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NHK連続テレビ小説(朝ドラ)
おひさま 第7週 (第40回)
「教室の太陽」 (2011年5月19日)
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★ちょこし感想
今回は生徒の家庭訪問があるので、お母さんが何人か出てきましたね
鍛錬の中村先生に、ミチオが竹刀で叩かれそうになったのをかばって
頭に竹刀を受けて気絶してしまった陽子。
陽子が目を覚ますと、子どもたちが心配そうに陽子の顔をのぞき込んでいた。
「先生死んじゃったのかと思った」と、一斉に泣きだすので、
自分の頭にできたコブを触らせると教室に笑顔が戻った。
夏子先生までコブさわりの順番待ちして、
「駄目です大人は」って言われて
「え~ やだ!」と駄々をこねる夏子先生が新鮮!
叩いた中村先生は、最初は申し訳なさそうに謝ったけど、
「いえ… 私が悪いんですから。」と言った陽子に、手のひらを返したように
「そうですよね。そうです。 そうなんですよ。」と開き直っちゃった。
挙句に子供を守るためだったら鬼になるという陽子に
好きで子供達を痛めつけてるみたいじゃないかね?と言う始末。
ああ~ ピエール瀧さん、嫌な役~
そのうちミチオを励ましながら、教室で体操の練習を自ら始める生徒たち。
「すごいね! よかったね ミチオ君みんなの力だね」
夏子先生に呼ばれて廊下から見てた陽子は感激!
陽子のクラスでも家庭訪問が始まる。
行く先々で歓迎される陽子だったが、最初の幹太の家で苦手なハチノコを出されて、
つい「おいしい」と言ってしまい。それが村中に知れ渡ったことで
行く先々でハチノコをだされてしまう。
困ってしまう陽子だが、笑って食べるしかないのでありました。
噂はタケオにも伝わってて、帰りの道でハチノコごはんを作ったからと
鍋にいっぱいのものを見せられて!
これが笑っていいとも・テレフォンショッキングで真央ちゃんが言ってた
ハチノコを食べたというシーンですね。
その時言ってたようにちゃんと40話でした。さすが、真央ちゃん。
ところが生徒のハナの家庭訪問の順番の日、ハナが教室で泣いていた。
「うち貧乏だから。だからうちには先生の好きな蜂の子がねえもん」
大好きな陽子先生に申し訳ないと泣いていたのでした。
不覚にも、もらい泣きの私。
「バカねえ。大丈夫よ」と慰めて、ハナの家に家庭訪問。
「本当に何もねくて本当すいません。」と母親が出したのは
なけなしの砂糖だった。
「いただきます。甘くておいしい」
その時の甘さはどんな高級なお菓子よりもおいしくて、
絶対忘れないと思う陽子なのでした。
木村真那月ちゃんカワイイな。ここは番宣で出てきたシーンでもありました。
陽子が大好きなハナちゃんって、もしかして
現代のシーンで、伊東ゆかりさんってことかな?
フラグたったかも!
