵衛) あんた!」
「(浦木) はい」
「(源兵衛) 浦木さんと言ったな」
「(浦木) はあ」
「(源兵衛) 世話かけてすまんだったな」
「(ミヤコ) あ~がとうございました!」
「(浦木) いやいや、いいんですよ。あ~っ!」
「(源兵衛) うちの蜂蜜」
「(浦木) え?」
「(源兵衛) それから野焼きとようかん。これお礼だ」
「(浦木) 田舎の名物。ヒヒハハハ!」
でも浦木はさっさと退散したかった。
「(布美枝) ゆっくりしてったらええのに」
「(浦木) 悪い予感がするんですよ。
グズグズしてるとあのお父さんに叱られそうで」
「(布美枝) 確かに」
「(浦木) まあこれで香典なしで悔やみに来た事は帳消しかな」
「(布美枝) え?」
「(浦木) じゃ奥さん、また」
喜子はお土産に大喜び!
「(喜子) これ大好き。重かったでしょ?」
「(源兵衛) いや…」
「(布美枝) うちには箱根に寄ってから来るって聞いとったけんびっくりしたわ」
「(源兵衛) いや、何を置いてもまず修平さんに線香あげねばならんと思ってな」
「(ミヤコ) 言いだしたらきかんだけん」
「(源兵衛) 早い方がええだねか」
「(ミヤコ) 葬儀の時は私の調子が悪くて来れんですまんだったね」
「(布美枝) それはええのよ。けど駅からでも電話くれたら車で迎えに行ったのに」
「(源兵衛) いや久々に商店街を歩いてみたくてな。
絹代さんは留守しとられるのか?」
「(布美枝) 今日お父さん達が来るとは思っとらんだったけん出かけとるわ」
「(喜子) 光男叔父ちゃんのとこだよね。迎えに行ってこようか?」
「(布美枝) そげだね」
「(源兵衛) いやいやええわ。ほんならまた箱根の帰りにでも寄らしてもらうけん」
「(茂) ああ、どうも。いらっしゃい」
「(源兵衛) 大丈夫か?茂さん。この度はご愁傷さまでございます」
「(喜子) おじいちゃん、いきなり襲来するって聞いてたけど本当だね」
「(布美枝) うん。晩ご飯2人分増やさなきゃね」
「(喜子) うん!」
その夜、ベッドに寝転び漫画を見ている喜子は
茂の昔描いた漫画も面白いと言っていた。
「お父ちゃんの頭の中ってどうなってるんだろうね」
机に向かう藍子は、「家族も会社も自分で率いていくのが
みんなの幸せだと思うとる。愛?それにしちゃ押しつけがましいが」
という浦木に言われたことを思いながら勉強していた。
「(喜子) また勉強してんの?採用試験受かったのに?」
「(藍子) 卒業できなかったら元も子もないもの」
「ふ~ん」
「採用辞退なんかする気ないから。
よっちゃん、あんたも受験生でしょ?いいの?勉強しなくて」
「(喜子) 今やろうとしてたとこ!」
あいかわらずの喜子である。
源兵衛は藍子が先生になることを「さすがうちの家系だ
嫁に行くまでは先生しとるのが一番ええわ」と感心していたが・・
「婿殿はあんまり喜んどらんようだったな」と、昼間の茂の様子から思っていた。
布美枝が茂は自分の仕事を継がせたいからあてが外れたようだと説明。
「(源兵衛) 会社をどげするかも考えにゃならんのか」
「(布美枝) それに遠くの学校に赴任する事になったら家を出る事になるけん
それを心配しとるんだわ」
「ほんなら嫁入り前に家を出るというのか?」
「東京は広いけん、そげな事もあるかもしれんね」
「ほう」
すると、布美枝がミヤコと灸の話をしてる間に、
源兵衛は仕事場の茂のところに行き、
「村井さん。家というものは家長を中心に一糸乱れず
統制されていなければいかん。わしも最初はええ話だと思ったんだけども…
藍子が教員になる話だわ。1人で遠くに住んだり、
万が一にもそこで勝手に結婚相手を決めてしまうようでは困る!
そこでだ!わしに1つええ考えがあ~だ。見合いをさせれ」
「見合い?いや~結婚はまだ…」
「いやいや。すぐに嫁に出さんでも話だけでもまとめておけばええだ。
相手は次男か三男にしぇ。この近くに住む男に限るぞ。
こっちに奪い取れる男を選んで見合いさせ~だ。
家庭を持つ事が決まっておれば配属先も考慮してもらえるかもしれん」
「それはどげですかなあ」
「いったん仮に遠くに行ったとしてもだ。
結婚相手がこっちにおれば藍子は必ず戻ってくる!」
「う~ん…」
「どげだ?ええ考えだらが」
「なるほど!」
「うん!ハハハハ!なるほど!」
「うん!アハハハ…」
布美枝がくると、誤魔化す二人。
布美枝から目をそらし机に向かう茂。
その翌日。茂は急用だと佐知子を呼び出し、藍子に見合いをさせると言い出す。
布美枝には寝耳に水。
「(佐知子) 知り合いが結婚相談所にいるから登録だけでもしてみましょうか?」
「(布美枝) 結婚相談所…」
「(茂) どげなとこだ?」
「(佐知子) 会員の中から希望に合った相手を紹介してくれるんですよ」
「(茂) それはええな」
「(布美枝) お父ちゃん、藍子この事知っとるの?」
「(茂) 相手が見つかってから話せばええ」
「(布美枝) 話を勝手に進めて藍子が知ったら怒りますよ」
「(茂) だけん、しばらくは隠密裏に事を運ぶんだ」
「(布美枝) まあ…」
「(茂) こっちは何を用意したらええのかね?」
「(佐知子) まず写真ですね。それから相手に望む条件」
「(茂) 条件は次男か三男に限る。住まいは東京で転勤がない事」
「(佐知子) 人柄は優しい人って事でいいかしらね?」
「(茂) う~ん。うんうん」
「(布美枝) お姉さんまで…」
「(佐知子) こういう事は昔も今も周りが気を利かせてお膳立てするものだから。
すぐに話がまとまる訳じゃなし登録するだけしておけば?」
「(布美枝) そげですかね…」
「(茂) おい!お前は藍子の写真を用意せえ」
「(布美枝) いや、けど…」
「(茂) ええけん。早こと」
居間でアルバムから藍子の写真を1枚取る布美枝。
「言いだしたらきかんのだけん。なして急に見合いだなんて…」とため息。
突然始まった藍子のお見合い作戦は、
しばらくの間は水面下での動きとなるはずだったのですが、その2日後。
源兵衛たちに挨拶に来た雄一は、家の前に来たところで藍子に
「あ、ついでにお前の写真借りてこいって佐知子に頼まれたわ。
なんかこの前のは古いみたいだからもっと新しいのがいいみたいだ」
「それ、何の話?」
ってことで、見合いの話がばれた。隠密作戦は大失敗!
「(藍子) どういう事?いつの間に私が見合いする事になってるの?」
「(雄一) すまん まさか本人が知らんとは…」
「(布美枝) ええ…」
「(喜子) お姉ちゃん まだそこまでせっぱ詰まってないよね」
「(布美枝) すぐにどうこうなる訳じゃなくて とりあえず登録しとこうかって」
「(藍子) 分かった…。早く結婚させて先生辞めさせるつもりなんだ」
「(布美枝) それは…」
「(茂) おう兄貴。来とったのか。 何だ?」
「(藍子) お父ちゃんでしょ?言いだしたの」
「(茂) ん?」
「(藍子) 見合いだなんて!ひどいじゃない!」
「(茂) ばれてたか…」
「(布美枝) まあ藍子、落ち着いて」
「(藍子) お母ちゃんもお母ちゃんだよ!なんで止めてくれなかったの?」
「(布美枝) そげな事言っても…」
「(茂) こら、お母ちゃんいじめるな!」
「(藍子) いじめてないでしょ!」
「(雄一) まあまあ 茂も落ち着けって!」
「(茂) 兄貴は黙っといてくれ!」
「(雄一) 何だその言い方は!