小ネタ:
*本日のニューフェイス
・幹太のお母さん=三鴨絵里子さん。陽子にハチノコを最初に食べさせた張本人。(笑)
劇団ラッパ屋の女優さんですね~
三鴨絵里子 藤賀事務所-MH企画
・ハナのお母さん=中込佐知子さん
初めて見たのはもっと前なんだけど、きちんと顔を覚え始めたのが
「ライアーゲーム」でトラックの女運転手役でゲーム参加者だたとき。
それ以来、お顔を拝見するのを楽しみにしてる女優さんです。
今年だと「スクール!! 1話」(フジ)で、翔子(荒川ちか=陽子の親友・ユキ)に
いじめられてた勇気くんの母親でした。 母親役が多い気がしますわ~
http://aaa-triple-a.co.jp/art/nakagome/nakagome01.html
*4年白組の時間割
![$シャブリの気になったもの-[おひさま]4年白組時間割](http://stat.ameba.jp/user_images/20110520/15/chablis/63/32/j/t01810246_0181024611239509193.jpg)
「鍛錬」の授業って「體錬」って書いてあるね。
福田先生の「修身」の授業は水曜日の4時間目です。
「あさイチ」冒頭の朝ドラコメント:
(とくにナシ)
----------------------
*4年白組席順
女子 (・) | 男子 (・) | 女子 (日下玉巳) | ミチオ (鏑木海智) | 圭介 (平岡拓真) | 女子 (・) |
女子 (・) | アベサトシ? (千濱汰一) | ヒロシ (木村友治) | ハナ (木村真那月) | 上田幹太 (相澤大翔) | 女子 (・) |
男子 (・) | みどり (柴田杏花) | 男子 (・) | 石井ケイコ (寺本純菜) | 女子 (・) | 男子 (・) |
男子 (・) | 女子 (・) | 男子 (・) | 女子 (・) | 男子 (・) | 女子 (・) |
*子役情報
・ハナ役:木村真那月(劇団コスモス児童部)
「みぽりんのえくぼ」で脳腫瘍で中学で亡くなった美穂役が印象的。
母は広末涼子さん、父は長瀬智也さんでした。 「斉藤さん」では無名の園児。
テアトルアカデミー
・みどり役:柴田杏花(スターダスト)
「JIN-仁-」 野風(中谷美紀さん)幼少期役
「ハガネの女(season1)」では、表向きはやさしいけど、
ウサギを殺し、優介を階段から蹴落とした琴平れもん役でした。
スターダスト
・石井ケイコ役:寺本純菜(スターダスト)
印象的なのは「歌姫(TBS)」の鈴(相武紗季さん)幼少期役
「スマイル」では、嵐の松本潤くんと仲が良かった小学生の女の子・里菜でした。
スターダスト
・上田幹太役:相澤大翔 (所属不明)
朝ドラ「ゲゲゲの女房」で、布美枝を「電信柱」といじめるガキ大将のヒロシ。
ちなみにいじめてる10歳の布美枝は佐藤未来ちゃんでした。
・圭介役:平岡拓真(サンミュージックブレーン)
私にはお初の子役ちゃん。 この時代なので、マジ坊主頭で役作りです。
サンミュージックブレーン
・ヒロシ役:木村友治 (所属不明)
木村君は、まったく情報がないといっていい。
牛のハナコが出産して遅刻した男の子がヒロシ。
・ミチオ役:鏑木海智(劇団コスモス児童部)
「鉄板少女アカネ(堀北真希主演)」で見て以来、顔を覚えた子役ちゃん。
「エジソンの母」とか、結構出てます。
テアトルアカデミー
*クレジットに出てこないけど…
・アベサトシ君って誰だ?
・倉田千津子役:小西舞優(スマイルモンキー)
最近だと、「リバウンド」に信子(相武紗季さん)幼少期役で出てました。
スマイルモンキー
・村瀬紘子役:中村葵(スマイルモンキー)
私にはお初の子役ちゃん。あごのホクロがポイント
スマイルモンキー
・(役名不明):千濱汰一(劇団東俳)
38話で、「おらの父ちゃんも行ってる。」って言った男の子か?
アベサトシ役ってこの子かな?
「ゲゲゲの女房」、小学生の藍子のクラスメイト。
藍子に「ゲゲゲの娘~!」とからかってた男の子です。
「崖っぷちのエリー 」でも、「アタシんちの男子」でもいじめっ子。そういうキャラ?
劇団東俳
・(役名不明):日下玉巳(ジョビィキッズ)
ミチオ(鏑木海智くん)の隣の席の女の子
ジョビィキッズ
陽子は当時のイラストレーター・中原淳一ファンという設定みたいです。
( 中原淳一ホームページの記事より。)
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今週のあらすじなどは、

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★恒例の配役 (クレジット順)
作:岡田惠和
音楽:渡辺俊幸
演奏:フェイスミュージック
語り:若尾文子
撮影協力:
長野県 塩尻市奈良井宿
茨城県 大子町
-----------------------------------------
須藤陽子:井上真央
高橋夏子:伊藤歩 (有明山国民学校・陽子の先輩教師・小学校時代恩師)
中村正:ピエール瀧 (有明山国民学校・代用教員・鍛錬の先生)
福田義彦:ダンカン (有明山国民学校・代用教員・修身の先生)
幹太の母:三鴨絵里子 (陽子の教え子の母親)
ハナの母:中込佐知子 (陽子の教え子の母親)
上田幹太:相澤大翔 (有明山国民学校・陽子の生徒)
ミチオ:鏑木海智 (有明山国民学校・陽子の生徒)
ヒロシ:木村友治 (有明山国民学校・陽子の生徒)
圭介:平岡拓真 (有明山国民学校・陽子の生徒)
ハナ:木村真那月 (有明山国民学校・陽子の生徒)
みどり:柴田杏花 (有明山国民学校・陽子の生徒)
石井ケイコ:寺本純菜 (有明山国民学校・陽子の生徒)
クロキプロ
劇団ひまわり
宮本タケオ:柄本時生 (陽子の幼馴染)
梅田校長:綾田俊樹 (有明山国民学校)
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★関連図書など
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「(中村) 3 4 5 6 7 8。やめ~!
貴様~!おめえがいる事で 全体が乱れるのが分からんのか!」
ミチオを庇う陽子に竹刀が振り下ろされる
「(中村) えい!」
「(陽子) うっ!」
気を失う陽子
♪~(オープニング・テーマ音楽)
宿直室
(生徒達の泣き声)
「(一同) 先生~!先生~!」
布団で目を覚ます陽子
「(陽子) どうしたの?みんな。」
「(ミチオ) 先生 ごめんなさい!」
「(陽子) どうしてミチオ君が泣くの?」
「(ミチオ) だって。」
「(ヒロシ) 先生 死んじゃったのかと思った。」
(生徒達の泣き声)
起き上がる陽子
「(陽子) 大丈夫よ 先生こんな事くらいで死んだりしないわよ。
それにね 先生 子供の頃から石頭なんだから。イタッ。」
「(一同) え~?」
「(陽子) あ~。」
後頭部にたんこぶができている
「(陽子) はい!たんこぶ 触りたい人。」
「(一同) は~い!」
「(陽子) ハハハ もう特別よ。じゃ 順番に並んで。
そっとよ そっと。」
「(幹太) はい。」
「(陽子) はい ほら。」
触る幹太
「(幹太) すげえ~。」
「(陽子) ね~ すごいでしょ。はい じゃ次の人。」
ミチオの手を取る陽子
「(陽子) ほら…。」
「(ミチオ) すげえ~!」
「(陽子) ねえ。えっ? ちょっと 何で 先生まで並んでるんですか?」
「(夏子) だって 私だって触りたいもの。」
(一同の笑い声)
「(陽子) 何 言ってるんですか。駄目です 大人は。」
「(夏子) え~ やだ!」
(笑い声)
「(陽子) 何ですか それはもう!ねえ?泣かないの。」
職員室
陽子が来る
陽子に近づく中村
「(中村) あの…。」
「(陽子) はあ…。」
「(中村) すいませんでした。あなたを殴るつもりじゃなかった。」
「(陽子) いえ… 私が悪いんですから。」
「(中村) そう。そうですよね。そうです。そうなんですよ。」
「(福田) しかし 須藤先生も なかなかの豪傑だいねえ。」
「(中村) ああ あまりにすごい形相で こっちの腰が引けてしまいましたからねえ。
鬼がやって来たのかと思いましたよ。」
「(福田) いや こりゃ お婿になる男は 大変ですよ。」
「(中村) ですな!」
「(中村・福田) ハハハ。」
「(陽子) 子供を守るためだったら鬼にだってなりますわ。」
「(福田) おう怖!」
「(中村) ちょっと待ってくださいよ 須藤先生。
それじゃ まるで 私が好きで子供達を痛めつけてるみたいじゃないかね?」
それは違うな。違う違う!
いいかいね?私だって 代用とはいえ 教師です。
子供が嫌いな訳じゃねえんだ!
それに お偉方の面々が 鍛錬の視察に見えてですね
あの体たらくで どうするだい?