俺はせっかく頼まれて写真取りに来てやったのに!」
「(茂) ふん!」
「とてもあの場にはおられんな」と帰ろうとした雄一だが、
前から源兵衛とミヤコが帰ってきた。
源兵衛は以前に風呂を借りに来た雄一を覚えてて、
「今日も風呂ですか?」って!(笑)
「(雄一) そんな事よりね…。もめてますよ。失礼…」と立ち去る雄一。
夜、居間で箱根の土産話をしていた源兵衛だったが、雰囲気は最悪で・・。
「(源兵衛) おい布美枝、どげなっとるんだ?」
「(布美枝) それが…」
「(藍子) 私の知らないうちに見合いの話が進んでたの。
相手の条件まで決めて申し込むなんて。やりすぎだよ!」
「(茂) 今そげな話をするな。また後にせえ」
「(源兵衛) 藍子、そげん怒るな」
「(藍子) だっておじいちゃん!」
「(源兵衛) わしだ!」
「(藍子) え?」
「(源兵衛) わしが アドバイスしたんだ」
「(ミヤコ) やっぱり」
「(布美枝) お父さんが…? あっ!」
「(藍子) なんでおじいちゃんまで私の進路を妨害するの?信じられない」
「(喜子) かえってこじれた」
「(藍子) 邪魔しても無駄だからね。みんなが反対しても私は先生になる…」
「(絹代) ただいま!」 そこに絹代が帰ってきた。
「(喜子) おばあちゃん いいところに帰ってきたね」
「(布美枝) ほんと!」
夜、居間で碁を打つ源兵衛と茂。
台所では・・
「(喜子) お姉ちゃん、へそ曲げてるよ」
「(布美枝) はあ。失敗したなあ。
しばらく様子を見ようと思ったのが後手に回ってしまったわ」
「(喜子) お姉ちゃん、お父ちゃんと似てるからぶつかっちゃうのかな?」
「(布美枝) ん?」
「(喜子) 勉強に打ち込んでる時の背中、お父ちゃんみたいだった」
「(布美枝) ろくに褒めてもやらんで。藍子にかわいそうな事したなあ」
部屋でベッドに寝転ぶ藍子。
「は~!みんなしてどうかしてるよ!」
絹代の部屋では・・・。
「(ミヤコ) 箱根のお土産 ほんのちょんぼしですけど」
「(絹代) すんません。ほんなら遠慮なく」
「それと、これから寒くなりますけん、よかったら使ってごしなさいませ。はい」
「(絹代) これ、ミヤコさんが?」
「(ミヤコ) ええ」
「(絹代) え~!」
「(ミヤコ) あんまりように見んでごしなさい。
年取って目も薄くなっとりますけん。縫い目もバラバラで」
「(絹代) いいえ、きれいに縫えちょ~ますわ。あ~がとうございました!」
「(ミヤコ) いいえ」
「(絹代) お茶、いれましょうか」
「(ミヤコ) すんません」
ミヤコが部屋を見回すと修平が使っていた椅子、
コーヒーカップ、蓄音機が置いてある。
「四十九日も済まんうちから仏さんを置いて出歩いてて呆れられたでしょうねえ」
「(ミヤコ) ああ、いいえ」
「(絹代) 私、自分の方がお父さんより先に逝くと思い込んどったんですよ」
「(ミヤコ) なしてですか?」
「(絹代) 心臓が悪いですけん」
「(ミヤコ) まあ…」
「(絹代) ハハッ、医者は何でもないと言うんですけど
時々胸がキューッと締めつけられて。
お父さん一人残っても自分の事は自分でやれるように
料理でも洗濯でもやってもらっとったんです」
「はあ、そげですか」
「天ぷらなんか私よりも上手に揚げちょ~ました。鼻歌歌いながら。
結局、私の方が後に残ってしまいました。
こげなると分かっとったら、あげに家事をやらせんでもねえ。
好きな芝居でも映画でももっと見に行かせてやったらよかった。
そげ思ったら何だかもう。ハハハ…!はあ。
生きとるうちは文句ばっかり!
けど、一人でここにおると、つくづくさみしい気持ちになって」
「60年以上も一緒におられたんですけん…」
「夫婦というのはおかしなもんですねえ。親同士が勝手に決めた縁談で。
他人同士が一緒になったのに。
お父さんがおらんようになった寂しさは子供でも孫でも埋められんですけん!」
絹代の思いがあふれて泣きだす・・。
「ええご夫婦ですね」と絹代の背中を撫でるミヤコ。
居間で碁を打つ源兵衛と茂。
「(源兵衛) しかし思うようにはいかんなあ」
「(茂) 待ったですか?」
「いや、子供の話だ。親心で打った手が裏目に出た」
ミヤコが来る。
「(源兵衛) ここに置くか」
「(茂) は~ん。そげなら。これで」
「ああ!?それはちょっこし待て」
「(ミヤコ) お父さん」
「おう?」
「悪い手でしたねえ」
「何だお前、碁が分かるのか?」
「分かりません。けど、無理に押したらうまくいくもんもいきませんわ」
台所の喜子と布美枝がミヤコの意図に気づく。
「(喜子) あれ、お姉ちゃんの事だよね?」
「(布美枝) うん…」
「おばあちゃんいい事言う」
「(ミヤコ) ん?」
「(布美枝) 驚いたわ。あげにピシッと」
「(ミヤコ) 私は何にも言っとらんよ」
「(布美枝) ふ~ん」
「(ミヤコ) う~ん?」
居間ではミヤコの言葉が通じたようです。
「(源兵衛) 確かに いい手とは言えんだったわ」
「(茂) うん。戦術を練り直して、形勢逆転をねらいますかなあ」
「機が熟するのを待つのも、ええかもしれんの~」
「あ!そこは 待った!」
「待ったはナシだ!」
「いや~しかし、さっき」
「(喜子) 2人とも楽しそう」
「(ミヤコ) お父さん 茂さんと碁を打つの楽しみにしてたんだよ」
「(布美枝) 随分昔に約束したけん」
昔、源兵衛が美智子の貸本屋で
「今度来た時にでも一遍手合わせを願うかな」
と茂に言って以来楽しみにしていたのでした。
その翌日、一家で深大寺にでかけた。その茶店にて・・。
「(源兵衛) ここは昔ながらのええ寺だなあ」
「(ミヤコ) う~ん。東京にもこげな所があるんですねえ」
「(布美枝) フフフッ」
「(ミヤコ) な~に?」
「(布美枝) 私も最初に来た時 同じ事言った」
「(ミヤコ) そげかね」
「(源兵衛) 厠 借りてくるわ」
「(ミヤコ) 藍子。あんた安来節知っちょ~かね?」
「(藍子) 安来千軒、名の出たところっていうんでしょ」
「(喜子) アラ エッサッサーだよね」
「(ミヤコ) う~ん。安来節には歌詞がようけあるんだよ。
近頃おじいちゃんがよう歌っとる歌があってねえ」
「(喜子) どういうの?」
「(ミヤコ) 千里も飛ぶ様な虎の子が欲しや」
「(喜子) どういう意味?」
「(ミヤコ) 虎は我が子のために一日に千里を行って千里を戻るいう
言い伝えがあ~だわ」
「(喜子) 千里って、4000キロ?」
「(布美枝) うん」
「(ミヤコ) 布美枝と暁子。遠い東京におるでしょう。
2人とも幸せにやっとるけんね。
結婚を決めたおじいちゃんの目は間違ってはおらんだったよ。
でもね、心配なんだわ。元気でやっとるか。今度はいつ顔見られるか。
虎のように千里を行ったり来たりできたらええだけどね。
おじいちゃんね、藍子を遠くにやりたくない茂さんの気持ちが分かって
それで、ちょっこし余計な口出ししたんだわ。すまんだったね」
首を横に振る藍子。
「おい、そろそろ行くか」と源兵衛がもどってきた。
「(藍子) ねえおじいちゃん。また遊びに来てね」
「(源兵衛) あっ!ほんなら桜の頃にでもまた来てみるか。なあ?」
「(ミヤコ) ええ!」
「(藍子) おばあちゃん、黙っておじいちゃんに従ってるように見えて
押さえるとこは押さえてるね」
「(布美枝) ん?」
「(喜子) ゆうべのひと言、お姉ちゃんに話したの。
お父さん悪い手でしたねって」
「(布美枝) おばあちゃんは余計な事言わんで人の気持ちが分かる人だけん」
「(藍子) 似てるよね お母ちゃんと」
「(布美枝) え~っ?」
「(喜子) うん。似てる似てる」
「(藍子) だからお父ちゃんとお母ちゃんは仲よくやっていけるんだ」
「(布美枝) 藍子…」
「(喜子) やっぱりおじいちゃんの目に狂いはなかったか。ね!」
「(布美枝) もう、2人とも親をからかって!」
娘達の言葉は嬉しいけれど、ちょっと照れくさくもある布美枝でした。
昭和60年4月。
藍子は都内の小学校で3年生のクラス担任になりました。
赴任先は家から通える学校でした。
「今日はまず算数からだから。朝の会で歌う歌どうしようかな?
早く行って授業のプリント作らなきゃ」
子供達も懐いてくれてみんなかわいいと、
朝食を急いで済ませ、はりきって出かける藍子。
喜子は短大の1年生。
「(布美枝) 喜子。ほら起きなさい!」
「(喜子) う~ん、カステラ食べたらね」
「(布美枝) 何寝言言っとるの!」
「(喜子) うん・・何だ夢か…」
相変わらずの喜子!!
起きてものんびりと朝食をとっている。
「あら、まだ食べとる」
「う~ん2限目休もうかな。経済学とか何でやんなきゃいけないんだろ?」
「またそんな事言って~!」
「お姉ちゃん朝からガサゴソうるさいから一ぺん目が覚めて二度寝しちゃったよ」
「早めに学校へ行って授業の準備するんだって」
「よくやるなあ。毎日残業して遅く帰ってきて夜中まで仕事してるのに」
「学校楽しいし子供かわいいし。そげな時は少しぐらい大変でも頑張れるんだわ」
「う~ん。でも、張り切りすぎると伸びきったゴムみたいになっちゃうよ」
「喜子、あんたはもうちょっこし頑張らんといけんのじゃないの?」
「う~ん、何に向けて頑張るか。それが問題だ」
最近またファンレターが増え、ハガキを見る布美枝と喜子。
どうやら復刻版の単行本を初めて読んだって人もいてファンがふえてるらしい。
『僕は水木先生のファンです』
雑誌連載やってないのに新しくファンが増えるってすごい、って喜子。
「でも分かるな。お父ちゃんの漫画、昔のも面白いもん」
「お母ちゃんもゼタに描いとった漫画好きだったなあ。
猫忍とか幸福の甘き香りとか」「あれもいいよね!」
二人は水木しげるの大ファンでもある。
そんなとき、光男がぎっくり腰になったと連絡があり、しばらく仕事はお休み。
相沢も今日は法事で休み。
「妖怪画集」の締め切りも迫ってて菅井も手いっぱい。
しかも取材もうち合わせもはいってる。
布美枝は電話番だけでもと申し出たものの、
町内会の清掃活動があることを思い出し、断ってこようかと思ったら・・。
「お母ちゃん行っといでよ!電話番なら私がするから」と喜子。
「でも学校は?」
「今日は2コマしかないから休んだってどうって事ないよ。
非常事態でしょ!猫の手の代わりくらいにはなるって。ね!」
バケツを手に出かけたものの布美枝は喜子が心配だった。
さっそく喜子が電話を取る。
「はい、水木プロです。日月出版社さんですね。少々お待ち下さい。
お父ちゃん!電話!日月出版社!」
日月出版社に人に「先生、お父ちゃんですか?ハハハ!」と笑われ・・。
応接室で茂が編集者と打ち合わせ。そこにお茶を出しに来た喜子は・・。
お茶をこぼしてしまい、ラインナップを書いた紙がびしょ濡れ。
「お前ええけん!そっちに座っとれ」と茂に怒られて・・。
原稿に向かって点々を描いている菅井に、
「スガちゃん!」って急に話しかけて、
「よっちゃん急に話しかけないでよ。びっくりして線はみ出したじゃない!」
「ごめんなさい!」
「いいけどさ。今日ちょっと集中して仕事しないとまずいんだ。
ちょっと向こう行っててくれるかな」と、大失敗。
夕方、しょんぼりしてる喜子は、絹代と布美枝に今日の顛末を話してた。
「それでさ、お父ちゃんに頼まれた画材の注文、品物と数間違えちゃって」
「(絹代) あらま!」
「猫の手の代わりにもならなかったな」
「う~ん」
「(布美枝) 仕方ないじゃない。初めて手伝ったんだけん」
「少しは役に立つと思ったんだけど」
「(布美枝) あんたは家の事は心配せんでもええけん
しっかり学校に行きなさい」
「うん」
「(絹代) 何をそげにしょぼくれちょ~かね」
「何だか私いいとこないな~って思って」
「(絹代) そげかなあ。おばあちゃんはあんたのええとこ知っちょ~よ。
あんたは優しい。人を押しのけるとこがない。
それから一番ええのは自分を飾らんとこだわ。
だけんおばあちゃんはあんたと話しちょ~と気持ちが休まるわ」
「おばあちゃん」
「(絹代) うん」
「(布美枝) あらあら、お母ちゃんが言おうと思っとった事
み~んなおばあちゃんが言ってしまったわ」
「(絹代) フフフフ!」
「いいよ!2人して無理して慰めてくれなくても」
「(布美枝) フフフ!」
「(茂) おい喜子。これ書いたのお前か?」
「(喜子) え?」
「(茂) 怪奇短編の漫画のタイトル」
「(喜子) 何となく思いついたの並べてみただけ」
「(茂) これ、ええな」
「(喜子) えっ?」
「(茂) 一つ二つ大事な作品を忘れとったのお陰で思い出したわ。
お前、お父ちゃんの昔の漫画よう読んどるなあ」
「うん。面白いからね」
「(茂) 明日編集さんに電話して、これとこれ差し替えてもらうか。
うん、喜子もなかなか役に立つわ」 褒められた!!