我々の責任問題になるんですよ。
そうですよね 校長!」
「(校長) ええ ええ…。」
「(中村) それにだ 須藤先生。
戦地に行ったら 一挙手一投足が 生きるか死ぬかの問題だ!
だから 今のうちに ちゃんとできるように 厳しく指導しとるだけの事です。
あの子のためでしょうが!」
「(陽子) それは 分かっています。申し訳ありませんでした。」
「(中村) いや 分かってくだされば結構。ハハハハ!
やりますか?」
「(福田) いきますか!」
「(中村) じゃ やりましょう。」
廊下に来て 陽子に手招きをする夏子
「(陽子) どうしたんですか?」
「(夏子) 教室へ行ってごらんなさい。」
「(陽子) えっ?」
「(夏子) あ 外からね そっと覗いて。」
教室の前に陽子が来る
「(圭介) 1! 2 3 4 5 6 7 8!
じゃ ミチオ 最初っからもう一回。」
ミチオと一緒に練習をする子供達
「(圭介) 1! 2 3 4 5 6 7 8!
2! 2 3 4 5 6 7!もう一回!」
陽子の目に涙が溢れる
「(圭介) 1! 2 3 4 5 6 7 8!
2!2 3 4 5 6 7 8!
よしよし もうちょっとだよミチオ。
最初の動きが遅くなければ きっと大丈夫!」
「(ミチオ) うん。」
「(圭介) いい? じゃあさ 体操の時 ミチオは俺の前だで。
俺が 後ろから声を出して教えるから そのとおりに動いて。な!」
「(ミチオ) 分かった。」
「(圭介) よし やってみるかい? ヒロシ 号令頼む。」
「(ヒロシ) 分かった。」
前に出て中村のまねをするヒロシ
「(ヒロシ) 貴様ら!」
「(圭介) まねはしなくていいよ。」
「(ヒロシ) そっか。」
(一同の笑い声)
笑いながら涙を拭う陽子
「(ヒロシ) そんじゃ屈伸!用意 始め!
1 2 3 4 5 6 7!」 「(圭介) 前 前 上 上 横 横!
8 9! 1 2 3 4…。」 下 下! 前 前 上 上!」
思わず拍手をする陽子
(拍手)
廊下を見る子供達
「(幹太) 陽子先生!」
「(一同) 先生!先生!」
「(陽子) すごいね!よかったねミチオ君 みんなの力だね。」
「(ミチオ) うん。」
「(陽子) うん。じゃあ みんなの健闘をたたえて 拍手!」
(拍手)
(小鳥の鳴き声)
晴れた空の下 桜の花びらが風に舞っている
教室
「(圭介) 起立!礼!」
「(一同) おはようございます!」
「(陽子) おはようございます。」
「(圭介) 着席!」
「(陽子) え~ まず今日は お知らせがあります。
来週から 家庭訪問を行います。」
(ざわめき)
「(陽子) はい 静かに!