「(絹代) よかったなあ喜子!しげさんが珍しく褒めとった」
「(布美枝) 役に立っとるんだわ」
「うん!」
元気が戻った喜子。
深夜の2階の部屋では藍子が学級通信をつくっていた。
「(藍子) これ エースくん。うちの学級のキャラクターだよ」
「(布美枝) う~ん。今週のエースくん」
「(藍子) これ子供達にすごい人気なの。
勉強やスポーツで目立たない子供にもいいとこいっぱいあるでしょ。
そういう子供達の頑張りをみんなに紹介しようと思って」
「ええ事考えたね。藍子なかなかやるわ!」
「こっちが頑張った分だけ子供達は応えてくれるから。やりがいがあるよ教員は」
「そう。けどあんまり無理せんでよ。喜子も心配してたわ。
最初から張り切ったら疲れてしまうって」
「もう食べられない!」って寝言が隣から聞こえてくる・・。
「(藍子) あっちはのんきすぎ。さて!もう一仕事しようかな!」
「藍子、頑張れ!」と部屋を出るときに小声で応援する布美枝。
そんなもんだから、もう学校の先生を辞めそうもない。
「(茂) 何だ!うまくいっとんのかあ!それじゃ当分辞めんなあ」
「またそげな事言って。しばらくは会社手伝わせるの諦めた方がええですよ」
「うん。あ そげだ。さっき光男から電話あったぞ。
痛み止めが効いとるけん2~3日もしたら出てこられるそうだ」
「あら!よかったですね」
「まあたまには喜子に手伝ってもらうのもええけどな」
「いろいろ失敗したって気にしてましたよ」
「そげか?初めてにしては上出来だったがな。
喜子は目の付けどころが面白いのがええわ」
「藍子も喜子もようやってますね」
「ああ」
娘達の成長を嬉しく思う布美枝だった。
・・・が、5月の終わり頃から藍子は
時折元気のない様子を見せるようになっていた。
梅雨が始まった6月の半ば、ずぶ濡れでトボトボと帰ってきた藍子。
「(藍子) お母ちゃん。私…もう嫌だ」
藍子の頬に涙がこぼれる。
話を聞くと、先生はえこひいきするって言われたという。
「(布美枝) なして?藍子はそんな事せんでしょう」
「(藍子) 学級通信の今週のエースくんのコーナー。
普段は目立たない子のいいとこ紹介したかったの。
でも、自分が同じ事しても先生は褒めてくれない。不公平だって
言いだした子がいて。だんだんみんなが先生はえこひいきするって騒ぎだしたの」
「ちゃんと説明した?」
「でもエースくんで紹介した子にも、あれのせいで仲間外れにされたって
泣かれちゃうし。私、先生に向いてないのかな?」
「藍子…」
その夜、藍子はベッドで泣いていた。
仕事部屋で布美枝から事情を聞いた茂は・・。
「う~ん。よかれと思ってやった事があだになったっか。
子供の信頼というのは一ぺんなくすと取り戻すのは難しいけんな」
「先月から家庭訪問しとるんですけど、
親御さん達からも藍子のやり方がおかしいんじゃないかって
言われとるようなんです。今日伺ったお宅でも随分きつく言われたみたいで」
「新米の先生に子供を任せるのは親も不安なんだろう」
「同僚の先生にも厳しい事言われたみたいで」
「四面楚歌か…」
「どげしたもんですかねえ」
「ふーむ。よし、とうとうチャンスが来たぞ。
その分だと学校を辞めると言いだすかもしれんな」
「お父ちゃん?」
「ん?ちょうど仕事も増えてきている時だ。これからは光男1人では手が足りん。
ええ機会だ。学校を辞めさせて藍子をうちに入れよう」
「今なしてそげな事を言うんですか!藍子は泣くほど悩んどるんですよ」
「泣くほど嫌なら辞めたらええだろう」
「もうっ!」
「明日は日曜か。週末のうちにその気にさせるか」
相談しても無駄だと立ち去る布美枝。
日曜。藍子が中庭に座っていた。洗濯しにきた布美枝。
「ねえお母ちゃん…」
「ん?何?」
「私、先生辞めようかな」
「えっ!」
「その方がお父ちゃんも喜ぶし」
「藍子…」
「自分は子供の気持ちが分かるって思ってたの思い上がりだったな。
先生やる資格ないね」
「辞めたかったら辞めなさい。お母ちゃん止めないよ」
「え…」
仕事部屋には藍子を心配した喜子が茂に話に来た。
「お父ちゃん!」
「おう」
「日曜日も仕事か。年中無休だね」
「やりたい事が山ほどあるけんな。
妖怪の事もあの世の事も、まだまだ分からん事だらけだ」
「お父ちゃんがそんなに頑張れるのは好きな事を仕事にしたからだよね。
お姉ちゃんだって同じ。なりたかった学校の先生になって張り切ってたもん」
「ああ…」
「けど、今は辞めようかって悩んでる。
好きな事やってもうまくいく訳じゃないんだね」
「そりゃそうだ。頑張ったからうまくいく、努力したから報われるというほど
世の中は簡単には出来とらんよ」
「うん…」
「お父ちゃんも長い事なかなか人気が出んだった。
けど途中で諦めなかったのがよかったんだな」
「それ、お姉ちゃんに言ってあげて。お父ちゃんの励ましが一番効くと思うな」
(喜子、ナイス)
茂は、「何を言っとるんだあいつは…」といいつつも、
学校でも頑張っとるみたいだし藍子も喜子もよくやってると言ってた布美枝の
言葉を思い出し・・「う~む…」と思案。
2階の部屋では、藍子が珍しく突き放した布美枝の言葉を思い出してた。
「辞めたかったら辞めなさい。お母ちゃん止めないよ。
お母ちゃんだって本当の事言ったら
藍子に先生になってほしかった訳じゃないけんね。
近くにおって早くええお婿さん見つけて、
お父ちゃんの事を助けてあげてほしいって思っとるもん」
「やっぱり、そうだよね」
「けど、お父ちゃんが喜ぶからなんて言い訳、藍子らしくないわ。
難しい試験に受かって先生になって、毎日頑張っとる。
我が子ながらにたいしたもんだなって感心しとるのよ。
お母ちゃんにはとてもまねできんけんね。
だけん、お父ちゃんの事を言い訳にしたりなんかせんで
どうしたらええのかよく考えてごらん」
そんなとき「お~い!これ貼っとけ」と紙を持って茂が来た。
2枚の紙を読み上げる茂。
「意志の力で成功しない時には好機の到来を待つほかない」
「人は努力している間は迷うに極まったものである」
「(喜子) これ、仕事場にも貼ってあるよね」
「(茂) おう。ゲーテの言葉だ」
「(喜子) ゲーテ?」
「(茂) うん。お父ちゃんが喜子ぐらいの時
”ゲーテとの対話”という本、暗記するぐらい何回も何回も読んだんだぞ」
「(喜子) ふ~ん」
何も知らずに階段を上がってくる布美枝。
「(茂) 好きな事をして生きるのはええ。けど好きと楽する事とはちょっこし違う。
苦しい事や嫌な事があっても、それでもやらずにはおられんのが
本当に好きな事だ。だけん迷ったり悩んだり落ち込んだり
苦い思いもしてみん事には好きな事は何なのか本当は分からんのだよ。
人は神さんではないけん、世の中を思いどおりには動かせん。
やるだけやってもうまくいかない時は、ほれ、『好機の到来を待つほかない』。
人間にできるのはそれだけだ」
廊下で話を聞いている布美枝
「(茂) ほい!闘わずして土俵を下りるのが一番つまらんぞ」
「(藍子) うん」
「(布美枝) お父ちゃん…」
翌朝、なんだかスッキリした藍子は元気に出かける。
空を見あげて・・・ 「よしっ 頑張ろう!」
「(喜子) お姉ちゃん、ちょっと元気出たみたいだね」
「(布美枝) 簡単にはいかないけど、いろいろ考えてやってみるって」
「いろいろって?」
「う~ん、例えば学級通信に子供の投書欄を作ったり」
「漫画の読者コーナーみたいなものか。知恵絞ってるね」
「けど一番は、肩の力抜いて子供達と向き合う事かなって言っとったよ」
「ふ~ん。でもこれでお姉ちゃんが学校辞めて
プロダクションを手伝う目は当分なくなった訳だ」
「よその人を雇わんといかんかもしれんね」
「お姉ちゃんがやらないなら、私がやろうかな」
「え?」
「短大出たらお父ちゃんの仕事手伝おうかと思って。
絵は描けないし、あんまり役に立たないかもしれないけど」
「あんた、本気で言っとるの?」
「うん」
「お父ちゃんは喜ぶと思うけど。
あんたの人生だけん、あんたがやりたい事をやればええんだよ」
「やりたいの!お父ちゃんの漫画大好きだから手伝えたら嬉しいもん」
「喜子…」
「でもまだ分かんないけどね。
卒業する頃には他にやりたい事見つかってるかもしれないし」
「ゆっくり決めたらええんだわ。
うちも昔みたいに忙しい訳じゃないけん、どうにかなるでしょう」
「うん」
喜子はちゃんと自分の道が決まったようです。
仕事部屋では『鬼太郎』がまたテレビアニメになる知らせが入り、大騒ぎ!
「(茂) 10月12日の夕方から毎週放送だ」
「(布美枝) はあ~やりましたね!」
「(茂) それだけじゃないぞ。
テレビ化と併せて9月からは月刊誌で『鬼太郎』の漫画連載がスタートだ!」
「お~っ!」
「また忙しくなるぞ!」
「みんなで頑張らないとな」
「はい!」
「10月に向けてバク進だ!」
昭和60年、じわじわと波が来ていた「鬼太郎」の人気が
ついに3度目のアニメ化と雑誌の連載を引き寄せた。
新しい「鬼太郎」のアニメが放送された夜の事。
いろんな人から、テレビを見たという嬉しい電話がなりっぱなし。
「電話がひっきりなしです。大勢の人が見てくれとるんですね」
また電話が鳴って取ってみたら、安来の兄嫁・邦子からだった。
「あら邦子さん!テレビ見てくれたの?
えっ?分かりました…。お母さんは?はい…。ほんなら」
「(茂) おい どげしたんだ?」
「安来からです…」
「何かあったのか?」
「お父さんが…脳梗塞だそうです…」
「え…」
「どげしよう…」
この「ゲゲゲの女房」の記事がお役に立ちましたら、
ランキングにポチを~~!
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
★役者メモ+アルファ(敬称略)
*藍子ちゃん。
藍子の誕生日は昭和37年12月24日。
初代(乳児・60話)…中田夢梨 ??所属
2代目(0歳児・61~66話)…(テアトルアカデミーの赤ちゃん?)
3代目(0歳児・67~72話)…星流 クレヨン(赤ちゃんモデル) Profile
4代目(1歳児・73~84話)…吉田明花音 セントラル子供タレント
5代目(2歳児~・85~108話)…篠川桃音 テアトル・劇団コスモス Profile
6代目(4歳児~・109~114話)…清水詩音 劇団ひまわり Profile
7代目(9歳・115~132話)…菊池和澄 アミューズProfile
8代目(19歳~・133話~)…青谷優衣 ジェイアイプロモーション Profile Blog
昭和59年10月、青谷優衣さんが演じる藍子は21歳の大学生です。
藍子は教職員試験に向けて猛勉強の末、教員試験に合格!
回想の中学生姿はサービスか?
148話の途中から昭和60年4月。 藍子は22歳。
地元の桜宮小学校で3年2組担任。
*喜子ちゃん。
喜子の誕生日は昭和41年12月24日。
初代(乳児・108話)…渡辺怜 ??所属
2代目(乳児・109~114話)…(テアトルアカデミーの赤ちゃん)
3代目(5歳・115~132話)…松本春姫 テアトル・劇団コスモス Profile
4代目(15歳~・133話~)…荒井萌 フォスター Profile Blog
天真爛漫マイペース喜子は17歳で高校3年生になってます。
進路に悩む喜子・・。本当は獣医さんになりたいけど、理系だから無理~。
148話の途中から昭和60年4月。 喜子は18歳になり短大生に。
*安来からの手紙(145)
「布美枝へ
元気にしていますか?突然ではありますが、
暁子に誘われて今週末にお父さんと箱根に湯治に行くことになりました。
私のリウマチを気遣ってくれているようで、親としては有難い限りです。
そこでこの機会に是非あなたのところにも立ち寄って、
修平さんにお線香を上げさせていただけたらと思っています。
絹代さんや皆様にもよろしくお伝えください。 母より 」
*消印が、昭和47年10月3日。
藍子は大学生の25週の設定は昭和59年であります。
でも。布美枝の母・ミヤコからの手紙と一緒にポストにあった
封書の消印は昭和47年10月3日。フフフ・・使いまわしたのか?
古いミヤコからの手紙を出してきた様子もないし・・。
*藍子の教員試験合格通知(145)
東京都教育庁人事部検定課
〒101 千代田区花井2-16-1 03(432)0091
通知書
受験教科:小学校
受験番号:103195
氏名:村井藍子
昭和60年度東京と公立学校教員採用候補者選考の結果、
あなたを採用候補者名簿に登載することと決定したので通知します。
名簿登載期間:昭和60年4月1日から昭和61年3月31日まで
名簿登載期間中に下記の事項に該当した場合は名簿から削除します。
1.東京と公立学校教員として採用された場合
2.正当な理由がなく照会先を辞退した場合
3.正当な理由がなく紹介に応答しない場合
4.選考を受ける資格を欠いていることが明らかとなった場合
5.昭和60年4月1日までに受験教科の教諭普通免許を取得できなかった場合
6.心身の故障その他により、教員としての適性を欠くことが明らかとなった場合
ちなみに、この当時の教員試験はすでに難関でありました。
*地団駄踏む喜子+中学校時代の藍子(145)
ここはいいね~~! 永久保存だわ
*「(藍子) 私、お母ちゃんとは違うんだから」(145)
つい、「ちりとてちん」の喜代美とかぶってしまいましたわ。
*戌井の北西文庫のシリーズ(146)
「不死鳥を飼う男」「地獄流し」「ああ無情」「ないしょの話」
使ってた本の表紙は戌井のモデルである桜井昌一の
「桜井文庫」と同じ。もしかすると本物かもしれない。
※東考社 桜井文庫シリーズ|「水木しげる」のへや
*水木しげる著 小学館入門百科シリーズ(146)
これが光男の言ってた「妖精入門」「悪魔入門」の本のモデルみたいですね。
ってことは、劇中の「成田出版」は小学館のことね。
*21歳の藍子の親友=砂田智美役は水崎綾女ちゃん(146)
(1989年4月26日生 兵庫県出身 ホリプロ所属) Profile Blog
第29回ホリプロタレントスカウトキャラバン・ベストグラビア賞であります。
NHK「ゴーストフレンズ」で バス事故で死んじゃった二人の女子高生の1人
青山ミク役でチェックしたのは初めてっかなぁ。ずっと幽霊で出てたよね。
*アングル(ANGLE) 10月11日号150円 (146)
浦木が喫茶店で顔にかぶせてた写真週刊誌。
あきらかに「FOCUS」のパロですなぁ。
表紙の見出しは、
「実在した日本人スパイ 「風雲児」松木龍之介の驚愕の経歴」かな?
*清陽院明雲修道居士(146)
修平の戒名。
*源兵衛の土産(146)
蜂蜜 野焼き ようかん。 喜子は蜂蜜が好物である。
*「化烏」(北西文庫)(147)
喜子が面白いとベッドで読んでた茂の漫画。
*ヒノデグラフ(147)
源兵衛が仕事場の茂のところに来たとき、テーブルにあった雑誌。
「アサヒグラフ」のパロかな?
*箱根での源兵衛(147)
源兵衛は箱根は2度目。
暁子が用意してくれた旅館は昔泊まったとこと同じ宿。
宿の人は源兵衛を覚えていた。
前に泊まった時、ケネディ大統領が胸像を作ったとこがあると聞いて
東京で作った胸像の話を聞いた宿の人たちは
それ以来、陰で御膳様と呼んでたそうな。
「久しぶりに御膳様が来た」と言って、刺身を余計に付けてくれたそうです。
*「あんた 碁は打つか?」(148)
「(ミヤコ) お父さん 茂さんと碁を打つの楽しみにしてたんだよ」
「(布美枝) 随分昔に約束したけん」
(回想)「(源兵衛) あんた 碁は打つか?」
これって、第48回で源兵衛が美智子の貸本屋で茂に言った言葉です。
それからずっと対局を楽しみにしていたんですね。
*囲碁対局(148)
黒:茂 白:源兵衛
┌┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┐
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼○○┼┼┼○┼●┼○┼┼┼┼┤
├┼┼○●┼┼┼┼○┼┼┼○┼○┼┼┤
├┼○┼●○┼┼┼┼┼●┼┼┼┼○┼┤
├●●┼●○┼┼┼┼┼┼①┼┼●●┼┤
├┼┼┼┼○┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼●●○┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼●○┼○○○┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼●○┼●●┼┼┼┼●┼┼┼┼┤
├┼●┼●○┼┼┼○○┼┼┼●┼┼┼┤
├┼●○┼┼┼●┼○●┼●●○●●┼┤
├┼┼○┼○○┼●○○●●○○○●┼┤
├┼┼┼┼┼●●●○●○○○┼●┼┼┤
├┼┼○┼┼●○┼●●●●○┼┼┼┼┤
├┼●○○○○●●┼●○○┼┼●┼┼┤
├●●●○●○○○●●●○○┼┼●┼┤
├┼●○●●●●●○○○●○┼○○┼┤
└┴┴┴┴┴┴┴┴●┴┴┴┴┴┴┴┴┘
黒①:茂
・・・・
┌┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┐
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼○○┼┼┼○┼●┼○┼┼┼┼┤
├┼┼○●┼┼┼┼○┼┼┼○┼○┼┼┤
├○○┼●○┼┼┼┼┼●┼┼┼┼○○┤
├●●┼●○┼┼┼┼┼┼●┼┼●●○┤
├┼┼┼┼○┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼●┤
├┼┼┼●●○┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼●○┼○○○┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼●○┼●●┼┼┼┼●┼┼┼┼┤
├┼●┼●○┼┼┼○○┼┼┼●┼┼┼┤
├┼●○┼┼┼●┼○●┼●●○●●┼┤
├┼┼○┼○○┼●○○●●○○○●┼┤
├┼┼┼┼┼●●●○●○○○┼●┼┼┤
├┼┼○┼┼●○┼●●●●○┼┼②┼┤
├┼●○○○○●●┼●○○┼③●┼┼┤
├●●●○●○○○●●●○○┼┼●┼┤
├┼●○●●●●●○○○●○┼○○┼┤
└┴┴┴┴┴┴┴┴●┴┴┴┴┴┴┴┴┘
白②:源兵衛
黒③:茂
ここで源兵衛が待った!