え~ ですから おうちの人の ご都合のいい日を聞いてきてください。
それから順番を決めます。分かった?」
「(一同) は~い!」
「(陽子) みんなの おうちの人に会えるの 楽しみです。
でもね 先生も初めてだから ちょっとドキドキしてるの。
あ それから おうちの人に内緒にしている事があったら
今のうち先生に言っておかないと 全部喋っちゃうわよ。」
「(一同) え~?!」
放課後 校庭
「(子供達) 先生 さようなら!」
「(陽子) さようなら!」
<家庭訪問というのは 教師にとって本当に緊張する仕事なの。
特に新米にはね。もう ガチガチだったのをよく覚えてるわ>
幹太の家
「(幹太の母) 先生 どうぞ。よいしょ!どうぞ。」
「(陽子) あ… どうぞ お構いなく。」
「(幹太の母) いいえ 何もお構いできねくて 申し訳ねえです。」
「(陽子) いえ そんな。あの 幹太君は?」
「(幹太の母) あの バカが 面倒かけてすいません。」
「(陽子) そんな とんでもない。大好きです 私 幹太君の事。」
「(幹太の母) へえ?あのバカを。」
「(陽子) え?いえ 幹太君はいっつも明るくて 本当に楽しい子です。
私 本当にいろいろ助けられてるんですよ 幹太君に。」
「(幹太の母) あのバカに?ヘヘヘ。」
柱の陰から陽子に微笑む幹太
「(幹太の母) 先生 蜂の子は 嫌いかね? やっぱし お口に合わねかね?」
「(陽子) え?いえ いただきます。」
「(幹太の母) どうぞ。」
小皿に出された蜂の子をひとつまみし 口に運ぶ陽子
「(陽子) うん。おいしいです。」
「(幹太の母) フフフ!」
「(陽子) 私 蜂の子大好きなんです。」
「(幹太の母) へえ~ あのバカもだよ。なあ。
そう そんなに 蜂の子好きかね。
いっぺえ食べておくりや 先生。」
「(陽子) あ…。」
「(幹太の母) ほれ どうぞ!」
「(陽子) じゃ いただきます。」
「(幹太の母) どうぞ。」
<本当はね 蜂の子はちょっと苦手だったのよね。
でも 最初の一軒のひと言がまずかった>
別の家
「(生徒の母) 蜂の子の握り飯だ。」
「(陽子) ハハハ…。いただきます。」
笑顔でお握りを食べる陽子
「(陽子) おいしいです。」
別の家
「(生徒の祖母) 先生 腹いっぺえ食べておくりや。蜂の子御飯だで。」
「(陽子) ありがとうございます。」
道
歩きながら洋服の匂いを嗅ぐ陽子
「(陽子) 蜂の子の匂いがする。」
「(タケオ) よっ 陽子!お帰り。」
「(陽子) ただいま!」
「(タケオ) ほら!」
鍋に蜂の子御飯
「(陽子) どうしたの?」
「(タケオ) 蜂の子が好物だって 村中で噂だで。
ほいじゃ 母ちゃんが持ってけって。」
「(陽子) フフフッ!」
小学校
「(子供達) さようなら~!」
「(陽子) さようなら!」
廊下から教室を見る陽子
(泣き声)
「(陽子) どうしたの?ハナちゃん。
何で泣くの? ん?
これから一緒にハナちゃんのおうちに行くんでしょ?
泣いてたら 先生困っちゃうわ。」
「(ハナ) だって… だって。」
「(陽子) どうしたの?言ってごらん。」
「(ハナ) うち 貧乏だから。
だから うちには先生の好きな蜂の子がねえもん。」
「(陽子) えっ?」
「(ハナ) うちだけねえもん。」
(ハナの泣き声)
「(陽子) バカねえ。」
ハナを抱きしめる陽子
「(陽子) 大丈夫よ 大丈夫!ねっ!
ほらほら もう泣かないの。ねっ!」
ハナの家
板の間に敷いた筵の上に陽子が座っている
「(ハナの母) 先生 いつもありがとうごぜえます。
どうか ハナをよろしくお願いするじ。
この子は 先生の事が好きでたまんねえみてえで
毎日毎日 先生の事ばっか話してるんだよ。」
「(陽子) え…。」
陽子に微笑むハナ
「(ハナの母) うちは 本当に何もねくて 本当 すいません。」
「(陽子) あ… いえ そんな。」
「(ハナの母) これ…。これ… ちいとばかりだけんど… どうぞ。どうぞ。」
陽子の手のひらに ひとつまみの砂糖をのせる母親