┌┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┐
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼○○┼┼┼○┼●┼○┼┼┼┼┤
├┼┼○●┼┼┼┼○┼┼┼○┼○┼┼┤
├○○┼●○┼┼┼┼┼●┼┼┼┼○○┤
├●●┼●○┼┼┼⑤┼┼●┼┼●●○┤
├┼┼┼┼○┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼●┤
├┼┼┼●●○┼┼┼┼┼┼┼┼┼④┼┤
├┼┼┼●○┼○○○┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼●○┼●●┼┼┼┼●┼┼┼┼┤
├┼●┼●○┼○┼○○┼┼┼●┼┼┼┤
├┼●○┼┼┼●┼○●┼●●○●●┼┤
├┼┼○┼○○┼●○○●●○○○●┼┤
├┼┼┼┼┼●●●○●○○○┼●┼┼┤
├┼┼○┼┼●○┼●●●●○┼┼┼┼┤
├┼●○○○○●●┼●○○┼┼●┼┼┤
├●●●○●○○○●●●○○┼┼●┼┤
├┼●○●●●●●○○○●○┼○○┼┤
└┴┴┴┴┴┴┴┴●┴┴┴┴┴┴┴┴┘
黒④:茂
白⑤:源兵衛
「あ~!」(茂)
「これは待たんぞ」(源兵衛)
*ファンの手紙(149)
『水木しげる先生
ぼくは水木先生のファンで
す。水木先生のまんがを読
んで、とてもようかいにくわし
くなったので、学校では、ようか
いはかせとよばれています。
これからも、がんばって下さい』
「ください」が「下さい」になってるところが見事です。
*日月出版社(149)
喜子が始めて仕事の電話を茂に取り次いだ出版社。
「お父ちゃん!電話!日月出版社!」と言って笑われた。
*短編傑作集の件(149)
次の刊行予定は『恐怖編』。
ラインナップの相談にきた編集者は喜子にお茶をこぼされるけど、
「『恐怖編』か。ん?でも 何であれが入ってないんだろう?」
と、ラインナップを喜子が考えるきっかけを作る。
これで、喜子はお父ちゃんに褒められる
*編集者の「水木しげる短編傑作集『恐怖編』のラインナップ案」(149)
1.猫又
2.人面草
3.水虎
4.墓の町
5.禁断の女
6.貧乏神
7.地獄の水
8.砂かけばばあ
9.血太郎奇談
10.最初の米
11.死者の招き
12.迷宮入り
13.吉備の千首
14.化木人のなぞ
15.すりかえられた肉体
16.妖怪水車
17.なまはげ
18.死女の手
19.化烏
20.悪魔の死者
*喜子の「水木しげる短編傑作集『恐怖編』のラインナップ案」(149)
1.人面草 ←やっぱり怖い
2.約束 ←入れたほうがいいのでは 食べるシーンがいい
3.妖怪水車
4.禁断の女
5.化木人のなぞ
6.血太郎奇談
7.墓の町
8.なまはげ
9.安い家 ←入れたほうがいいのでは 肉食木の話
10. (※見えない)
11.砂かけばばあ
12.すりかえられた肉体
13.迷宮入り
14.水虎
15.最初の米
16.死女の手
17.終電車の女 ←入れたほうがいいのでは 異次元!!
18.死者の招き
19.貧乏神
20.吉備の千首
残るは、猫又、地獄の水、化烏、悪魔の死者。
さて、喜子は10番にどれを選んだのか。
ベッドで読んでた化烏かな?
*藍子の学級通信(149)
3-2だより エース No.2 1985 4.13 桜宮小学校
ニリンソウが開きはじめましたね。春はどんどん過ぎていくようで
3年2組として出発して1週間がたちました。相変わらず元気いっぱい
の子たちです。授業中もよく手があがります。土曜日に離任式があり
ましたが、きちんとした態度で、静かに参加できました。
さすがに3年生です。この1週間で、いいクラスになりそうだと、手応え
を感じました。来週の金曜日はみんなが楽しみにしている
・・ら大きなテルテル坊主でも作っておきましょうか。体調の方も
・・ましょう。お弁当と着がえを忘れぬように。集合時間
・・・・ます。みんなで
・・・・に。私も
・・・・ます。
『今週のエースくん 大谷賢治くん 掃除用具片付けナンバー1』
今週は、いつもみんなが苦手な苦手な掃除
の片付けをがんばっている大谷賢治くんです。
賢治くんは掃除の時間が終わって、
みんなが遊びに行ってしまった後も、
きちんと雑巾や、ほうき、ちりとりを整理してくれています。
みんなも賢治くんを見習って
掃除用具を出しっぱなしにしないようにしましょう。
●朝の会を盛り上げよう
◎読書の時間(月)
◎歌の時間(火)
◎朝・・
*藍子の赴任先は「桜宮小学校」って、母校じゃないか!(149)
<藍子は都内の小学校で3年生のクラス担任になりました。
赴任先は家から通える学校でした。>と、おばばのナレーション。
でも学級通信には「桜宮小学校」って書いてある。
藍子の通った小学校は「桜宮小学校」。
母校ですからね~、そりゃ家から通えます。
*ゲーテとの対話(150)
茂が喜子ぐらいの時に暗記するぐらい読んだ本。
「意志の力で成功しない時には好機の到来を待つほかない」
「人は努力している間は迷うに極まったものである」
という仕事場に貼ってある名言はここからの言葉らしい。
*昭和60年10月12日(土)(150)
ゲゲゲの鬼太郎(第3期)の放送開始日。(実際と同じ。CX系列)
*昭和60年10月12日の「毎事新聞(夕刊)」のラテ欄(150)
これ、ちゃんと見ると面白い!!
毎東テレビ(6ch) 「マンガ日本はなし」は7:00からって!!(笑)
「[新]ポニーテールでこんにちは」も気になるぞ。
伊藤かずえさん主演「ポニーテールはふり向かない」でしょう!
ジャパン放送(4ch)
5:00 JN△10ラインナップ
15 それゆけラビット
30 プロレス 「長州他力 ライトハンド・タカ×ユン・ピョウ 黄飛鴻」
6:00 夕方の部屋 「認知症について」
7:00 第8回日本民謡No.1決定戦
毎東テレビ(6ch)
4:30 人の子うちの子 番外編”遊園地の日”
5:30 こどものどうして
6:00 料理の時間 思い出の味は再現できるか
30 ニュースハンター 武田奈緒子
7:00 マンガ日本はなし 「うそつきと餅つき」「金持ち狸の恋物語」
30 クイズマラソン 古谷三行 小川友子 加藤ひろし 三宅雄三
8:00 [新]お笑い祭りだ!全員集合!ベスト100
▽収容所コント!脱獄物語▽ダンス大会&ゆかいな原始人
▽食堂で大パニック!?
9:00 [新]ポニーテールでこんにちは 「ポニーテールの少女」
大原清治脚本 伊藤みきえ 鶴亀慎吾
松村優斗 坂上しのみ 岡田奈々子ほか
10:00 テレビパーティー
未来放送(8ch)
4:00 女子バレーボール 「日本×アメリカ」
5:30 女子プロレス85
6:00 列島ニュース 「今日も世界のどこかで」
30 [新]ゲゲゲの鬼太郎 「謎の妖怪城出現!!」
7:00 [新]日本のただごとではない! 「史上最悪の勘違い特集」
30 [新]ハイスクール奇人組 「変な顔の人集合!!おれたちゃ奇人組!」
8:00 オレはひょうきん者 「タカやん大マジックショー」
水中アドモステージ▽エバガールの逆襲▽石井会長爆笑一発芸集!
△天気
9:00 映画話
02 [S]未来映画劇場 「フラッシュ・・」(1983年・・
ワールドテレビ(10ch)
4:00 宝酒祭ゴルフ入門 スイングの姿勢
5:30 機動戦士Vガンダモ
6:00 電気戦隊エレクトニックマン 「消えた龍神!」
25 オバケのK太郎
45 「健二くんの悩み」
7:00 マンガ人間砲弾!(終) 「最終回傑作選」
柳伸次 山田国子ほか
30 探検日本!駅弁編 「駅弁日本一はどこの県!列島駆け抜けろ」
8:00 暴れん坊だよ? 「ついに現る!伝説の?一族」
松元健 北島一郎 ・・・
テレビ関東(12ch)
4:00 第10回・・・
5:30 冒険の・・・
6:00 サッカー「ベスト・・
30 ビジネスマン 「・・
7:00 アイドル・・
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
★スタッフ
原案:武良布枝
脚本:山本むつみ
音楽:窪田ミナ
主題歌:いきものがかり「ありがとう」
語り:野際陽子
(野際さんは、10回から主題歌のあとにクレジットされている。
回想・写真出演回の表記だけ「語り(飯田登志):野際陽子」)
映像提供:水木プロダクション・東映アニメーション(114,150回)
撮影協力:
千葉県匝瑳市(1,2,8,25)
水木プロダクション(1-25)
時代考証:天野隆子(1-25)
出雲ことば指導:広戸聡(6-25)
囲碁指導:桑本晋平(25)
漫画指導:海老原優(4-25)
資料提供:山口信二(5-25)
アニメーション制作:東映アニメーション(1-25)
---------
制作統括:谷口卓敬
---------
プロデューサー:落合将(1-25)
美術:日高一平(3,5,8,11,14,17,20,23,25)
技術:宮路信広(1,3,5,7,9,11,12,13,15,17,19,21,23,25)
音響効果:鈴木希弥(4,7,10,13,16,19,22,25)
編集:佐藤秀城(1-25)
---------
撮影:平野拓也(1,3,5,7,9,11,13,15,17,19,21,23,25)
照明:久慈和好(1,3,5,7,9,11,13,15,17,19,21,25)
音声:佐藤稔(2,4,8,12,18,22,23,25)
映像技術:中寺貴史(1,5,8,12,15,21,25)
記録:津崎昭子(1-25)
美術進行:大野輝雄(1,25)
---------
演出:勝田夏子(4,19,25)
:佃尚能(25)
---------
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
関連商品
「ゲゲゲの女房」の主題歌は、いきものがかり「ありがとう」です!

ありがとう
いきものがかり
![]() ゲゲゲの女房 ドラマ・ガイド | ![]() ゲゲゲの女房〈上〉 | |
![]() ありがとう いきものがかり | | ![]() ゲゲゲの女房 武良布枝 |
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
★恒例の配役 (クレジット順)
***第145回***
…Cast……/ …役………/…役柄等・(数字は出演回)……………………………
松下奈緒 /村井布美枝/ ヒロイン・飯田家の三女・茂の妻
向井理 /村井茂__/ 漫画家・水木しげる・布美枝の夫
愛華みれ /村井佐知子/ 雄一の妻・100話から水木プロの経理
東てる美 /松井靖代_/ すずらん商店街の銭湯女将⇒ロザンヌレディ・こみちの常連だった
荒井萌 /村井喜子_/ 茂と布美枝の次女・(24週からは17歳・高校3年)・(133~)
尾上紫 /山田和枝_/ すずらん商店街・乾物屋「山田屋」・「こみち」の常連だった
青谷優衣 /村井藍子_/ 茂と布美枝の長女・(24週からは21歳・大学生)・(133~)
棟里佳 /三浦徳子_/ すずらん商店街の床屋「バーバー三浦」・こみちの常連だった
……………/……………/ …………………………………………………………
エンゼルプロ
テアトルアカデミー
……………/……………/ …………………………………………………………
風間杜夫 /村井修平(写真)/ 茂の父・あだ名はイトツ・144話で永眠
竹下景子 /村井絹代_/ 茂の母・あだ名はイカル
……………/……………/ …………………………………………………………
***第146回***
…Cast……/ …役………/…役柄等・(数字は出演回)……………………………
松下奈緒 /村井布美枝/ ヒロイン・飯田家の三女・茂の妻
向井理 /村井茂__/ 漫画家・水木しげる・布美枝の夫
大倉孝二 /村井雄一_/ 茂の兄(長男)・東京在住
杉浦太陽 /浦木克夫_/ 茂の幼馴染・トラブルメーカー・『イタチの克』と呼ばれてる
徳井優 /亀田達吉_/ 茂が利用してる亀田質店の店主
愛華みれ /村井佐知子/ 雄一の妻・100話から水木プロの経理
柄本佑 /菅井伸__/ 茂のアシスタント・ドジで絵はヘタクソ(97~)
永岡佑 /村井光男_/ 茂の弟(三男)・水木プロのマネージャー
荒井萌 /村井喜子_/ 茂と布美枝の次女・(24週からは17歳・高校3年)・(133~)
中林大樹 /相沢幹夫_/ 茂のアシスタント・菅井よりも頼りにされている(115~)
青谷優衣 /村井藍子_/ 茂と布美枝の長女・(24週からは21歳・大学生)・(133~)
広戸聡 /マスター_/ 茂たちが利用する純喫茶「再会」
水崎綾女 /砂田智美_/ 藍子の同級生の親友・(21歳)(146)
菊池和澄 /村井藍子(回想)/ 茂と布美枝の長女(9歳・小4)(115~132,146)
田中しおり /砂田智美(回想)/ 藍子と仲がいいクラスメイト・4年3組(115~126,146)
大嶋康太 /男子(回想)/ 藍子の男子クラスメイト・ゲゲゲの娘と藍子をからかう・4年3組(118,146)
千濱汰一 /男子(回想)/ 藍子の男子クラスメイト・ゲゲゲの娘と藍子をからかう・4年3組(118,146)
阿部考将 /男子(回想)/ 藍子の男子クラスメイト・ゲゲゲの娘と藍子をからかう・4年3組(118,146)
……………/……………/ …………………………………………………………
エンゼルプロ
テアトルアカデミー
……………/……………/ …………………………………………………………
大杉漣 /飯田源兵衛/ 布美枝の父
古手川祐子/飯田ミヤコ/ 布美枝の母
風間杜夫 /村井修平(写真)/ 茂の父・あだ名はイトツ・144話で永眠
竹下景子 /村井絹代_/ 茂の母・あだ名はイカル
……………/……………/ …………………………………………………………
***第147回***
…Cast……/ …役………/…役柄等・(数字は出演回)……………………………
松下奈緒 /村井布美枝/ ヒロイン・飯田家の三女・茂の妻
向井理 /村井茂__/ 漫画家・水木しげる・布美枝の夫
大倉孝二 /村井雄一_/ 茂の兄(長男)・東京在住
杉浦太陽 /浦木克夫(回想)/ 茂の幼馴染・トラブルメーカー・『イタチの克』と呼ばれてる
愛華みれ /村井佐知子/ 雄一の妻・100話から水木プロの経理
荒井萌 /村井喜子_/ 茂と布美枝の次女・(24週からは17歳・高校3年)・(133~)
青谷優衣 /村井藍子_/ 茂と布美枝の長女・(24週からは21歳・大学生)・(133~)