「(陽子) いただきます。」
砂糖を指でつまみ 口に入れる陽子
「(陽子) 甘くておいしい。」
にっこり笑うハナ
<あの時の甘さは絶対忘れない。どんな高級なお菓子よりもおいしかったわ~>
貴様~!おめえがいる事で 全体が乱れるのが分からんのか!」
ミチオを庇う陽子に竹刀が振り下ろされる
「(中村) えい!」
「(陽子) うっ!」
気を失う陽子
♪~(オープニング・テーマ音楽)
宿直室
(生徒達の泣き声)
「(一同) 先生~!先生~!」
布団で目を覚ます陽子
「(陽子) どうしたの?みんな。」
「(ミチオ) 先生 ごめんなさい!」
「(陽子) どうしてミチオ君が泣くの?」
「(ミチオ) だって。」
「(ヒロシ) 先生 死んじゃったのかと思った。」
(生徒達の泣き声)
起き上がる陽子
「(陽子) 大丈夫よ 先生こんな事くらいで死んだりしないわよ。
それにね 先生 子供の頃から石頭なんだから。イタッ。」
「(一同) え~?」
「(陽子) あ~。」
後頭部にたんこぶができている
「(陽子) はい!たんこぶ 触りたい人。」
「(一同) は~い!」
「(陽子) ハハハ もう特別よ。じゃ 順番に並んで。
そっとよ そっと。」
「(幹太) はい。」
「(陽子) はい ほら。」
触る幹太
「(幹太) すげえ~。」
「(陽子) ね~ すごいでしょ。はい じゃ次の人。」
ミチオの手を取る陽子
「(陽子) ほら…。」
「(ミチオ) すげえ~!」
「(陽子) ねえ。えっ? ちょっと 何で 先生まで並んでるんですか?」
「(夏子) だって 私だって触りたいもの。」
(一同の笑い声)
「(陽子) 何 言ってるんですか。駄目です 大人は。」
「(夏子) え~ やだ!」
(笑い声)
「(陽子) 何ですか それはもう!ねえ?泣かないの。」
職員室
陽子が来る
陽子に近づく中村
「(中村) あの…。」
「(陽子) はあ…。」
「(中村) すいませんでした。あなたを殴るつもりじゃなかった。」
「(陽子) いえ… 私が悪いんですから。」
「(中村) そう。そうですよね。そうです。そうなんですよ。」
「(福田) しかし 須藤先生も なかなかの豪傑だいねえ。」
「(中村) ああ あまりにすごい形相で こっちの腰が引けてしまいましたからねえ。
鬼がやって来たのかと思いましたよ。」
「(福田) いや こりゃ お婿になる男は 大変ですよ。」
「(中村) ですな!」
「(中村・福田) ハハハ。」
「(陽子) 子供を守るためだったら鬼にだってなりますわ。」
「(福田) おう怖!」
「(中村) ちょっと待ってくださいよ 須藤先生。
それじゃ まるで 私が好きで子供達を痛めつけてるみたいじゃないかね?」
それは違うな。違う違う!
いいかいね?私だって 代用とはいえ 教師です。
子供が嫌いな訳じゃねえんだ!
それに お偉方の面々が 鍛錬の視察に見えてですね
あの体たらくで どうするだい?
我々の責任問題になるんですよ。
そうですよね 校長!」
「(校長) ええ ええ…。」
「(中村) それにだ 須藤先生。
戦地に行ったら 一挙手一投足が 生きるか死ぬかの問題だ!
だから 今のうちに ちゃんとできるように 厳しく指導しとるだけの事です。
あの子のためでしょうが!」
「(陽子) それは 分かっています。申し訳ありませんでした。」
「(中村) いや 分かってくだされば結構。ハハハハ!
やりますか?」
「(福田) いきますか!」
「(中村) じゃ やりましょう。」
廊下に来て 陽子に手招きをする夏子
「(陽子) どうしたんですか?」
「(夏子) 教室へ行ってごらんなさい。」
「(陽子) えっ?」
「(夏子) あ 外からね そっと覗いて。」
教室の前に陽子が来る
「(圭介) 1! 2 3 4 5 6 7 8!
じゃ ミチオ 最初っからもう一回。」
ミチオと一緒に練習をする子供達
「(圭介) 1! 2 3 4 5 6 7 8!
2! 2 3 4 5 6 7!もう一回!」
陽子の目に涙が溢れる
「(圭介) 1! 2 3 4 5 6 7 8!
2!2 3 4 5 6 7 8!