水崎綾女 /砂田智美(回想)/ 藍子の同級生の親友・(21歳)(146,147)
舛田宇大遥/村井健太(回想)/ 雄一の息子(26,44,147)
天野柚希 /村井浪子(回想)/ 雄一の娘・健太の妹(26,44,147)
……………/……………/ …………………………………………………………
大杉漣 /飯田源兵衛/ 布美枝の父
古手川祐子/飯田ミヤコ/ 布美枝の母
竹下景子 /村井絹代_/ 茂の母・あだ名はイカル
……………/……………/ …………………………………………………………
***第148回***
…Cast……/ …役………/…役柄等・(数字は出演回)……………………………
松下奈緒 /村井布美枝/ ヒロイン・飯田家の三女・茂の妻
向井理 /村井茂__/ 漫画家・水木しげる・布美枝の夫
荒井萌 /村井喜子_/ 茂と布美枝の次女・(高校3年・148回から短大生)・(133~)
青谷優衣 /村井藍子_/ 茂と布美枝の長女・(大学4年・148回から教員)・(133~)
……………/……………/ …………………………………………………………
エンゼルプロ
テアトルアカデミー
セントラル子供タレント
……………/……………/ …………………………………………………………
大杉漣 /飯田源兵衛/ 布美枝の父
古手川祐子/飯田ミヤコ/ 布美枝の母
風間杜夫 /村井修平(写真)/ 茂の父・あだ名はイトツ・144話で永眠
竹下景子 /村井絹代_/ 茂の母・あだ名はイカル
……………/……………/ …………………………………………………………
***第149回***
…Cast……/ …役………/…役柄等・(数字は出演回)……………………………
松下奈緒 /村井布美枝/ ヒロイン・飯田家の三女・茂の妻
向井理 /村井茂__/ 漫画家・水木しげる・布美枝の夫
柄本佑 /菅井伸__/ 茂のアシスタント・ドジで絵はヘタクソ(97~)
荒井萌 /村井喜子_/ 茂と布美枝の次女・(高校3年・148回から短大生)・(133~)
青谷優衣 /村井藍子_/ 茂と布美枝の長女・(大学4年・148回から教員)・(133~)
白倉裕二 /編集者__/ 「河童の三平」ワイド版を出す出版編集者(139,149)
……………/……………/ …………………………………………………………
テアトルアカデミー
セントラル子供タレント
……………/……………/ …………………………………………………………
竹下景子 /村井絹代_/ 茂の母・あだ名はイカル
……………/……………/ …………………………………………………………
***第150回***
…Cast……/ …役………/…役柄等・(数字は出演回)……………………………
松下奈緒 /村井布美枝/ ヒロイン・飯田家の三女・茂の妻
向井理 /村井茂__/ 漫画家・水木しげる・布美枝の夫
柄本佑 /菅井伸__/ 茂のアシスタント・ドジで絵はヘタクソ(97~)
永岡佑 /村井光男_/ 茂の弟(三男)・水木プロのマネージャー
荒井萌 /村井喜子_/ 茂と布美枝の次女・(高校3年・148回から短大生)・(133~)
中林大樹 /相沢幹夫_/ 茂のアシスタント・菅井よりも頼りにされている(115~)
青谷優衣 /村井藍子_/ 茂と布美枝の長女・(大学4年・148回から教員)・(133~)
……………/……………/ …………………………………………………………
※出演者の配役確定は、ドラマ公式サイトや、字幕放送の役名、
下記リンク先の事務所サイト、ブログを参考にしています。
★出演者情報など、まとめ
出演者情報など、まとめ記事リンク
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
★過去記事リンク
第1週 第1週・まとめ
第2週 第2週・まとめ
第3週 第3週・まとめ
第4週 第4週・まとめ
第5週 第5週・まとめ
第6週 第6週・まとめ
第7週 第7週・まとめ
第8週 第8週・まとめ
第9週 第9週・まとめ
第10週 第10週・まとめ
第11週 第11週・まとめ
第12週 第12週・まとめ
第13週 第13週・まとめ
第14週 第14週・まとめ
第15週 第15週・まとめ
第16週 第16週・まとめ
第17週 第17週・まとめ
第18週 第18週・まとめ
第19週 第19週・まとめ
第20週 第20週・まとめ
第21週 第21週・まとめ
第22週 第22週・まとめ
第23週 第22週・まとめ
第24週 第24週・まとめ
第25週 第25週・まとめ
「ゲゲゲの女房」の記事がお役に立ちましたら、
ランキングにポチを~~!
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
スポンサーサイト
テーマ:ゲゲゲの女房 主題歌 あらすじ 視聴率 松下奈緒 いきものがかり - ジャンル:テレビ・ラジオ


コメント
囲碁のシーンには、本当に打ってるのかと思ったけど、
シャブリさんは本当にスゴイわぁ。。。ここまでやる?(笑)
「ください」が「下さいって」さぁ、
それを見抜くシャブリさんが見事です。
新聞のラテ欄って何よ。見事じゃ済まないわ。
ホント面白いね~。考えられてるね~。ほとんどの人が知らないなんて勿体無いね~。
王林書房内もそうだったけど、
NHKも変わったのかな~。。。なんて印象。
ドラマも民放よりも面白いものが多いもん。
シャブリさん、よく頑張って書いてくれました。
そりゃ更新に追われるはずですわ。
ドラマファンのためにも、無理せず頑張ってね。
個人的にもいつも情報をありがとう♪
シャブリさんは本当にスゴイわぁ。。。ここまでやる?(笑)
「ください」が「下さいって」さぁ、
それを見抜くシャブリさんが見事です。
新聞のラテ欄って何よ。見事じゃ済まないわ。
ホント面白いね~。考えられてるね~。ほとんどの人が知らないなんて勿体無いね~。
王林書房内もそうだったけど、
NHKも変わったのかな~。。。なんて印象。
ドラマも民放よりも面白いものが多いもん。
シャブリさん、よく頑張って書いてくれました。
そりゃ更新に追われるはずですわ。
ドラマファンのためにも、無理せず頑張ってね。
個人的にもいつも情報をありがとう♪
mana さま
> 囲碁のシーンには、本当に打ってるのかと思ったけど、
> シャブリさんは本当にスゴイわぁ。。。ここまでやる?(笑)
ついね。囲碁にくわしいひとが、おお?って乗り出してみてるのを見て、
ああ、これは残しておいてもいいかなって思って。
でも大変だった。
> 新聞のラテ欄って何よ。見事じゃ済まないわ。
> ホント面白いね~。考えられてるね~。ほとんどの人が知らないなんて勿体無いね~。
このクセは、「トリック」で、山田奈緒子が泊まった宿に
テレビ局の電波が1局しかなくて、そのラテ欄が面白くて書き留めた。
それがきっかけだったかも。まだ残ってるかなぁ・・。
> NHKも変わったのかな~。。。なんて印象。ドラマも民放よりも面白いものが多いもん。
民放がんばれ~と思う、ホントに。
「10年・・」 頑張って4話、書いたよ~
> 囲碁のシーンには、本当に打ってるのかと思ったけど、
> シャブリさんは本当にスゴイわぁ。。。ここまでやる?(笑)
ついね。囲碁にくわしいひとが、おお?って乗り出してみてるのを見て、
ああ、これは残しておいてもいいかなって思って。
でも大変だった。
> 新聞のラテ欄って何よ。見事じゃ済まないわ。
> ホント面白いね~。考えられてるね~。ほとんどの人が知らないなんて勿体無いね~。
このクセは、「トリック」で、山田奈緒子が泊まった宿に
テレビ局の電波が1局しかなくて、そのラテ欄が面白くて書き留めた。
それがきっかけだったかも。まだ残ってるかなぁ・・。
> NHKも変わったのかな~。。。なんて印象。ドラマも民放よりも面白いものが多いもん。
民放がんばれ~と思う、ホントに。
「10年・・」 頑張って4話、書いたよ~

おすすめ
お買い物なら・・・
850以上の人気ブランドを取り扱うオンラインショッピングタウン
ZOZOTOWNの商品検索はこちらから!!