よしよし もうちょっとだよミチオ。
最初の動きが遅くなければ きっと大丈夫!」
「(ミチオ) うん。」
「(圭介) いい? じゃあさ 体操の時 ミチオは俺の前だで。
俺が 後ろから声を出して教えるから そのとおりに動いて。な!」
「(ミチオ) 分かった。」
「(圭介) よし やってみるかい? ヒロシ 号令頼む。」
「(ヒロシ) 分かった。」
前に出て中村のまねをするヒロシ
「(ヒロシ) 貴様ら!」
「(圭介) まねはしなくていいよ。」
「(ヒロシ) そっか。」
(一同の笑い声)
笑いながら涙を拭う陽子
「(ヒロシ) そんじゃ屈伸!用意 始め!
1 2 3 4 5 6 7!」 「(圭介) 前 前 上 上 横 横!
8 9! 1 2 3 4…。」 下 下! 前 前 上 上!」
思わず拍手をする陽子
(拍手)
廊下を見る子供達
「(幹太) 陽子先生!」
「(一同) 先生!先生!」
「(陽子) すごいね!よかったねミチオ君 みんなの力だね。」
「(ミチオ) うん。」
「(陽子) うん。じゃあ みんなの健闘をたたえて 拍手!」
(拍手)
(小鳥の鳴き声)
晴れた空の下 桜の花びらが風に舞っている
教室
「(圭介) 起立!礼!」
「(一同) おはようございます!」
「(陽子) おはようございます。」
「(圭介) 着席!」
「(陽子) え~ まず今日は お知らせがあります。
来週から 家庭訪問を行います。」
(ざわめき)
「(陽子) はい 静かに!
え~ ですから おうちの人の ご都合のいい日を聞いてきてください。
それから順番を決めます。分かった?」
「(一同) は~い!」
「(陽子) みんなの おうちの人に会えるの 楽しみです。
でもね 先生も初めてだから ちょっとドキドキしてるの。
あ それから おうちの人に内緒にしている事があったら
今のうち先生に言っておかないと 全部喋っちゃうわよ。」
「(一同) え~?!」
放課後 校庭
「(子供達) 先生 さようなら!」
「(陽子) さようなら!」
<家庭訪問というのは 教師にとって本当に緊張する仕事なの。
特に新米にはね。もう ガチガチだったのをよく覚えてるわ>
幹太の家
「(幹太の母) 先生 どうぞ。よいしょ!どうぞ。」
「(陽子) あ… どうぞ お構いなく。」
「(幹太の母) いいえ 何もお構いできねくて 申し訳ねえです。」
「(陽子) いえ そんな。あの 幹太君は?」
「(幹太の母) あの バカが 面倒かけてすいません。」
「(陽子) そんな とんでもない。大好きです 私 幹太君の事。」
「(幹太の母) へえ?あのバカを。」
「(陽子) え?いえ 幹太君はいっつも明るくて 本当に楽しい子です。
私 本当にいろいろ助けられてるんですよ 幹太君に。」
「(幹太の母) あのバカに?ヘヘヘ。」
柱の陰から陽子に微笑む幹太
「(幹太の母) 先生 蜂の子は 嫌いかね? やっぱし お口に合わねかね?」
「(陽子) え?いえ いただきます。」
「(幹太の母) どうぞ。」
小皿に出された蜂の子をひとつまみし 口に運ぶ陽子
「(陽子) うん。おいしいです。」
「(幹太の母) フフフ!」
「(陽子) 私 蜂の子大好きなんです。」
「(幹太の母) へえ~ あのバカもだよ。なあ。
そう そんなに 蜂の子好きかね。
いっぺえ食べておくりや 先生。」
「(陽子) あ…。」
「(幹太の母) ほれ どうぞ!」
「(陽子) じゃ いただきます。」
「(幹太の母) どうぞ。」
<本当はね 蜂の子はちょっと苦手だったのよね。
でも 最初の一軒のひと言がまずかった>
別の家
「(生徒の母) 蜂の子の握り飯だ。」
「(陽子) ハハハ…。いただきます。」
笑顔でお握りを食べる陽子
「(陽子) おいしいです。」
別の家
「(生徒の祖母) 先生 腹いっぺえ食べておくりや。蜂の子御飯だで。」
「(陽子) ありがとうございます。」
道
歩きながら洋服の匂いを嗅ぐ陽子
「(陽子) 蜂の子の匂いがする。」
「(タケオ) よっ 陽子!お帰り。」
「(陽子) ただいま!」
「(タケオ) ほら!」
鍋に蜂の子御飯
「(陽子) どうしたの?」
「(タケオ) 蜂の子が好物だって 村中で噂だで。
ほいじゃ 母ちゃんが持ってけって。」
「(陽子) フフフッ!」
小学校
「(子供達) さようなら~!」
「(陽子) さようなら!」
廊下から教室を見る陽子
(泣き声)
「(陽子) どうしたの?ハナちゃん。
何で泣くの? ん?
これから一緒にハナちゃんのおうちに行くんでしょ?
泣いてたら 先生困っちゃうわ。」
「(ハナ) だって… だって。」
「(陽子) どうしたの?言ってごらん。」
「(ハナ) うち 貧乏だから。
だから うちには先生の好きな蜂の子がねえもん。」
「(陽子) えっ?」
「(ハナ) うちだけねえもん。」
(ハナの泣き声)
「(陽子) バカねえ。」
ハナを抱きしめる陽子
「(陽子) 大丈夫よ 大丈夫!ねっ!
ほらほら もう泣かないの。ねっ!」
ハナの家
板の間に敷いた筵の上に陽子が座っている
「(ハナの母) 先生 いつもありがとうごぜえます。
どうか ハナをよろしくお願いするじ。
この子は 先生の事が好きでたまんねえみてえで
毎日毎日 先生の事ばっか話してるんだよ。」
「(陽子) え…。」
陽子に微笑むハナ
「(ハナの母) うちは 本当に何もねくて 本当 すいません。」
「(陽子) あ… いえ そんな。」
「(ハナの母) これ…。これ… ちいとばかりだけんど… どうぞ。どうぞ。」
陽子の手のひらに ひとつまみの砂糖をのせる母親
「(陽子) いただきます。」
砂糖を指でつまみ 口に入れる陽子
「(陽子) 甘くておいしい。」
にっこり笑うハナ
<あの時の甘さは絶対忘れない。どんな高級なお菓子よりもおいしかったわ~>
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テーマ:NHK 連続テレビ小説 - ジャンル:テレビ・ラジオ


コメント
はじめまして。
いつも楽しく拝見してます。
最近、文字サイズが小さいように感じますが、私だけでしょうか?
ちなみにスマホで見ています。
いつも楽しく拝見してます。
最近、文字サイズが小さいように感じますが、私だけでしょうか?
ちなみにスマホで見ています。
2011/05/20 (金) 17:51:23 | URL | するめ #4ARdecsc[ 編集 ]
ご訪問、ご愛顧ありがとうございます!!
> はじめまして。
> いつも楽しく拝見してます。
> 最近、文字サイズが小さいように感じますが、私だけでしょうか?
> ちなみにスマホで見ています。
う~ん。変えた覚えがないので、FC2側で何かされたのかな?
ちなみに、同じ内容のミラー
http://ameblo.jp/chablis/entry-10897601732.html
では、字が小さくなりますか?
※スマホを持ってないので、検証はできません。ご容赦。
> はじめまして。
> いつも楽しく拝見してます。
> 最近、文字サイズが小さいように感じますが、私だけでしょうか?
> ちなみにスマホで見ています。
う~ん。変えた覚えがないので、FC2側で何かされたのかな?
ちなみに、同じ内容のミラー
http://ameblo.jp/chablis/entry-10897601732.html
では、字が小さくなりますか?
※スマホを持ってないので、検証はできません。ご容赦。
2011/05/20 (金) 19:32:15 | URL | シャブリ #-[ 編集 ]
返信ありがとうございます。
遅くなりすみません。
ミラーの記事は無事見ることが出来ました。
こちらも見させていただきます。
遅くなりすみません。
ミラーの記事は無事見ることが出来ました。
こちらも見させていただきます。
2011/05/23 (月) 00:01:40 | URL | するめ #-[ 編集 ]

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